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更新日令和5(2023)年9月7日
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令和5年度第1回柏市交通政策審議会地域公共交通部会会議録
1 開催日時
令和5年8月3日(木曜日)11時00分~12時10分
2 場所
上下水道局庁舎 4階 401、402号室
3 出席者
委員(出席17名)
本会場出席者:藤井委員、宮崎委員、知久平委員、高橋豊顕委員、間宮委員、小林委員、吉崎委員、平塚委員、星委員、松本委員、永田委員、阿部委員、髙橋直資委員
WEB出席者:伊東委員、中嶋委員、太田委員、中野委員
欠席者:松丸委員、髙橋直人委員
事務局
柏市交通政策課
4 傍聴者
なし
5 正・副会長の選出
松本委員より正・副会長の提案があり、会長を藤井委員、副会長を星委員とすることで承認された。
6 議題
(1) 柏市地域公共交通網形成計画の進捗状況の報告
(2) 柏市地域公共交通網形成計画の改定方針
(3) とねっこタクシーの継続運行について
(4) やよいタクシーの運行開始について(報告)
7 議事要旨
議題1. 柏市地域公共交通網形成計画の進捗状況の報告
資料3、4に基づき、事務局より説明を行った。主な質疑は以下のとおり。
【間宮委員】
短期施策Eについて、増尾駅前のロータリーのベンチは柏市が設置したものだと知らなかった。てっきりバス会社さんがベンチを設置したものかと思っていた。
今回、この報告を受けて初めて知ったので、とても良いことをしているのだからもっとPRをした方が良いと思う。
【阿部委員】
現在、柏市内には町会・自治会が296町会ある。それぞれの地域において様々な事情があるが、特に南部地域を中心に公共交通網がない,不便に感じる地域もある。是非「とねっこタクシー」のようなものが他地域にも広げられればと思う。
ついては、地域によって、バス路線が全くなかったり、あっても機能していなかったりと事情は様々だが、交通手段について住民が主体的に考えられるようなガイドラインを早く策定してもらえるよう望む。
【事務局】
公共交通がない地域の方にヒアリングしたところ、今は自家用車に乗れるが、5年後10年後は運転できるか不安なのでバスが欲しいといった声をいただくことが多い。
今後、本当にバスが必要となる時期までタイムラグがあるため、今後、地域の方が困った際に気軽に市にご相談いただけるような環境づくりとして、ガイドラインを作成していきたいと考えている。
【阿部委員】
一点補足で、特に南部地域は松戸市・流山市と行政区が入り組んでいるため、必ずしも足が柏に行くとは限らない。その点も考慮してガイドラインを作成してほしい。
【藤井部会長】
ジャンボタクシー、カシワニクルの話があったが、現在は順調に利用者数が回復してきている。
ジャンボタクシーのルート変更を行ったことに対して、時間当たりどのくらい乗客数が変化したのか、また運行区間の遅延時間などについても記録した方が良いと思う。
カシワニクルについて、他の自治体でも似たようなデマンド交通はあるものの、運行経費に対しての運賃収入の割合(収支率)が20%を切る自治体が非常に多い。
現在のカシワニクルの利用者数が1万1千人、運賃も(運行エリアによって異なるが)300円~500円で、運行経費が約1、300万円ということを考慮すると単純計算で収支率が30%近いと思われる。
そう考えるとカシワニクルの年間目標利用者数の1万2千人というのは、現段階で事務局が考える目標値となる収支率の数値なのか、
また、エリアによって300円と500円の運賃設定があるが、運行エリアを拡大した際にタクシー事業者としては運行時間が増えるため収支率が下がってしまうのか、1㎢あたりどのくらい利用者増につながるか等、他の自治体にはないデマンド交通の効果が顕在化し始めているので、是非そのあたりを丁寧に示していただけると良いかと思う。
議題2. 柏市地域公共交通網形成計画の改定方針
資料5に基づき、事務局より説明を行った。主な質疑は以下のとおり。
【藤井部会長】
計画改定の基本的な考え方として、新型コロナによる新しい生活様式への対応が挙げられている。他自治体でも、新しい生活様式を計画に組み込む際、どのように目標設定すればよいか様々な議論が行なわれているところである。柏市においても、上位計画との兼ね合いもあると思うが、計画改定の際にはぜひ検討いただきたい。
【伊東委員】
この計画の改定にあたってはどのように事業者選定を行うのか。
【事務局】
先日、プロポーザル方式にて業者選定および契約を行い、ランドブレイン株式会社に受託することとなった。
【伊東委員】
その際、パブリックコメントを行うこととなっいているが、交通事業者へのヒアリングも行うのか。
2024年問題も控えており、交通事業者の状況も加味しなくてはならないので、そのあたりを市としてどのようにサポートできるのか、また持続可能な地域公共交通の確立をしていくのか検討した方が良いと思う。
【事務局】
交通事業者へのヒアリングは行う予定で、交通事業者の現状も把握しつつ計画を改定していきたいと考えている。
【吉﨑委員】
「運転手」というワードが出てきたが、我々の業界では「ドライバー」や「運転士」を用いるため今後はそちらの方で統一していただきたい。
議題3.とねっこタクシーの継続運行について
資料6に基づき、事務局より説明を行った。主な質疑は以下のとおり。
【知久平委員】
弥生町会は隣の町会であるが、やよいタクシーについて存じていなかった。弥生町・八幡町は買物が困難な地域。そこでこのような取組が行われていることはとても素晴らしいことなのでもっとPRしてほしい。近所のお年寄りにも紹介したいなと思う。
【藤井部会長】
とねっこタクシーの仕組みを他自治体に紹介する機会が増えてきた。
ぜひ、事務局には公共交通空白不便地域の市民に対する施策を継続してほしい。
また、地域主体の移動手段を導入したいという申し入れがあったときにどう対応するかといった課題も出てくるかと思う。
今後、市全体のバランスを見ながら検討を進めていくとともに、とねっこタクシーとやよいタクシーについては、利用ニーズに合ったかたちでの運用を、運行継続を意識して取り組んでいってほしい。
議題4.やよいタクシーの運行開始について(報告)
資料7に基づき、事務局より説明を行った。
関連ファイル
資料3_柏市地域公共交通網形成計画(短期施策)の進捗状況一覧(PDF:619KB)
資料4_柏市地域公共交通網形成計画(短期施策)の進捗状況(PDF:1,996KB)
資料5_柏市地域公共交通網形成計画の改定方針(PDF:1,147KB)
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