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更新日令和3(2021)年3月21日

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柏市教育委員会令和2年第10回定例会会議録

1.日時

令和2年10月29日(木曜日)
開会 午後2時
閉会 午後2時40分

2 .場所

沼南庁舎 501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

教育長 河嶌 貞
教育長職務代理者 牧田 謙太郎
委員 森 秀夫
委員 深田 恒子
委員 氏田 青津子

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

生涯学習部

生涯学習部長 宮島 浩二
教育総務課長 石田 清
文化課長 吉田 敬

学校教育部

学校教育部長 増子 健司
学校教育部理事 後藤 義明
教職員課長 杉浦 毅

指導課長 逆井 俊彦
児童生徒課長兼少年補導センター所長 須藤 昌英
教育研究所長 麻生 織江

事務局

教育総務課統括リーダー 渡会 美保
教育総務課統括リーダー 浦上 義史
教育総務課主査 関谷 正行
教育総務課主事 松岡 裕希

5.傍聴に関する説明

河嶌教育長
傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。
本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。

6.開会宣言

河嶌教育長
ただいまから、教育委員会令和2年第10回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和2年第9回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

生涯学習部長
それでは、初めにアの「市議会令和2年第3回定例会について」を、私と学校教育部長から御報告させていただきます。まず、生涯学習部分からです。
市議会令和2年第3回定例会は、令和2年9月4日に開会をし、同月29日に閉会をいたしました。私からは、市議会定例会における質疑並びに一般質問のうち生涯学習部所管分について、主なもの2点を御報告させていただきます。
1点目でございます。令和3年新成人のつどいについてでございます。令和3年新成人のつどいは、従来の3部制から5部制に変更が決まったが、その開催方法を選択した理由と今年度の成人式には何を期待するのかとの質問がございました。これに対しまして、コロナ禍の今、各自治体の動向を見ると会場に集合する形式での実施を取りやめる自治体もあるが、柏市では成人式について成人を機にこれまで支えてくれた方に感謝し、これまでの自分を見つめ直して新たな目標を立てたり、あるいは旧交を温め互いの未来を語り合う大切な機会であると考えていることから、できる限りの対策を行った上で式典を実施することとしたこと、集合形式での新成人のつどいを中止にせざるを得ない状況に至った場合などを踏まえ、あらかじめ収録していた映像を使い、インターネットで配信することも実施していくことを答弁しております。
また、今回の新成人のつどいに際して、新成人を中心とした柏市新成人のつどい実行委員会の考えたテーマは、「一陽来復」であり、「冬が去り春がくること」「悪いことが続いたあとで、ようやくよい方へ向かうこと」という意味を持っていること、柏市としても、このテーマの下、実行委員会を支援しながら、新成人が自ら未来を切り開いていくメッセージ発信の場となるように取組を進めていきたいと考えていることを答弁させていただきました。
2点目は、地域共生社会の実現についてです。教育福祉会館の耐震及び大規模改修事業が進んでいるが、現在の進捗はどうか。また、今回の改修で、施設面、運営面の双方において、どのような点が変わってくるのかとの御質問がございました。
これに対しまして、工期は令和2年11月13日竣工予定で進んでおり、令和3年1月中には一部を除き、貸出しを再開する予定であること、施設面では、耐震化を始め、多目的トイレやスロープの設置などバリアフリー対応を行っており、3階に総合受付を設けるほか、要望の多かった小規模会議室の増設などを行っていること、運営面では、教育福祉会館の果たすべき役割として、多様化する地域課題に対して、地域特性や資源を活用した取組を市民自らが行えるような体制づくりと、その担い手となる人材育成が重要であり、学びと実践がつながる場作りなど、館の名称どおり教育・福祉両部門が連携し、他部門とも柔軟に連携しながら進めていくことを答弁させていただきました。
生涯学習部所管分については、以上でございます。

