更新日令和6(2024)年3月12日

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令和5年度第5回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会会議録

1.開催日時

令和6年2月1日(木曜日)午前10時~12時

2.開催場所

柏地域医療連携センター1階研修室

3.出席者

委員(敬称略)

須田仁、中山宙久、堀田きみ、山名恵子、井部泰子、狩野宏樹、吉野一實、渡部昭、﨏久美子、平野清(以上10名)

事務局等

健康医療部理事(吉田 みどり)

健康医療部次長兼高齢者支援課長(宮本 さなえ)

健康政策課長(大西 佑作)

地域包括支援課長(恒岡 真由美)

健康増進課長(浅野 美穂子)

地域医療推進課長(梅澤 貴義)

福祉部次長兼指導監査課長(渡邊 浩司)

福祉政策課長(虻川 純子)

柏市社会福祉協議会事務局長(山下 嘉人)

4.配布資料

事前配布資料

資料1 第9期における保険料の設定について(PDF:1,336KB)(別ウインドウで開きます)

資料2-1 第9期柏市高齢者いきいきプラン21最終案(PDF:7,748KB)(別ウインドウで開きます)

資料2-2 第9期柏市高齢者いきいきプラン21パブリックコメントの実施結果について(PDF:461KB)(別ウインドウで開きます)

資料3 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について(PDF:606KB)(別ウインドウで開きます)

資料4 第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について(答申)(PDF:138KB)(別ウインドウで開きます)

資料5 次第(PDF:131KB)(別ウインドウで開きます)

当日配布資料

当日資料 委員名簿(PDF:82KB)(別ウィンドウで開きます)

     差し替え資料2-1 第9期柏市高齢者いきいきプラン21最終案(PDF:821KB)(別ウインドウで開きます)

5.議事(概要)

(1)第9期における保険料の設定について

(高齢者支援課から、資料1「第9期における保険料の設定について」に沿って説明)

(吉野委員)

2040年を想定して計画を進めていると思うが、今回の保険料の5,800円は中長期的に見て妥当な数字なのかを伺いたい。急激に高くならないよう、保険料を安く抑えようとしているように見えるが、これは2040年から逆算したときに問題はないのか。基金も随分と底をついてきてしまっているが、いかがか。

(事務局)

柏市の場合は、介護保険料の利用者数や給付費を毎回精査して保険料を設定している。柏市の被保険者が想定よりも介護給付費を利用しなかったため、第6期、第7期は財政調整基金を使わずに済んだ。一番理想的なのは、3年間の期間のうち、1年目で基金を少し積み立て、2年目で程よい収支となり、3年目で1年目に積み立てた基金を使って収支の帳尻を合わせることだと思う。ただ、今後は給付費の急増が見込まれるため、今回は全ての基金を使わない方向である。給付費の急増を抑えるため、フレイル予防や介護予防などさまざまな施策を打ち出し、できる限り健康寿命を延ばしていただく取り組みを頑張っているところである。もう少し保険料を高く設定すれば、基金を積み立てることもできるが、市民の皆様からご理解いただける範囲でないといけないので、今回はこのように設定させていただいた。また、柏市は他の近隣市に比べると基金の積立額が多い状態であるため、今回はしっかりと基金を活用させていただいたというところである。

(吉野委員)

17段階、18段階の人は国基準を上回って、高所得者が柏市から出ていくといった問題にならないよう、しっかりとやっていただきたい。

(須田会長)

収支は3年間でプラスマイナスゼロになるのが1番いいが、柏市においては黒字になっていた。これは事業を制限していたわけではなく、事業を行った結果であって、保険料を安くするために事業量を減らすということが1番よくないことと考えている。

(2)第9期柏市高齢者いきいきプラン21パブリックコメント実施結果について

(高齢者支援課から、資料2-1「第9期柏市高齢者いきいきプラン21最終案」、資料2-2「第9期柏市高齢者いきいきプラン21パブリックコメントの実施結果について」に沿って説明)

