更新日令和6(2024)年3月28日

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かしわリクルート-採用ブログvol.8-

みなさん、こんにちは。人事課採用担当の伊藤です。

年度末の事務も重なり、ブログ更新が遅くなってしまいました。申し訳ございません…!

春試験について、3月22日(金曜日)まで申込み受付期間でした。お申込みいただいた方、ありがとうございます!

同時に、4月1日(月曜日)に行われる入庁式の準備を進めております。

採用される方全員が一堂に会すること、服務の宣誓※を行い、まさに「柏市職員になるとき」のため、入庁式は特別なイベントになるかと思います。

※服務の宣誓…柏市職員服務宣誓条例により、職員として職務に従事する前に宣誓書の提出を行うもの。

 

私にとっても緊張する場面ですが、スムーズに入庁式、配属を行えるよう準備してまいります!

前回のブログで少しお話ししていた2月9日の業務説明会は、無事に実施できました。ご参加いただいた方、ご協力いただいた方、ありがとうございました!

業務説明会

配線が上手くいかなかったり、投影資料が上手く表示されなかったりといった小さなトラブルはありつつも、なんとか終えることができました。

何より、当初から目標としていた「自分自身が説明会を楽しむ」ということを達成できたので、また一つ成長できたと感じています!

 

第8回目のテーマについて

今回のテーマは、「部長インタビュー」です。

令和5年度より、職員の定年が60歳から65歳に引き上げられました。令和13年度までは段階的な引き上げを行います。定年延長に伴い、役職定年制(管理監督職勤務上限年齢制)が導入され、管理職の職員は60歳に到達した次の年度から非管理職となります。

カシワークや今までの採用ブログでは若手職員の登場が多かったのですが、その職員の上司はどんな人なのか少しでも知ってもらえれば、より「働くイメージ」が付くのでは?と思いました。

そこで、今年度末でいわゆる「役職定年」を迎えられる総務部長にインタビューを行いました!

 

飯田総務部長について

昭和62年4月1日 柏市役所へ入庁

社会教育部市民文化会館、経済部商工課、企画調整課等へ配属された経験があります。

平成29年度から企画部長、令和4年度から総務部長として勤務されています。

部長プロフィール

採用試験を受けたきっかけは、些細なこと

―そもそも、柏市役所に入庁した理由は何だったのですか?―

部長笑顔

実は、民間企業から内定をもらっていたんだよ。だけど、そこに就職すると電車通勤だったんだよね。満員電車をできれば避けたいという気持ちがあって。

当時は11月くらいに市役所の採用試験をやっていたのだけれど、たまたま広報かしわで柏市役所の採用試験を知ったんだよね。通勤も楽になるしいいかなというような軽い気持ちで受験したら合格したんだよ。

民間企業のほうは作業服採寸とかも済んでいて、入社ギリギリで内定辞退の連絡をしたから、怒られちゃったんだけどね。笑

 

―最初の配属先について、辞令を見てどのように思いましたか?―

同期がほとんど本庁舎に配属なのに、自分だけ出先機関(文化会館)だったんだよね。

入庁前に、配属先の希望を提出したような気もするけれど、市役所の仕事なんて全然分からなかったから「どこでもいいです」みたいな回答をした記憶があって。それでで飛ばされたのか?と思ったりしたなあ。笑

インタビュー

―文化会館では、どんな仕事をしていたのですか?―

管理担当として、文化会館の施設管理、施設利用料の請求等の業務をしていたよ。

夕方開催される催し物もあるため、「待機する時間」があるような仕事だったんだよね。

他の同期が様々な仕事をしている中、施設管理が主な業務だったから、自分は知識や経験が足りないのではないかという漠然とした焦りみたいなものがあって、待機時間には例規集※1を片っ端から読んでいたよ。

※1 例規集…柏市の条例・規則・規程などをまとめた本のこと。現在はシステムからの検索が主流となっており、柏市ホームページにも公開されている。

【追記】

私は、自身の業務に関連する規則を調べることはありますが、例規集全体を読んだことはありませんでした。

なかなか硬い文章なので読むのは少し大変ですが、各課の業務を把握するきっかけになるかもしれませんね。

人事課が行う研修等の中で、分かりやすく柏市という組織を知れるような機会を設けられたら、と考えています。

 