学校教育部長
続きまして、学校教育部所管分について主だったもの2点について御報告いたします。
まず、1点目でございますが、児童生徒の心のケアについてでございます。休校期間中、休校明け、無理を重ねている子どもたちに対し、一人一人に寄り添う心のケアが重要だと考えるが、取組状況はどうであるか。また、心のケアについて、今後の課題として何が挙げられるかという御質問に対しまして、新型コロナウイルス感染症が長期化する中、学校生活においても制限され、心の健康が心配されるというところである。精神的に無理を重ねている児童生徒に対して、一人一人に寄り添い、組織的に困り事や悩み事等について、きめ細かにケアしていくことが重要であると認識している。また、心のケアについては、日常の観察から児童生徒のサインを見逃さないことが大切であることから、学校では、児童生徒の表情、また行動などの小さな変化を捉え、事態が大きくなる前に対応できるよう、担任のみならず学校全体で組織的に情報を共有し、個に応じた対応や支援を行っていると答えております。
また、特に、児童生徒の欠席が続いたり、心配な様子が見られたりするときには、電話連絡、家庭訪問、面談などを行うことで、保護者との連携を図っていると答えました。
また、必要に応じて、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど専門職、関係機関とも連携し、児童生徒の困り感や不安感を解消するための支援体制を整えている。特に、家庭の困窮を含む、養育能力に問題を抱えている場合には、スクールソーシャルワーカーが担任と一緒に家庭訪問を行うなど、緊急的な支援や見守りを行っていると答えております。
そして、課題としては、スクールカウンセラー、またスクールソーシャルワーカーが対応するケースが増加しているのでございますが、勤務形態、また配置状況など、限られた日数、時間の中で対応せざるを得ない状況がある。それが課題であるとしてお答えをさせていただいております。
次に、2点目としましては、GIGAスクール構想についてでございますが、大きく3点御質問がございました。
GIGAスクール構想の質問1点目ですが、タブレット端末の配備と必要な人員配置計画はどのように考えているのかという御質問に対しまして、柏市は、子どもの学習活動の一層の充実を図るため、全学年一括して、1人1台の端末、高速通信環境の整備を進め、これらに必要な予算を9月補正に計上していると答えました。
導入後の人員としましては、環境整備の初期対応として、端末へのラベリング、端末の動作確認マニュアルの作成を担う、GIGAスクールサポーターの各校への配置を計画している。また、実際の運用では、文部科学省が示しているICT支援員の増員を計画している。教員を対象とした導入前の研修、年間活用計画の作成、指導案の作成など、具体的に実践できる準備を行っていくと答えております。
GIGAスクール構想の質問の2点目としましては、学校を越えた遠隔授業、「外国人児童生徒への日本語指導」や「病気療養児への学習指導」等において、遠隔授業を導入し、きめ細かな指導を目指すことを提案するが、どのように考えているかとの御質問に対しまして、学校を越えた遠隔授業については、他校の児童生徒との交流を通して、多様な意見や考えに触れる機会を持ち、視野を広げて考えを深められる有効な手立てであると考えていると答えております。また、「外国人児童生徒への日本語指導」や「病気療養児への学習指導」においては、支援が必要な児童生徒等に対して学習機会を確保し、きめ細かな指導の充実の一助となる。今後は、1人1台の端末の活用方法について調査・研究を進めて、より効果的な運用ができるように努めていきたいと答えております。
GIGAスクール構想の3点目でございますが、手賀東小学校の実践から浮かび上がった課題は何か。また、ICT環境のない家庭への支援を含めて「柏市GIGAスクール」の進捗状況、今後の予定を教えてほしい。経験年数の多い教員の参画については、どう考えるかとの御質問に対しまして、柏市の研究指定校である手賀東小学校では、全家庭の協力によりWi-Fi環境が整い、教員及び児童のオンライン学習に必要なスキルも含め、学習を進めるための土台があった。そのため、リアルタイムでの双方向型のオンライン学習を取り入れた先駆的な取組を行うことができましたと答えております。
また、柏市内全校で双方向型のオンライン学習を取り入れるには、家庭環境の整備、教員、児童生徒のスキル向上の実現が大切である。1人1台の端末の整備等、必要な整備を今年度中に行うことと並行して、教職員の意識改革を図るため、事前研修などを実施していくと答えております。また、経験年数の多い教員の参画については、ICTに対する苦手意識が若手教員よりも強いことが懸念されるので、IT教育支援アドバイザーの増員を図り、より一層必要な支援を行っていくと答えております。
学校教育部としては、以上です。

