更新日令和6(2024)年3月4日

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令和5年度第3回柏市交通政策審議会地域公共交通部会会議録

1開催日時

令和6年2月1日(木曜日)午前11時10分から午前12時20分

2場所

上下水道局 401・402会議室

3出席者

委員(会場出席15名、WEB出席2名)

会場出席者:藤井委員、宮崎委員、知久平委員、高橋豊顕委員、間宮委員、吉﨑委員、中嶋委員、松丸委員、平塚委員、星委員、松本委員、永田委員、阿部委員、髙橋直資委員、中野委員

WEB出席者:太田委員、髙橋直人委員

欠席者:伊東委員、小林委員

事務局

土木部交通政策課 坂齊次長兼課長 他9名

4傍聴者

1名

5議題

(1)柏市地域公共交通網形成計画の改訂について

(2)コミュニティ交通導入の手引きについて

6議事要旨

(1)柏市地域公共交通網形成計画の改訂について

資料4に基づき、事務局より説明を行った。主な質疑は以下のとおり。

【宮崎委員】

 現在あけぼの山農業公園周辺に住んでいるが、我孫子駅まではバスが1日28本もあり便利だが、北柏駅へは本数が少なく不便である。10数年前からの課題であり、北柏駅に向かう住民は困っているため、他自治体やバス事業者と連携し解決してほしい。具体的には、北柏駅から布施新町を通って我孫子駅に行く路線を考えて頂けると嬉しい。

 

【事務局】

 我孫子方面は多くのバスが運行されている一方、北柏方面はかなり本数が限られていることは承知している。運転士不足も顕著化している中で、できる範囲でご検討頂くということになるが、ご意見の内容は東武バスに共有させて頂く。

 

【松丸委員】

 21ページの「ユニバーサル社会に対応した交通環境の構築」の中で、柏地区はユニバーサルデザインタクシーの導入率が22.7%と、東京などと比べると低い状況だが、介護士資格を持ったヘルパードライバーも有用であり、柏市内にもいる。ハード面だけでなく、介護士有資格ドライバーの数も評価指標として検討してほしい。

 

【事務局】

 ソフト面での指標という観点は持っていなかった。データがあれば提供いただきたい。

 

【松丸委員】

 データはない。調査して頂く必要がある。

 

【藤井部会長】

 ユニバーサルデザイン車両の整備率を上げることはもちろん大事だが、乗降介助できる場所がない。車椅子対応の車両だという認識は広がってはいるが、スロープを出す空間がなく、手を挙げても停まってくれないとクレームになってしまう例もある。安心してスロープを出せるような場所を自治体としてフォローアップしていくことも、次のプラスアルファーの視点として必要になってくる。住宅地であれば近隣公園の駐車スペースを活用するなど色々方法はあるので、数字だけ増やすのではなく、活用上の課題にも目を向けて取り組んでほしい。短期的な解決は難しい側面もあるので、計画全体の枠組みの中で検討してほしい。

 

【藤井部会長】

 短期施策として具体的に動き出すことは感覚的に受けとめられたかなと思う。事務局には説明にあったとおりパブリックコメントを行ない、市民の意見を聞いた上で計画を固めてほしい。また、一部修正が生じる場合は私の方で確認し一任いただければと思う。

 

【委員一同】

異議なし

(2)コミュニティ交通導入の手引きについて

資料6及び7に基づき、事務局より説明を行った。

【阿部委員】

 非常に嬉しい。意欲を持ってスタートしたが廃止しなければならないといったことがないよう、継続条件についてはあまりぼかさず最初からしっかりと提示してほしい。

 

【藤井部会長】

 私が関わっている中では、市原市で、住民協議会でデマンド交通を運行しており、事務局として動くと大変だが、地域の方々が代替わりしながら10年以上続いている。負担については、トータル金額2分の1補助といった考え方を持っているので、国の補助等で地域負担ゼロのところもあれば、町会費で運行経費補助をしている地域もある。県内でも様々なアプローチの取組があるので、参考にしてほしい。

 行政がこのような手引きを作ると、地域主体で頑張れるところは頑張れるが、高齢化率が高すぎて住民主体のやり方が成り立たないところも出てくる。そういったところは公共交通として運行する、福祉的な側面からも評価するなど、きっちりと線引きするのではなく地域事情を考慮して幅を持たせる形で検討してほしい。

 

【松丸委員】

 コミュニティ交通の継続性で重要なのはやはり収支率。利害関係者にも少し運賃の負担をしてもらえないか。例えば買い物支援タクシーの場合、毎週スーパーにお客様を乗せてお連れするので、スーパー側にもメリットがある。スーパーにも負担してもらう事例があるようなので、工夫していただきたい。

 

【藤井部会長】

 重要な観点である。静岡県内では、サポーター制度という形で、商店街や小売店が千円買上で200円のサービス券を配る、地域の企業から賛助金を得て運行経費に充てるといった取組がされている。事例はあるので働きかけが重要である。

 

【中嶋委員】

 既存交通との役割分担が重要だと思う。4ページで、既存バスと重複する経路は設定できないとあるが、異なる経路であっても、複数箇所バス停が重複するようなものは避けていただきたい。

 

【事務局】

 具体的に示していきたいので、表現の仕方を別途ご相談させていただきたい。

 

【藤井部会長】

 市民の方にわかりやすいよう、交通事業者と相談しながら検討を進めてほしい。

 一部修正はあるかと思うが、引き続きの展開を委員の皆様にはご了解いただけるか。

 

【委員一同】

異議なし

 

【藤井部会長】

 それではどんどん前に進めていただくようお願いする。

関連ファイル

資料1_次第(PDF:47KB)

資料2_柏市交通政策審議会地域公共交通部会名簿(PDF:143KB)

資料3_座席表(PDF:39KB)

資料4_柏市地域公共交通網形成計画の改定案について(PDF:38,890KB)

資料5_柏市地域公共交通計画(案)(PDF:45,611KB)

資料5-1_柏市地域公共交通計画(案)訂正表(PDF:358KB)

資料6_コミュニティ交通導入の手引きについて(PDF:1,467KB)

資料7_コミュニティ交通導入の手引き(案)(PDF:1,139KB)

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所属課室:土木部交通政策課

柏市柏255番地(柏市役所分庁舎1-1階)

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