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かしわリクルート -採用ブログvol.3-
みなさま、こんにちは。
総務部人事課採用担当の伊藤です。
採用ブログでは、2回目の登場です。どうぞよろしくお願いいたします。
8月1日に、大学の業務説明会に参加した写真です。
レイソルユニフォームは、自分だけだと目立ちます・・・。慣れません。
第3回目となる今回のブログテーマは、「担当で取り組む仕事と、全庁で取り組む仕事について」です。
市役所で働くと、配属部署の仕事に加え、時事的な課題について、全庁をあげて取り組むことがあります。
実際に私が行った仕事のエピソードを交えながら、お話していきたいと思います。
柏市役所へ入庁して
私は平成28年4月に、柏市役所へ入庁しました。初めの配属先は保険年金課でした。国民年金について、毎日少しずつ仕事を覚えました。
初めての「全庁をあげての仕事」を行ったのは、平成28年7月10日執行の、参議院議員通常選挙でした。
選挙に行ったことがある方はご存知かもしれませんが、各投票所では受付係、名簿対照係、投票用紙交付係などがいます。朝7時から、夜8時までの投票所運営に従事します。現在は本部との連絡に携帯電話を使用していますが、当時は黒電話を使用していました。黒電話で通話しているのを初めて見て、感動したのを覚えています。
その他にも、以前は紙の名簿から選挙人を探していましたが、現在はバーコード読み取りになったり、投票用紙を1枚ずつ交付する機械を導入したりと、より正確で効率的な事務を行えるよう、改善策がとられています。
投票時間中は、基本的に出入り口は開けっ放しのため、暑さ・寒さ対策が必要になります。何度目かの、緑が多い場所にある投票所に従事した際は、蚊に刺されまくったのも良い思い出です。
(その後、蚊取り線香を炊きました。)
また、平成28年の柏まつりで、警備係として従事しました。柏ねぶたや柏おどりコンテストなど催し物が行われる際の交通整理や、まつり終了後のごみ拾いなどが仕事です。目立つ色のキャップとビブスを着用しました。入庁1年目と、4年目と計2回警備係に従事しましたが、どちらも普段の業務内容とは全く違うなぁと思いました。感覚で楽しんでいた行事について、資料を見てタイムスケジュールを立てて仕事として従事すると、また見え方が異なり、新鮮でした。
今年度は業務ではなく、柏おどりの観客として参加しました。
私が採用に関わった職員を含めたチームの演舞・・・感無量でした。
保険年金課(国民年金室)のときに、選挙を3回、地区災害対策本部員を3回、柏まつり警備を1回経験しました。
ちなみに所属では、20歳の国民年金加入、学生納付特例、免除申請、厚生年金から国民年金への切り替え等の業務を担当しておりました。
3年目のときには、後輩が2人おり、新規採用職員の指導係も経験しました。
人事課へ異動して
そして、平成31年4月に、人事課へ異動しました。初めての異動で、ドキドキでした。
そんな中でも、配属後1週間で選挙がありました。年度末、年度初めは、所属も何かとバタバタすることが多いですが、全庁で取り組む仕事が舞い込んでくることもあります。組織の中で、自分ができること・やるべきことに懸命に取り組みます。
平成31年(令和元年)度は、「全庁で取り組む仕事」に従事することが特に多い年になりました。
4月・7月・8月に選挙がありました。また、2回目の柏まつり警備係に従事しました。
(選挙の翌週が柏まつりだったため、7月は土日勤務が複数回ありました。)
また、私はほぼ毎年地区災害対策本部員に指名されています。災害(地震・風水害)が起きた際に、各近隣センターなどで避難所を開設したり、地区の被害調査を行ったりする職員です。毎年指名され、1年に1回程度、地区災害対策本部員会議が行われます。発災時の動き、備蓄品の保管場所、無線機や発電機の使用方法を確認します。
私は1度だけ、実際に開設された避難所運営に携わったことがあります。令和元年度の台風19号のときです。千葉県にも大きな被害をもたらしました。
災害対策本部にて避難所開設が決定されてから、早急に割り振り等を決定します。自分の食糧、着替えを持って、歩いて近隣センターへ向かいました。
傘を差すのにも風が強く、到着するころにはびしょ濡れでした。名札は着用していましたが、動きやすい格好が第一のため、普段とは違う雰囲気での従事でした。
避難に時間がかかるため、早めに避難してきた方がいらっしゃいました。職員は主に1階におり、避難所は2階に開設していたため、近隣センターの電話番号をその方へお渡しし、職員を呼びたい場合は電話していただくよう案内するなど、できることを見つけて対応するようにしていました。
こちらは当時の写真ではありませんが、今年度大雨の対応をした職員の写真です。
令和元年度末(令和2年年明けあたり)から、新型コロナウイルス感染症が流行し始めました。
柏市は令和2年4月22日から、軽症者・無症状者を医療機関や自宅から受け入れる宿泊療養施設の運営を開始しました。
この運営について、私は生活支援員として従事しました。
全庁で取り組む仕事については、指名されるもの、部署ごとに割り振られた人数を選出するもの、手挙げ式のものとありますが、こちらの仕事については手挙げ式でした。
当時はまだまだコロナウイルスは未知のものだったため、周りの人から「怖くないの?」と言われたこともありました。
私が従事した理由を論理的に伝えるのは難しいですが・・・理由をあげるならば、身体の丈夫さに自信があったから、でしょうか。
幼少期から皆勤賞タイプでした。
社会人になってから、自分の丈夫さに感謝しています。