生涯学習部長
続きまして、市議会令和2年第4回定例会の会期日程について御報告をいたします。
日程についてですが、お手元の資料のとおりでございますけども、招集日が11月27日金曜日で、議案等採決、最終日が12月18日金曜日の会期となっております。日程の詳細は、資料のとおりでございます。
教育長報告アについては、以上でございます。
次に、教育長報告イの「「柏de吹奏楽PARTY♪!2020」開催について」を、文化課長から御報告申し上げます。

文化課長
本年度は、無観客によります配信という形で実施いたしました「柏de吹奏楽PARTY♪!2020」について、御報告いたします。当日のダイジェスト動画というものが昨日完成いたしましたので、それを御覧いただくのが一番御理解いただきやすいと考えまして、この後、御覧いただきたいと思っております。
当日は、台風の影響も考慮しまして、予定していた高島屋屋上からではなく、屋内のアミュゼ柏クリスタルホールに会場を変更して実施いたしました。出演団体は、酒井根中、開智国際大学、市立柏高校の順で、演奏時間はそれぞれ約40分、各校6曲から13曲の合計28曲を演奏いたしました。
この企画はそもそも街中で通りすがりの人たちも含めて音楽を楽しんでいただくこと、そして、音楽を通じての交流、一体感、というものをテーマにしておりますので、人が集まらない程度の短時間ではありますが、柏駅周辺の4か所でサプライズファンファーレ、それから、それぞれの学校の演奏の合間にふだんから応援いただいております酒井根中のお母さま方や、校長先生、そして街のコロナ禍で頑張っていらっしゃる飲食店や高齢者施設と、オンラインでつなげるというそういった試みを実施いたしました。この辺りの様子を含めまして、ダイジェスト動画エンドロールを省略しまして、約2分半になりますけども、御覧いただきたいと思います。
(動画再生) 
以上になります。なお、この動画につきましては、今週日曜日11月1日からの配信予定です。このほかにも、資料にあります予告動画や当日の配信動画につきましては、現在も視聴が可能となっておりますので、お時間のあるときには御覧いただければ幸いです。

