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更新日令和5(2023)年12月19日
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新規採用職員・指導担当者インタビュー
障害福祉課の業務内容/担当業務について
新規採用職員(以下、新採):障害福祉課は、1.企画総務担当、2.手帳・給付担当、3.権利擁護担当、4.福祉サービス担当の4担当に分かれています。障害者手帳の給付や福祉サービス、就労支援など、幅広い業務を行っています。
私は企画総務担当(企画・総務班)として、主に課の庶務に関する業務を行っています。その他にも、意思疎通支援(手話通訳者・要約筆記者の派遣等)や、福祉のまちづくりに関することなどの業務を担当しています。
4月から11月までを振り返って
同じ市役所でも、部署が違うだけでこんなに業務内容も違うんだなって思いました
-入庁してここまでの半年強を振り返ると、あっという間でしたか?-
新採:そうですね…残業はそこまでしていなくて、月平均で10時間程度ですが、日中はずっとバタバタしているのであっという間に感じています。入庁した直後の4月のことはあまり覚えていないです(笑)
-市役所で働いて、入庁前のイメージと違うところはありましたか?-
新採:働きかたの面で、”お休みが取りやすい”というイメージを持っていました。とは言え、さすがに1年目だと取りにくいのかな、とも思っていましたが、しっかりお休みを取らせて貰えているのはいいギャップでした。年休(※1)に加えて、夏休みも7日(※2)ちゃんと取れています。
指導担当者(以下、指導担):私も年休は、今年度は20日くらいのペースで取れています。他の課のことはわからないですが、担当としてはお休みを取りやすい環境になっていると思っています。
-お休みが取りやすい環境、というのは具体的にどういうところでそう感じますか?-
指導担:やはり同じ担当の先輩方があまり休んでいないと、申請する際に心理的な抵抗があるかもしれないですが、先輩方も忙しい中でしっかりとお休みを取っているので、申請しやすい雰囲気だと感じています(笑)
あとは担当リーダーから、「お休みについてはLINK(※3)のスケジュールで共有したうえで、電子申請してもらえれば、事前の伺いや事後のあいさつもいらないよ」と言っていただいているのも、すごい心強いですね。
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※1 年休 …年次有給休暇、1年度あたり20日付与されるお休み。通称「年休」
※2 夏休み…夏季休暇、年休に加えて、7月から10月の期間において、自由に設定できるお休み
※3 LINK …職員用グループウェア。メールや掲示板、スケジュール機能の他、他課への照会や公文書管理システム、財務会計システム等が入っており、市職員全員が使用するシステム。
(例)来月の会議、LINKから会議室予約しておいてね。
ー入庁式で配属先が発表された際の感想と、時間外勤務(残業)の実態について教えてください。ー
新採:入庁時は、もともと明確に、強く配属を希望する課があったわけではなくて…面接のときは、フレイル予防等に関わりたいというお話をさせていただいた記憶はあるので、同じ福祉業務ではあるのかなと思います。
入庁当時は、障害福祉に関する知識不足や、電話や窓口対応が不慣れなこともあり、問合せ対応などに時間がかかってしまい、その分後ろ倒しになった事務処理で残業になることはありました。最近は少し慣れてきたこともあり、定時で退勤することがほとんどです。
-新社会人となって働いているなかで、うまくリフレッシュはできていますか?-
新採:同期と話したり、課内でも業務内容でわからないことはすぐに聞いたりできる環境なので、仕事上の悩みは特にたまっていないですかね。例えば道路整備課に配属された同期から、外回りが多いという話を聞いたりすると、羨ましいなとか、同じ市役所でも課によって働き方が全然違うんだな、と思ったりします。
-働き始めて苦労したこと、最初の壁となったことは何かありますか?-
新採:障害福祉課は人数がすごい多くて、人の名前と顔を覚えるのに、本当に苦労しました(笑)。私は庶務担当で、担当の間に入った調整も必要になるので、人と顔と関係性を覚えなきゃ!というのは最初の壁でした。
担当業務以外でできた繋がりが、担当業務に生きることがある
―指導担当者や同期とは業務後の付き合いもありますか?―
新採:あります。課内の方と少数で、食事等に行くこともありますが、最近だと、正式採用(※1)のお祝いを担当のみなさんにしてもらったのがすごい嬉しかったです。同期ともお昼を一緒に食べています。
同期はすごい人数が多い(※2)ので、まだ全員で集まるような機会はなくて…。入庁前のガイダンスや研修で同じグループになった同期や、近い部局で仕事をしている方と、少人数で食事等に行くことが多いです。
※1 正式採用…入庁から半年間は条件付き採用期間、同期間の終了前に人事評価を実施し、結果が優良だった場合、10月1日より正式採用となるもの(地方公務員法第22条)
※2 令和5年度入庁者…150名
―課内以外で人の繋がりをつくるとなると、部活動や応援業務等がありますが、そうした担当外の業務への従事経験もありますか?ー
新採:私はまだ地区防災(※)くらいですね。
指導担:私は選挙を3回くらい。投票事務も、開票事務もやりました。通常業務をしているなかで、他課に問い合わせをする際に、誰に聞いたらわからなかったりするので、選挙業務などで知り合った人がいると、聞きやすいですし、安心感があるので、助かっています(笑)。
―能力開発研修(※)では、色々な年代の方が受講するので、そうした機会を生かしていただくと、より庁内の交友関係は広がるかもしれませんね。
※地区防災 …地区災害対策本部員(ちくぼう)、地震、風水害等の災害発生時に、市内各地区ごとに避難所運営、被害調査等を行う職員。居住地等を考慮したうえで、指名されるもの。
