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柏市では、これまでに「柏市バス交通網整備計画」(平成18年(2006年)8月)を策定し、誰もが移動しやすい市域を目指して、公共施設等へのアクセス向上と公共交通空白不便地域の解消を図るため、移動手段の確保に努めてきました。
しかし、「柏市バス交通網整備計画」策定から10年が経過し、高齢化の進展に加え、市街地の一部ではバス路線の利便性低下が見られるようになってきました。一方で、柏の葉地区をはじめとする北部地域や、沼南庁舎周辺及び道の駅しょうなんといった東部地域におけるまちづくりの進展に伴い、柏市の社会状況は大きく変化し、「柏市バス交通網整備計画」で求めてきた交通のあるべき姿と将来必要とされる交通に齟齬が生じつつあり、新たな交通計画が必要となっています。
また、平成28年度(2016年度)から平成37年度(2025年度)を計画期間とした「柏市第五次総合計画」では、将来都市像である「未来へつづく先進住環境都市・柏~笑顔と元気が輪となり広がる交流拠点~」の実現方策のひとつとして、都市機能や居住の適切な立地の誘導に取り組むこととしています。
加えて国では、今後のまちづくりは、高齢化社会の到来を踏まえ、「コンパクト(立地適正化計画)+ネットワーク(地域公共交通網形成計画)」の考えで進めていくことが重要としています。
これらの背景を踏まえ、「いつまでも、いきいきと暮らせるまちづくり」の実現に向け、立地適正化計画と連携しながら柏市内の公共交通を再編すべく、新たに「柏市地域公共交通網形成計画」を策定しました。
この計画では、今後の超高齢社会に対応したまちづくりを目指し、5つの基本方針「地域状況に応じたバス路線への再構築」「交通モード間の円滑化の推進」「高齢者等に配慮した交通環境の構築」「中心市街地活性化に向けた公共交通と自動車の共存」「公共交通の利用促進」を定めており、今後、これらの具現化に向けた取組みを進めていきます。
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