―入庁してすぐの時期、思い出などはありますか?―

係長に「今やっている仕事が市役所の仕事全てではない。色々経験したほうがいい」と言われていて、わりと好きにやらせてくれたんだよね。

当時、財政課が「財務会計の手引」についての研修を4月下旬に行っていて、庶務を担当している職員が受講するものだけど、係長に勧められて私も受講することになって。

自分の週休日である月曜日に開催されたことを、今でも覚えているよ。笑

普段庶務関係の事務を担当していないというのが理由というのも分かっているけれど、研修を受けた感想は、「全く理解できない」だったね。

5月になって、文化会館はゴールデンウィークも出勤だから、その振替でゴールデンウィーク後の平日がしばらく休みだったんだよね。どこか出かけるにも同期は連休を満喫して仕事に戻っているタイミング。

やることがないなと思い、その時間を使って財務会計の手引(※2)を読破しようと考えたんだよ。読んでみると、研修の内容や法律に通ずるところがあり勉強になったね。

あくまで自分の例だけど、文書と財務については、どの部署でも必要になる基本的な知識だから、早めに習得しておくと働くうえでいいと思うよ。

―部署をまたいでも必要となる知識や心構えについては、入庁した後に行われる採用職員研修で基本を学ぶことになります。学んだことを生かすイメージを持って受講いただけると、より良いかもしれませんね!

インタビュー2

※2 財務会計の手引…柏市の会計制度、伝票事務についてまとめたもの。これを基に伝票の起票等を行う。

【追記】

ちなみに私は、入庁1年目のゴールデンウィークは1日20時間くらい寝て過ごしました。笑

指導担当者が付いて、所属全体でとっても丁寧に指導いただきましたが、当時は右も左も分からぬ新社会人。どうしても仕事中は気が張っているのか、睡眠時間がとても長くなりました。半年くらい経って、少しずつ慣れていきました。(とはいえ、同期から今も昔もよく寝る子だよね。と言われます。趣味が睡眠です。)

 

「横のつながりの大切さ」を感じたこと

―その後も様々な仕事を経験されたと思いますが、ご自身で考える、キャリアのポイントとなったことはありますか?―

砂川美術工芸館立ち上げというミッションのため、平成7年7月1日(年度途中)に文化課へ異動したんだよ。当時の助役(※3)から、年度内にオープンするよう指示があったため、かなりタイトなスケジュールで対応しなければならなかったんだよね。

※3 助役…今でいう副市長のこと。平成19年4月1日から地方自治法の改正により助役にかわって副市長が置かれるようになった。

毎日22時くらいまで仕事をして、仕事納め後の年末も出勤したかなあ。おかげで、平成8年2月にオープンすることができたんだよ。

―毎日遅くまでの残業で、かなり大変だったのではないですか?―

もちろん大変だったんだけど、その分、得るものも大きかったと感じているよ。

動かそうとする物事が大きければ大きいほど、横のつながりがいかに大切かということを会得したかなあ。

例えば、工芸館の施設面で資産管理課へ相談事項があったり、条例制定があったため行政課とやり取りしたり、お金の動きがある事業のため財政課へ連絡したりということが発生していたんだよ。

文化課だから文化課だけで仕事をしているわけではないということを身をもって経験したね。

ちょうどこの年に主査試験(※4)の受験ができる年で、仕事が忙しく勉強する暇もないので諦めようとしたんだけれど、当時の上司からの勧めもあり…結果的にすごく忙しい年になったのは間違いないね。笑

よく「地図に残る仕事」はやりがいがあるというけれど、美術工芸館立ち上げというまさに「地図に残る仕事」をやり遂げたため、とても達成感があったね。そのうえ、この時経験したことについては、今の仕事の進め方の基礎になっているなあ。

※4 主査試験…職層3級(主任)から4級(主査)へ昇格するための選考試験のこと。現行の制度では、選考試験合格による昇格と、在職年数による制度昇格がある。

 

―入庁前は配属先の希望が特になかったということですが、その後はご自身の希望の部署などあったのですか。―

毎年自己申告制度があるけれど、私は実は一度も提出したことがないんだよね。自身の適性については、働きぶりを見て周りが決めることだと思っていたからね。あとは、自分で希望して行った場合、イメージと実際の仕事にギャップがあったり、「希望して行った」というレッテルのようなものが少し怖かったという気持ちもあるんだよね。笑