学校教育部長
次に、エの「第2回柏市いじめ問題対策連絡協議会について」を、児童生徒課長から御報告申し上げます。

児童生徒課長
私からは、令和2年度第2回柏市いじめ問題対策連絡協議会について御報告させていただきます。いじめ防止対策推進法第14条第1項及び柏市いじめ問題対策連絡協議会条例に基づき、10月20日に行いました。ただ、5月に予定しておりました第1回は中止となっておりましたので、実質第1回目ということになります。児童相談所、法務局、警察、医師、弁護士、臨床心理士、人権擁護委員、教育委員、学校関係者が出席し、いじめ防止に向けての協議を行うとともに、連携の強化を図りました。
会議は、公開で行いまして、報道関係者を含め傍聴者は1名でございました。
内容でございますが、令和2年度第1学期のいじめ状況の結果と、特にその中でこのコロナの中の子どもたちに対する偏見、いじめの防止について御説明申し上げました。
2つ目として、学校で起こり得るいじめの例について、これは、過去実際にあった例を幾つか組み合わせまして、一応解決済という形のものを組み合わせまして、その内容について専門的見地から御協議いただくという形になっております。特に前半の部分のコロナによるいじめ防止につきましては、子どもたちというよりも医師の委員からは、実際の保護者間の中で濃厚接触者等についてうわさとか、そういうことがやっぱり今回あったということもありましたので、今後、情報公開の関係でそういう該当の小中学校名については、公表はしていかなきゃいけないのでございますが、それによって子どもたちもそうなんですけども、保護者や地域の方々にも不安を取り除くような対策について検討していくということでお答えしております。
後半のいじめの事例につきましては、これを受けまして、いじめ対応につきましては、徹底した情報の共有と組織間の対応を市内全学校で共通理解、共通行動をしていくことを確認しました。いじめに関しましては、ささいなことも見逃さず、きちんと組織的なルートを経て速やかにトップである校長に情報が入ってくるのが最も重要でございます。そして、必ず組織としての意思決定がなされ、具体的なアクションを起こすことということでございますので、これは柏市全ての学校が同じレベルで実現できなくてはいけないと考えております。実際、先週の校長会におきましてもこれについてはお知らせをして各学校の方でさらに子どもたちを見守るということでお願いしております。
今や、いじめは法律レベルで扱うものとして定着しておりますので、これはとても大きな変化でございますけれども、以前に比べまして、今後もその変化に対応していかなければならないと考えております。法を理解して法に基づいて、法に照らしながら進めていく、これいわゆる法令遵守ということが出てきますけれども、これで学校を縛り付けるというのではなく、例えば、今般もいじめがあった場合に、学校が保護者への情報共有についても丁寧にしていかないと、子どもたちの間では、一応対応は終わっているのですが、その後、保護者間の中で事態がこじれるということが散見しておりますので、そういう意味でいきますと法令を無視したやり方ではなく、先ほど申し上げましたように丁寧な形で、各学校に対応を指導してまいりたいと思います。
また、関連いたしまして今月9日に県のスクールロイヤー活用事業で、牧田委員には柏の葉中学校におきまして1年生生徒全員に自他の人権の大切さについて憲法など法律の視点を通して、身近ないじめ、人権を侵害することになることについて伝えていただきました。いずれにしましても、いじめの背景としまして、児童生徒の発達の課題、虐待や貧困等の困難な家庭環境もありますので、そのことによる不安や葛藤がきっかけとなって、いじめは、加害者にも被害者にもなるということでございますので、特別支援、あるいはスクールソーシャルワーカーとの連携についての検証を行ってまいります。具体的には、来月の生徒指導主任が集まる連絡協議会がございますけれども、そこの中には、佐藤香代弁護士に来ていただきまして、「学校における法の理解」という題名で講演をしていただきたいと思います。当初、民生委員、主任児童委員の出席も検討しておりましたが、まだコロナ禍がありますので、生徒指導主任とスクールソーシャルワーカーが一緒にグループワークも含めてしたいと考えておりますので、また有意義な研修になりますように、してまいりたいと思います。以上でございます。

学校教育部長
教育長報告は、以上です。

質疑等

深田委員
児童生徒の心のケアというところで、心配な様子が見られたりするとき、電話連絡や家庭訪問、面談などを保護者との連携を図るということなんですけれども、全保護者ときちんと連携が図れているのか、中には保護者が学校や行政をシャットアウトしてしまう場合もあるかと思うんですけれども、そういうケースのときはどのような対応をしているのでしょうか。

 児童生徒課長
この令和2年度、ここまでに特にスクールソーシャルワーカーの対応ケースにつきましては、300件近いということで、12人のワーカーがいますので、平均しますと30ケースぐらいそれぞれ抱えて対応していただいておりますけれども、なかなか児童生徒や保護者と、まずはもちろん担任が学校として連絡を取るわけでございますが、なかなか取りづらいということもあった場合に、SSWが入って対応していただけるということも多々あります。その場合、関係機関と連絡を取りまして対応をしております。児童生徒、保護者と信頼関係を構築し、連絡が取れるようになることは、正直かなり大変な面もありますけれども、時間がかかっても少しずつ進めていくということでございます。今のところ全くどこの機関としましても、SSWを通しましても、連絡が取れないということはございませんが、なかなか登校の部分については、難しい面がありますので、また丁寧に対応していきたいと考えております。

氏田委員
学級経営アドバイザー、これ多分私は初めて聞いたんですけども、柏市独自の取組ではないかなと思います。まだ、今回はコロナ禍でどうなのかなというところはあるんですけれども、今現在のこの学級経営アドバイザーの配置状況とか、どういうときにどういうようなアドバイザーとして、これは学級経営に係るという内容でよろしいんでしょうか。そこら辺を聞きたいと思います。

