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高齢者肺炎球菌予防接種の実施
1.定期接種
対象者
予防接種を受ける日において、柏市に住民票がある以下の1または2に該当する方
- 65歳の者
- 60歳以上65歳未満で心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能障がいで身体障がい者手帳1級相当の者(予防接種を実施するために予診票が必要となりますので、事前に健康増進課へお問い合わせください)。
※過去に肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を接種したことがある方は、予防接種法で定められた定期接種の対象者にはなりません。
接種期間
柏市に住民票があり、65歳の間(66歳の誕生日の前日まで)
接種場所
柏市予防接種指定医療機関または千葉県内協力医療機関(外部サイトへリンク)
※原則として、指定の医療機関で予防接種を受けていただきますが、病気療養などの理由によりやむを得ず千葉県外で予防接種を希望するかたは、事前に健康増進課へお問い合わせください。手続きに1か月程度かかりますので、余裕をもってお問い合わせください。事前に申請なく接種した場合には、任意接種となり、費用の払い戻しはありません。詳しくは、「千葉県外で予防接種を希望される方へ」をご確認ください。
費用
自己負担3,000円(ただし、接種日当日に接種対象に当てはまるかた)
(補足)生活保護受給者は、事前に生活支援課で「保護受給証明書」を受け取り、柏市予防接種指定医療機関に提出した場合に自己負担が免除されます。
(補足)市内に住所を有する中国残留邦人の方は、本人確認証を持参した場合、窓口での被接種者の支払いは不要です。
受け方
65歳の誕生日を迎えたかたに随時、個別通知(封書)を行います。接種を希望する医療機関に問い合わせの上、郵送した「予診票」と「健康保険証」を持参することで予防接種を受けることができます。
【令和6年3月7日以降柏市に転入された方へ】
二重接種を防ぐ為、令和6年3月7日以降柏市に転入された方は、個別通知(封書)の郵送は行いません。
転入前の自治体で高齢者肺炎球菌の接種を受けていない方は、「予診票」を郵送いたしますので、健康増進課(04-7128-8166)までご連絡ください。
2.肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌は、のどや鼻に入る細菌で、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎を引き起こします。また、成人肺炎の25~40パーセントを占めており、特に高齢者での重症化が問題になっています。
3.予防接種の効果
肺炎球菌には約90種類の型があり、そのうち成人でも病気を起こしやすい23種類の型に対して免疫をつけることができます。全ての肺炎を予防するものではありません。接種してから免疫(抗体)ができるまで、およそ3週間かかります。
1回の接種で、健康な人では少なくとも5年間は効果が持続すると言われています。
4.注意事項
次の方は予防接種を受けることができません
- 明らかな発熱を呈している方(体温が37.5℃以上の方)
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 予防接種等で、ひどいアレルギー反応やショック状態を起こしたことが明らかな方
- その他、医師が予防接種を行うことが不適当な状態と判断した方
次の方はかかりつけ医とよくご相談ください
- 心臓血管系の疾患、じん臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
- 予防接種で接種後2日以内に発熱の見られた方及び全身性疾患等のアレルギーを疑う症状を起こした方
- 過去にけいれんを起こしたことがある方
- 過去に免疫不全の診断がされている方及び近親者に先天性免疫不全の方がいる方
- ワクチンの成分に対してアレルギーを起こす恐れのある
予防接種を受ける前の注意
- 予防接種について、十分に理解・納得した上で接種を受けましょう。気にかかることや、わからないことは、医師や健康増進課にお問い合わせください。
- 予診票は接種できるかどうか判断する大切な情報です。基本的には接種を受けるご本人が責任をもって記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
予防接種を受けた後の注意
- 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)と連絡が取れるようにしておきましょう。
- 接種当日はいつも通りの生活をしてかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けてください。接種当日の入浴については差し支えありません。ただし、注射したところをこすらないでください。
- 接種後に発熱したり、接種した部位がはれたり赤くなったりすることがありますが、一般的にその症状は軽く、通常は数日中に消失します。
- 接種した部位が痛みや熱をもってひどくはれたり、全身のじんましん、繰り返しの嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱などが現れたら、ただちに医師(医療機関)の診療を受けてください。
- 副反応などで診察を受けた場合の医療費は、健康保険扱いとなります。
5.副反応
接種後に、注射を受けた部位がはれたり、痛んだり、ときに軽い発熱が見られることがありますが、通常1~2日のうちに治ります。筋肉痛、だるさ、違和感、寒気、発熱、頭痛症状が現れる場合もありますが、いずれも軽度で2~3日で消失します。
1回接種したことがある方が短い間隔で再接種すると、副反応が強く出ることがあります。必ず、5年以上の間隔をあけてください。
6.健康被害救済
定期接種により引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済の対象になります。その因果関係を専門家の審査会で審議し、認定された場合は市町村より医療費等の給付が行われます。
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