私自身がそのような考えだから、反対にやりたいことがある職員は勇気があると思うよ。

今思えば、見てくれる人はちゃんと見てくれていると思うタイミングが何度かあったから、与えられたミッションをきちんとこなしていけるといいんじゃないかなぁ。

答弁する部長

 

3月の議会にて総務部の質問に答弁する部長

 

 

【追記】

現在は、時間外勤務の上限時間が設定されており、恒常的な長時間労働は心身に支障をきたす恐れがあるため、避けるべきかと思います。そのうえで、プロジェクトや行事を行うために、組織が一丸となって進めるタイミングがあります。(例:選挙やコロナ対応など)全員が経験することではありませんが、そのような経験をしている職員は、「多くの学びを得た」と振り返る人が多い印象があります。

部長の視点から、お伝えしたいこと

―柏市で働くことについて、部長が考える「推しポイント」は何かありますか?ー

そうだねぇ…。やっぱり、地域手当のこともあるから、特別区に比べると給与面では劣ってしまうけれど…。

天気予報や、道路の経路案内標識等でも、「柏」という文字はよく見かけるよね。自分が働いている地名が世に出ていることには誇りを感じているかなあ。

柏の葉や柏駅前の再開発など、未来にかけてのビジョンがあって、「生きている、動いているまち」と感じるんだよね。可能性を秘めているまちで、市政に携わることができるのはやりがいになると思うんだよね。

 

―これから採用試験を受験しようか考えている人に、お伝えしたいことはありますか?ー

公務の仕事は、分かりやすい「売上」がないことや、外からの評価が分かりにくい仕事でもあるんだよね。

そんな中でも、懸命に働く中で市民の方からの感謝の言葉をいただくなど、モチベーションにつながるタイミングがある仕事。

そういった性質の仕事がいいという人も、よくないと感じる人もいるものだとは思うから、公務の仕事を知り、魅力を感じていただけたらうれしいね。

【追記】

地域手当を含めた初任給は、自治体間比較の中でも数字で示されているため、分かりやすく比べられます。そのうえで、ライフプランを考え、「今後どのような暮らしをしたいのか」(勤務地・通勤時間・生活環境など)という面で検討する中で、柏市を選択肢に含めていただけますと幸いです。

 

業務説明会(部長)2月9日の業務説明会も、実は部長が会場の後ろから見守られていました。

 

―部長には、採用試験の面接官を担当していただいた場面もありました。4月に入庁する方々へメッセージをお願いいたします。ー

受験を考えている人へのメッセージとも少し被るところはあるけれど、公務員になるからには、公務員にしかできない仕事に魅力を感じてほしいな。何か1つでも見つけられると、その先の道が開けるのではないかと思ってるよ。

これから勤務するみなさんには、魅力を感じて、自分の中でこだわって仕事ができると、公務がより楽しくなるのではないかと思うよ。

―部長は採用予定者ガイダンスや、内定者の方とのやり取りについても、常に気にかけてくださいました。

令和4年度に総務部長になってから、面接等を担当した令和5年度と令和6年度入庁の方々については、やっぱり思い入れがあるんだよね。

何なら、令和5年度に入庁した方の最近の様子を知りたくて、面談とかを考えたこともあったよ。部長が急に現れたらびっくりするだろうからと止められちゃったんだけどね。笑

 

―飯田部長、お忙しいところインタビューにお答えいただき、ありがとうございました。そして2年間、大変お世話になりました!

部長写真部長と並んで写真を撮るという、貴重な機会をいただきました。

今後の掲載予定について

今年度中(すなわち明日)に、1年間の振り返りを掲載する予定です。

本来であればもう少し余韻を持たせてから最後の掲載をしたかったのですが…ギリギリになってしまいました。12月は師走ですが、3月は採用担当が走っている月かもしれません。

ランニング伊藤は瞬発力がないので、短距離より長距離派です。

年度末はおそらく、忙しく過ごされている方が多くいらっしゃるかと思います。

気温差も激しい時期のため、どうぞご自愛ください!

次回以降もお楽しみに​​​​​​

お問い合わせ先

所属課室:総務部人事課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎2階)

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