生活支援員は、療養している方の食事の準備(お弁当を運ぶ)や、ごみの回収などが仕事です。マスク・防護服を身につけて行いました。
従事者の説明会では、防護服の着脱方法、手洗いの方法がレクチャーされました。防護服を脱ぐ・マスクを交換するために取る場合も、ウイルスが付着した面を触らないようにするための方法を覚えました。交代制勤務で、24時間体制で保健師・看護師の方々を始め、統括の職員、生活支援員の職員が一丸となって行いました。
また、緊急事態宣言を受けて、柏市役所でも交代制勤務・分散勤務が行われました。市民サービス提供に影響が出ないよう、対応が取られました。
在宅で勤務したり、宿泊療養施設に出勤したり、交代制勤務のため平日に振替休日があったりと、この時期は普段と異なる勤務サイクルでした。
ちなみに、軽症者療養施設の運営についてはその後、柏市管理の下、業務委託した事業者により実施されました。委託先や管理体制を整える・・・よりもまずは、すぐに運営を開始せねば!ということで、市職員で対応した期間があるというイメージでしょうか。
これらをふまえて、お伝えしたいこと
私が就職活動中、採用試験の面接対策をしているときに、面接官役に「特にどんな仕事に携わりたいですか」という質問をされることがありました。私は迷いました。いろんな仕事に興味があるなあ。むしろ決めきれない、具体的にどんな仕事をしているかよく分からない、イメージで話すのもなあ・・・。と思っていました。
面接練習中の伊藤(イメージ)
熱血(厳しめ)アドバイスに涙したこともありました。
入庁して、ジョブローテーションがあるとはいえ、100以上の部署があるため、勤務していく中で自分の配属先となる所属はごく一部です。そんな中でも、全庁的に取り組む仕事に携わることで、より幅広い経験ができるだけでなく、普段の業務ではあまり関わらない部署・職種の職員とコミュニケーションを取る機会になります。その上、普段の業務にも良い影響があるのでは、と考えています。
私は選挙事務で、普段業務ではあまり関わらない土木技師・建築技師・保育士の職員だったり、コロナ宿泊療養対応では保健師・看護師の職員だったり、様々な職種の職員と一緒に仕事をしました。当時はあまり意識しておりませんでしたが、採用担当として様々な職種の採用業務を行う上で、全くかかわったことがない場合と比べて、スムーズに業務ができているのではないかと感じています。
また、各業務では管理職や係長クラスの職員も同じチームとして業務にあたります。配属部署以外の管理職・係長と話す機会というのは、私のように一担当職員だと特に、普段なかなかありません。その方が所属している部署がどんな仕事をしているかはもちろん、自分より上の立場の職員の視点を知ることができる、貴重な機会だと感じています。
実際に、選挙で一緒の投票所に従事した技術職の職員に、技術職採用の課題についてアドバイスをいただいたり、仕事でやり取りをした専門職の職員と宿泊療養を一緒に行い、直接話したり、「そのことだけで質問しないけれど少し疑問に思っていたこと」を質問したりするきっかけとなりました。
コミュニケーションが生まれます。
一緒に仕事をする人は状況や割り当てに左右されるため、人とのつながり・通常業務にいかに還元できるかに関しては「最小のコストで最大限の効果が出る」わけではありません。しかし、様々な人とかかわることができるということ自体が、柏市職員として勤務していく上で、ひいては一人の人間として貴重な財産になると思います。
また、時事的な課題について、個人としてできることはかなり限られますが、業務に従事することで、プロジェクトの一端を担うことに、私自身とてもやりがいを感じています。
全庁をあげての仕事については、内容は地域により違いがあるかと思いますが、柏市以外の自治体でも行われております。自治体職員になる場合、選挙や災害時の対応を行うかも、という気持ちを持っておくといいかもしれません。
もちろん、育児・介護等の理由で従事できない場合の配慮や、居住地を考慮した配置等を行ったうえで、「オール柏」で取り組んでいるものです。選挙を例にすると、現在は各部署ごとに一定人数の職員を選出し、居住地などから従事する投票所が決定し、選挙管理委員会より事務従事を委嘱されるという流れです。
ここまで様々な業務を書いてきましたが、どちらかというと私は「いろいろやりがち」な職員です。業務説明会で話すため、自身の仕事を振り返った時に、様々な経験をさせていただいていることに気が付きました。さらに、全庁をあげての仕事に従事している際は考えていませんでしたが、結果的に、所属課の業務に役立っています。
そのため、今後入庁されるみなさま、市役所で働くことを考えているみなさまも、様々な業務にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(新たな視点から、かもしれませんが)柏市役所の業務内容、やりがい等について、少しでもイメージできた!と思っていただけましたら幸いです。
Vol.2に引き続き、長文でなかなか読むのにエネルギーを使うブログとなってしまいました。
適宜水分・塩分・おいしい栄養を補給して、夏を楽しんでください!
楽しんだもん勝ち!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今後の掲載予定について
- 若手職員にインタビュー
- 休暇制度やその取得率について
- 服装実例・休憩時間の過ごし方について
などのコンテンツを予定しております。
今年度、継続して情報発信をしていきますので、よろしくお願いします!
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