児童生徒課長
学級経営アドバイザーにつきましては、昨年度まで生徒指導アドバイザーということで、名前が変わっておりましたが本年度、学級経営アドバイザー11名を派遣しております。元校長ばかりでございますが、小学校26校、中学校は今5校ですね。ただ、勤務関係もありますので、どうしても各学校週1回か2回ということで、毎日ではないんですが、1回指導したことをまた1週間置いて見に行くという形が多く見られます。主に、経験の浅いいわゆる講師でございます。教員免許は持っているのでございますが、正式には採用されていない講師、それから採用されていますが、今、生徒指導の力を見て、不足している教諭に対しまして、指導援助を行っております。
学級経営というアドバイザーでございますので、学級経営の中でポイントを押さえた指導、それから保護者の対応、それから場合によっては、校内研修会の中でこの元校長でございますので、いろんなアドバイスをさせていただいているということでございます。今、半年以上たった中でやっぱり各学校の中で共通としてこういう部分がやっぱり学級経営については大事だというポイントが見えてまいりましたので、11名のアドバイザーの方に月1回集まっていただいているんですが、その中の対応事例みたいなものを少し整えつつありますので、まとまり次第、また若い先生方、若い講師の指導に使えるように今準備を進めているところでございます。

氏田委員
ありがとうございます。ということは、いわゆる講師には普通、初任者研修だと先生が付くんだけど、付かない先生に対するアドバイスも入っているということですか。

児童生徒課長
それが、8割の力の入れどころでございます。

氏田委員
本当にうらやましい限りだなと思うんですけれども、ということは、元校長先生ということは、学校に対するアドバイスもできるということですか。

児童生徒課長
もちろん、朝と昼は校長室に寄った場合に、校長の相談をやるんですけど、それも多く受けていると聞いております。

氏田委員
派遣の要請は、これは学校長が行うということですか。

児童生徒課長
そうでございます。年度当初から、途中で変わる場合がありますが、それは、大分よくなってきた場合に違う所ということで、少し配置換えをする場合がありますが、一応1年間を通してということで。

氏田委員
なるほど。ありがとうございます。これが、あまり行くようであれば学級がうまくいってないということだろうと思うので、少ないことを願いますが、こういう人員配置をしていただけるというのは本当にありがたいことではないかなと思います。

牧田委員
今の氏田委員の御指摘そのとおりだと思っていまして、やはり1年目の初任者の方には、初任者研修ということで校長先生を経験された方が御指導くださるようなシステムになっていますけど、それが解かれて2年目になると、なかなか全部一人で急には難しいと思いますので、適宜、大事に至る前に相談できる体制というのは、やっぱり大事かなと思っていますので、予算の許す限り積極的に配置してもらいたいなと思っています。
あと、先ほど、御紹介いただきました柏の葉中のお話を簡単にさせていただきますと、10月9日に千葉県のスクールロイヤーの立場として柏の葉中さんにお邪魔いたしました。先ほど、御紹介いただきました憲法の基本的人権を踏まえて、いじめ問題を考えるということと、あと法律がどうなっているかということでいじめ防止に関する法律であるとか条例を紹介しながら、実際の損害賠償とか、あとはさまざまな刑事事件であるとか、少年事件になったらどうなるかということを含めてお話をいたしました。生徒さんたち非常に熱心に聞いていただきまして、かなりやり手としても手応えがあったと思っております。
千葉県のスクールロイヤー制度ですね。本当に大分皆さんの学校の方に活用していただきまして、私も含めて弁護士チームは、たくさん派遣の実績があります。非常に関心の高いところですので、これからも是非活用していただきたいなと。なかなかふだん法律関係の人間が話をするというのは、おそらくないかと思っていますので、違った視点でいじめ問題であるとか人権問題を捉え直すいい機会だなと思っていますので、ぜひ、活用していただきたいなと思っております。

