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セアカゴケグモ
セアカゴケグモはおとなしく攻撃性はありませんが、誤って触れると人を咬む恐れもあります。メスには毒があります。絶対に素手で捕まえたり、触らないよう注意してください。
駆除するには、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏み潰す等の物理的な方法でも構いません。
咬まれたときは、速やかに医療機関で受診してください。その際、できれば殺したクモを病院へご持参ください。
セアカゴケグモとは
セアカゴケグモはオーストラリアを原産とする特定外来生物であり、日本古来には生息していないクモでしたが、平成7年に大阪府で発見されて以来、関西地方を中心に生息範囲が拡大していることが確認されており、令和元年5月現在、全国でも44の都道府県でセアカゴケグモを含むゴケグモ類が発見されています。千葉県では18市町内で発見されており、柏市では平成27年10月1日に初めて発見されました。
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メス(背側)
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メス(腹側)
提供:環境省
特徴
- 毒をもつのはメスのみで、オスは無害です。
- 成熟したメスの体長は約7~10mm。
全体が光沢のある黒色で、腹部背面に目立った赤色の模様があります。 - オスの体長は約4~5mm。
腹部背面は灰白色で、中央に縁取りのある白い模様があります。 - 攻撃性はなくおとなしいですが、触れると咬まれることがあるので注意が必要です。
生息場所
日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物のあらゆるくぼみや穴、裏側、隙間に巣を作ります。
例)側溝の内部、フェンスの基部、花壇のブロックの内部、プランターの底、室外機の裏など。
セアカゴケグモとジョロウグモとの違い
市にはジョロウグモをセアカゴケグモと誤認して通報するケースが多くなっていますが、ジョロウグモは日本固有の生物でかまれたとしても人体に重大な影響は与えません。
セアカゴケグモ |
ジョロウグモ |
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全体像 | (PNG:89KB) | (JPG:56KB) |
模様 |
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体長 |
7~10ミリメートル |
17~30ミリメートル |
生息場所 (巣を作る場所) |
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人の顔の高さほどの木の枝 等 |
咬まれた時の人体への影響 |
重症化した場合は嘔吐、発熱 |
重大な影響は与えない |
- ジョロウグモのメスの体長は17~30mmなのに対しオスは6~13mmとメスの半分以下です。
- 腹部は幅の狭い楕円形で歩脚は細長く、メスの腹部には幅広い黄色と緑青色の横縞模様があるのが特徴で、腹部下面に鮮やかな紅色の紋があります。オスはメスに比べて小さく、色も褐色がかった黄色に濃色の縦じまの複雑な模様となります。
- 生息場所は人の顔の高さほどの木の枝付近で巣を張り、地面など低いところを好むセアカゴケグモと違いが有ります。
発見したら
- 素手で捕まえたり、触らないよう注意して駆除し、市役所にご連絡ください。
- 一匹でも見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
- 駆除するには、殺虫剤を噴霧する、熱湯をかける、靴で踏み潰すなどがありますが、側溝に近い場所で魚毒性の高いピレスロイド系の殺虫剤等を使用する際には、周辺環境に配慮してご使用ください。
- 屋外で作業する場合は、普段から軍手など手袋を着用するようにしてください。
次のリンクまたはQRコードから市に通報することができますので、ご活用ください。
目撃情報の通報フォーム(LoGoフォーム)(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
咬まれたら
- 咬まれた直後は局所に軽い痛みを感じるのみですが、次第に痛みが増し、腹痛や胸痛が起こることがあります。
- 通常は、数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
- 咬まれた場合は、すみやかに医療機関にご相談ください。
- 重症化した場合は嘔吐、発熱、高血圧、頻脈、進行性の筋肉麻痺など神経毒による全身症状が生じるため、医療機関において抗毒素血清による治療が必要です。
- 咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へご持参ください。
関連リンク(より詳しく知りたい方へ)
- セアカゴケグモの生息場所、注意点等の詳細は下記、環境省、千葉県のホームページで解説されていますのでご覧ください。
- セアカゴケグモにご注意を(千葉県ホームページ)(外部サイトへリンク)
- セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!(環境省ホームページ)(外部サイトへリンク)
問い合わせ
郵便番号:277-8505
住所:柏市柏5丁目10番1号
部署:柏市役所環境部環境政策課
電話番号:04-7167-1695
ファクス:04-7163-3728
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