(渡部委員)

資料2-1、21ページ「日常生活圏の設定と状況」について伺いたい。生活圏が1つ増えて21になっているが、前回はそれぞれのところに人口などが記載されていたり、小圏域の特徴とまとめがあったり、比較して見やすいと感じた一方で、今回は少し見づらいと感じている。例えば、地域支援の状況というのが今回なくなっているが、これは見やすいので続けた方がいいのではないか。どのように考えてまとめたのか伺いたい。

(事務局)

8期では、巻末に小圏域別の特徴を2ページ割いて1つずつ紹介させていただいたが、今回は同じような現状分析をホームページで公開したいと思っている。今回、本冊には載せていないが、地域によって特性がかなり違うことが多いので、その分析結果の公開に向けて準備を進めているところである。

(渡部委員)

もう少し詳しく伺いたい。

(事務局)

8期では、初めて地域ごとの分析を細やかにしてみたが、量が多く、冊子が分厚くなってしまった。地域の方に活用いただくことが大事だと考えているため、今回は本冊に載せることはしないが、ホームページで掲載させていただきたいと考えている。

(渡部委員)

高齢者がホームページを見るであろうか。地域包括支援センターに行けば、8期のようなことはすぐ分かるようになっているのか。

(事務局)

今、整理をしており、出来上がり次第、地域包括支援センターにも共有させていただく。

(渡部委員)

少しぐらい分厚くなっても、他に無駄を省けるところがあるのではないかと個人的には思っている。

(平野委員)

全体を読んだが、細やかに記載されており、かなり進んでいるなと感じた。柏市は健康なお年寄りが多いが、公正公平に介護認定をきちんとやっている。介護認定の度合いが低いことが基金を貯められた要因かもしれないが、今回やっと活用できるということで非常に頑張ってくれたと感じている。

(堀田委員)

保険料について伺いたい。78ページに見込みが書いてあるが、訪問介護や、通所介護は年々上がっていっている一方で、例えば、定期巡回型、地域密着型サービスは、毎年同じになっている。この差をどのように読み解き、解釈したらいいのかが分からない。増やさなくていいのか、あるいは、増やすことができないということなのか。

(事務局)

地域密着型の定期巡回については、例えば、令和5年度の実績値が1億9,000万円程度である。8期の実績値が載っていないので見比べづらいが、今回、プランに掲載しているのが3億5,000万円程度で、金額自体は上がっている。定期巡回に関しては、利用者数も今年度に80名程度を見込んでおり、来年度以降の9期の期間中は150名程度を見込んでいる。

(事務局)

補足として、地域密着型サービスについては、種類によっては定数が決まっている。例えば、小規模多機能型は、利用定員数が定められており、かつ、市が必要な数と、公募をして事業者を選定して初めて新しい事業所ができるという仕組みになっている。そういったものについては、急に伸びるということはなく、ある程度、総量を市でコントロールしている。そのため、伸びがないように見えますが、将来の利用者数などを想定して必要数を制限しているサービスのため、定員数があまり変わっていないということである。

(堀田委員)

この表に実績値が入っていると見やすいと感じるが、実績値は他のページで分かるのか。

(事務局)

2023年度はまだ期間中のため、記載はできないが、34ページに実績は載せている。

(堀田委員)

在宅サービスという形でまとめて書いていただいているが、サービスごとの記載があると見やすいかと思う。

(須田会長)

2023年度が出ないので、これが精一杯なのかもしれないと思う。3年間の実績はここでは出てこないので、恐らく、次年度の分科会で報告されるかと思う。

(堀田委員)

資料の89ページについて、内容が空欄になっている。地域密着型サービスで、サービスの概要を書いていただいているが、具体的にはどのことかわからないのではないか。具体的に名前が言えないとしても、どこかがわかるような愛称を入れるだけでも、とてもわかりやすくなると思う。

(吉野委員)

