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柏市景観アドバイザー会議発足10年を記念し、景観配慮を行っているとした物件を紹介する。
柏市景観アドバイザー会議の審議に挙がった物件で、景観への配慮について検討が行われている物件。
平成14年4月1日~平成23年10月30日
柏市景観アドバイザー会議による審査で9件を候補として選定
柏市都市景観デザイン委員会による審査で7件を選定
委員会コメント
柏駅西口の顔として存在感が有り、既存本館も併せて、デザイン性に優れ、シンボル的建物となっている。また、存在感はあるが、広告類を抑えて、自己主張は少なく好感が持てる。夜の景観も良い。西口ペデストリアンデッキも一体的に緑化。デッキ下部も緑化により、良い空間を創っている。建物の中が全て見えるのはいかがか、という意見もあったが、人の動きが判るのも良いという意見も同様にあった。人の活動が、街の賑わいを作り出せるよう、今後にも期待を寄せる。
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委員会コメント
ゼロからの街づくりであり、人工的な街としては質の高いの出来となっているように感じた。複数街区のデザインコントロール、電線が地中化され、まとまった色彩計画が美しく、一体デザインされた緑、重層的な植栽も評価できる。一方、人の賑わいはこれからとなるが、街の成長が楽しみである。今後、これからの住民参加で進められることを期待する。
委員会コメント
小規模だが引き締まった街角景観を作り出している。街自体は建設中だが、単体で遠くから見てもデザイン的にスマートでサインも景観に配慮されている。曲線を使うなど外観の工夫が感じられ、更には屋上緑化など、緑化も行っている。全体の緑化ボリュームをより上げられると効果的。一方、個性的な形状であるので、まちの中の建物として調和し、評価されるようになることを期待する。
委員会コメント
団地の再整備であり、従来よりも高密度化する。しかし、空間のゆとりがあり、ランドデザインが良い。保存樹、地被類、低木、高木の重層な緑化を演出。駐輪場の屋根緑化など新しい手法を取り入れている。緑と同様に建物も一部保存も検討して欲しい。環境に対する配慮を見える化しており、歩いて楽しい団地になっている。新しい世代が入り易い街であるが、子供の声・賑わい、高齢化対応などの取り組みなどは、まだこれから。今後に期待したい。
委員会コメント
景観法施行前の景観に対する取り組みによる事例。多くの緑を取り入れ、並木とベンチを配するなど、駐車場を感じさせない工夫をし、好感が持てる。1階に植栽や樹木で緑が確保されていて、街の景観を補填している。コーナー部のシンボルツリーが、広告優先になってしまっている。壁面緑化は、1階だけでなく上部へ連続させてはどうかなどの意見もあったが、今後の景観配慮する点を考える際にも一役担った。できるところから配慮を行っており、評価する。
委員会コメント
子どもの施設らしく、明るく清潔で暖かみを感じられる色彩計画と低層で幅広なのに圧迫感が抑えられた、シンプルな形態デザインに好感が持てる。周辺の豊かな環境を、校庭や建物内部へ取りこめていない部分はあるが、子ども達の作り出すこれからの賑わいが楽しみ。現状の建物を評価する観点だけではなく、植栽の成長と利用する人がどのように評価するかも今後の参考にしたい。
委員会コメント
複雑な機能を良くまとめている。スッキリしたデザインが好印象で、行き易い雰囲気もある。外部空間に少し考慮の余地があると思うが、近隣の体育館や文化会館より、親しみ易い印象がある。周囲の公共施設群が全体で統一感が取れるようになると良い。大木の植栽は評価できる。駐車場と園庭に触れられる緑が配置できれば良いなど、今後の期待を含めたコメントもあった。
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