森委員
今の牧田委員のお話と関わるんですけども、牧田委員におきましては、スクールロイヤー制度でお話しいただきありがとうございました。それとあと先ほど、児童生徒課長から生徒指導主任会議においても佐藤弁護士さんですが、新しくお呼びして学校における法律の視点についてお話しいただくということです。その前にも、いじめのことで、共通理解、共通行動をして、法令遵守を促して、取り組んでいきたいという話がありましたけれども、なかなか教職員の皆さん、法的な部分というのは、教員採用試験であるとか受けるときには勉強をされると思うんですが、その後なかなか詳しく勉強する機会がないと思いますので、こういった機会をできるだけ多く今後も増やしていただいて法令遵守について知識を高めていただけたらいいなと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

河嶌教育長
それでは、これで教育長報告を終わります。

9.議事

河嶌教育長
続いて議事に入りますが、本日は、審議する議案はございません。

10.協議 

ア 次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定
教育委員会 令和2年第11回定例会

日時 令和2年11月26日(木曜日)
開会 午後1時30分
場所 沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

河嶌教育長
続いて、来月の行事予定についてお願いします。

生涯学習部長
生涯学習部の方からは、特に御説明させていただく事項はございません。

学校教育部長
学校教育部としましては、3点御説明の方をさせていただきたいと思います。11月の7、8日、土日になりますが、技術・家庭科作品展、県民プラザで行われますので、まずこれが1点。2点目としましては、11月18日水曜日、アミュゼ柏で行います乳幼児保健懇話会40周年記念式典兼研修2)ということでこちらが2点目。3点目としましては、先ほど報告とも重なる部分がございますが、11月28日の土曜日、柏市中学生によるいじめ防止サミット、これにつきまして御説明をさせていただきたいと思います。所属長の方から御説明させていただきます。

 指導課長
まず初めに、11月7日土曜日、8日日曜日の2日間で行われます第47回柏市小中学校技術家庭科作品展、さわやかちば県民プラザを会場に9時半から16時の時間で開催をいたします。
これは、市内小中学生が授業中に作成をしました作品を展示するものです。昨年度は、県民プラザが閉鎖されておりましたので、南部クリーンセンターを会場に実施をし、約1、200点の作品を展示し、1、258名の来場者がありました。今年度は、コロナ禍での開催となるため、各学校からの出品数を例年の半数程度に縮減をいたしまして、また来場者には、ヘルスチェックシートの提出を求め、会場では、3密防止などの感染対策を行いながら、開催をしたいと思っております。是非足を運んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。

教育研究所長
11月18日に行われます乳幼児保健懇話会記念式典について御説明いたします。お配りしましたチラシを御覧ください。
懇話会は、柏市内幼稚園、保育園、こども園の乳幼児の保健衛生に寄与することを目的に創立された会です。本式典は、会の創立40周年を記念して開催いたします。式典後は、2時45分から日本小児科医会理事の内海氏を講師としてお招きし、「スマホ社会の落とし穴~子どもたちのために大人がすべきこと~」の題目で記念講演を行います。幼稚園、保育園だけでなく学校にも参加への案内をしているところです。

児童生徒課長
続きまして、11月28日、中学生によるいじめ防止サミット、これは例年行っておりますけれども、今年度につきましては、集まってということは避けるという形で、ZOOMによるオンラインでの実施としたいと思います。市内小中学校21校より各学校2名の生徒、1名の教職員、それから柏市PTA連絡協議会より代表の方ということでオブザーバーで参加していただいております。
内容につきましては、先ほど委員からありましたように、法的な解釈ということは大事でございますので、こちらのひなげし八幡法律事務所の國松里美様に御登壇いただきまして、法令的な解釈プラス、事前に今、子どもたちの方から身近に見たいじめの事例について、アンケートを取っております。そのアンケートにつきまして、こういういじめは、こういうふうな形で人権侵害あるいは、いじめにつながっていくということを、お答えいただく形で授業という形でした後、また意見交換ということで、中学生も意見交換を考えております。今年はオンラインでやって、その内容につきましては、各学校で今度は全校集会とかいう形で内容を各学校に周知したいと思っております。

河嶌教育長
月間行事予定について、何か御質問ございますでしょうか。
そのほかに何かございますでしょうか。
 

12.閉会宣言

河嶌教育長
それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。
閉会とします。
ありがとうございました。

お問い合わせ先

所属課室:教育総務部教育総務課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:

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