62ページの個別避難計画について伺いたい。柏市内には福祉避難所があるが、この図には印がない。新聞報道などを見ると、避難を求めて殺到すると機能しないと報道されているが、能登半島地震などもあった中で、このように検討するだけで終わってしまうのはいかがかと少し引っかかっている。

(事務局)

能登半島地震を見ていても、あれほど大規模な災害が起きてしまうと被災地の中にある福祉避難所がどれだけ機能できるのかというのは本当に難しいと思う。支援の必要な方については、避難場所をあらかじめ定めておくことが必要と感じている。福祉避難所となるべき施設に、例えばショートステイで利用しているとか、そのような関係性がある方が身を寄せやすいと思う。そういった意味でも、個別避難計画の作成は重要なことだと考え、今回このように載せている。

(須田会長)

各事業所はきちんと機能するBCPを作る必要がある。これは防災関係なので、防災計画の中で福祉部門と防災が連携して、大きな防災計画を作っていただくしかないと思う。特別養護老人ホームが被災して避難するのに、バスの手配ができるのかどうかといった話から考えていかなければならないし、職員を派遣するにしても、県外からどのように手配するかなど、ぜひ検討を進めていただきたい。

先ほどの実績値に関しての対応は難しいと思うが、他にご意見がなければ、諮問を受けたプランの最終案として、こちらを承認したいと思うが、いかがか。

【異議なし】

(3)指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

(指導監査課から、資料3「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」に沿って説明)

(吉野委員)

(2)協力医療機関等の連携体制の構築で、医療機関を定めることを義務付けるということだが、努力義務でいいのではないか。協力病院は必ず開設したときなど、指定をもらえるが、ベッドを確保するためには、何百万、何千万と払わないと確保できない。救急車を呼んでも、すぐにベッドを確保できないのが実態である。たらい回しはやむを得ないという状況なので、義務化というのは厳しいのではないか。

(渡部委員)

コロナ禍で4年施設運営をやっていると、医療機関というのは施設に対して不親切だと感じる。協力医療機関、嘱託医は監査があるため、契約はするが、実態はなかなかうまくいかないので、職員も非常に困っている。医療法人を母体に持っている施設は別だが、そうでない限りは連携するのは難しい。

(事務局)

今回の国の省令改正の趣旨は、高齢者の救急搬送やコロナ対応を踏まえて改正されたものだと思うが、実際は連携が難しいというところもあるかと思う。今回、3年間の経過措置を設けられ、その期間は努力義務ということになっているため、現場の声を聞きながら、連携体制がどうあるべきかを考えながらやっていければと考えている。

(平野委員)

コロナのときは特にそうだが、病院側もコロナ患者に手を回さないといけないため、人手が足りないなど、色々な状況があった。隔離の問題もあって、最初はうまくいかなった。資料を見ると、入院施設があるところと連携するようにと書いてあるが、柏市はそこまで多くないので、病院を増やすなど検討が必要だと感じる。今度、市立柏病院が建て替えをするが、施設が大きくなるとスタッフも増えると思うので、そこで対応できるようになればいいかと思う。

(事務局)

医療と介護の連携で(ア)、(イ)、(ウ)をある程度分担して、入院機能のないクリニックの先生たち、訪問などを中心にやられている先生たち、看護師さんたちなど、様々なネットワークで連携を図ることが重要になってくるだろうと思っている。新型コロナで情勢が変わってしまったが、関係性を再構築しなければならない時期であると思っている。ここについては、行政も連携しながら、改めて医療と介護の連携体制を組み立てていくことが求められていると捉えている。

6.答申について

(須田会長)

特に異議がなければ資料4「第9期柏市高齢者いきいきプラン21の策定について(答申)」のとおりとするが、いかがか。

【異議なし】

(須田会長)

それでは答申に移ります。

高齢者健康福祉専門分科会会長から健康医療部理事に答申書を手渡した。

7.傍聴人数

3名

8.次回開催日程

未定

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部高齢者支援課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

電話番号:

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