※能力開発研修…個々人のキャリアアップを目的として、受講希望者を募集し実施している人事課研修。部下や後輩への指導力を高める「コーチング研修」や、窓口対応能力やプレゼン能力の向上を目的とした「伝わる話し方研修」など
指導担当者へのインタビュー
指導する立場になることで、深まる学びがあるということ
―新規採用職員の指導担当は初めての経験だと思いますが、指名されたときはどう思いましたか?―
指導担:企画総務担当では、庶務業務も担当しているので、年度初めの4月はどうしてもバタバタしてしまって…自分が新採として入庁したときみたいに、手厚く教えてあげられるかな、という不安がありました。
2年目から指導担当をしていた同期もいて、後輩指導の難しさややりがいなど、そうした経験も聞いていたので、「自分に出来るかな」、というのが正直な気持ちでしたね。
※ 指導担は人事課による指名ではなく、各所属において指名されるもの
―指導するにあたって具体的に意識していたことや、振り返って感想を教えてください―
指導担:入庁3年目で指導担が出来てよかったな、とは思いました。2年目だと、まだまだ自分の経験が足りてなくて、新採の職員にも申し訳ないことになっていたと思います(笑)
その一方で、早いうちに経験させてもらえてよかったなとも思っています。今だと、まだ新採の頃の自分を覚えているので、例えば「合議回してね」って言われて、「あいぎって何だ?(※)」と思った際に、先輩から説明して貰った記憶もあり、そうした細かい言い回しとかにも注意しながらフォローできているのかなって思います。経験年数を重ねると、何が分からなかったかが、分からなくなってしまうかもしれないので。
※合議(あいぎ)…決裁(上司が、部下の案の可否を決めること)を回す際に、他の関係する部署・課の了解も合わせて得ること。事前に合議をまわすことを関係部署に伝えておくとスムーズ! 例)パソコンを購入するなら、事前に契約課の合議をとってね
―指導担当者を務めて、良かったと思うことはありますか?―
指導担:1年目、2年目は担当内で一番の若手だったので、先輩や上司に頼れる人もいて、わからないことがあると聞いてしまっていたのですが、指導担になると自分が聞かれる立場になって…自分の答えた内容が、回答になるというところで、責任をすごく感じました。ちゃんと自分も理解したうえで、説明する必要があるっていうことは、当たり前ではあるのですが、指導する立場になることで、深まる学びがあるということを痛感しましたね。
積極的に自分から動いていける職員/協働する意識を持った職員と一緒に働いていきたい
ー現行の指導担制度の課題(もっとこうなったらいいな)と思うことはありますか?ー
指導担:担当している新採が優秀なので、何かこうしたほうがっていうのはないかもしれないですね。たまたま年齢が近いので、やりやすさもあるのかなとも思いますが…。自分が指導担をやってみて、すごいいい経験をさせてもらっているので、皆さん1回は指導担をできればいいのかなとは思っています。
ーこの機会に、年度末に向けてぜひ新規採用職員にポジティブなフィードバックをー
指導担:人数が少ない担当なので、色々な業務をお願いしすぎてしまって申し訳なく思っています。私自身も自分のことで一杯一杯になってしまうところもありますが、積極的に電話対応であったり、これ私がやります、と言ってくれたりと、そういうところでも本当に助かっています。手がかからない、というとあれですけど(笑)、本当に自分から動いて、積極的なところは1年目だと思えない、本当に素敵だと思っています。ありがとうございます。改めて伝えるのも恥ずかしいですね(笑)
新採:ありがとうございます(笑)本当に何でも聞きやすくて、いつも頼ってしまっています。
ー積極性が素敵とのことですが、そうした積極性というのは、どのようにして育まれたのか、入庁前からご自身に備わっていたと思いますか?
新採:そうですね…。ふとした時に、指導担があらゆる仕事をまとめて一人で受けているのに気付いて、同じ担当なので、ちょっとでも自分が出来ることがあればやらないとな、と思っています。それでもわからない専門用語があったりすると聞いてしまうのですが、1回聞いて、出来るようになったら次は全部自分でやっていこうとは思っています。
―すごい素敵な心掛けですね。ご自身の責任感から、そのような意識が芽生えたのでしょうか?
新採:チームとして、上司や先輩に恵まれていて、例えば決裁を回した後に、ここはこうしたらもっと良くなったね、と後から教えてくださったり、見えてなかった、気づけなかった部分を他の職員の方が教えてくださって…ここまで気を配る必要があるんだな、という学びがあるので、自分はまだまだだな、と思っています。来年には誰かが異動してしまうかもしれないので、教えてもらえることは今のうちに全部教えてもらって、吸収したいなって思っています。
指導担:それこそメールでちょっとした引き継ぎをした際に、新採からの返信として「来年度、異動される可能性が高いと思うので、一緒に対応できる業務があればやらせてください。覚えます」みたいなメールをくれたり、本当に頑張ってくれています。
ー素敵なお話をありがとうございます。最後に、ひとりの指導担/先輩職員として、来年度に入庁してくるR6新採職員や、今後採用試験を受ける方には、どのような意識や心構えをもって、入庁してきてほしいですか?ー
指導担:指導担当をやってみて、わからないことや今の状況を、自分から声掛けをしてくれるような、積極的な意識があると助かるなというのはありますかね。やはり積極的に頑張ろうとしてくれていると、それに応えてあげたいと思いますし、能力の有無というよりは、そうした姿勢があると現場としてはいいかなって思っています。
新採:自分の仕事だけではなくて、周りの職員と情報共有や意見交換をして、連携しながら業務を行っている方を見ると、すごいなと思います。担当間でそういうコミュニケーションがしっかり取れていないと、担当としても課としても、うまくいかないのかなとも思うので、自分ひとりで抱えないで、一緒に働いていこうとしてくれる方がいいかなって思います。
ーお忙しいなか、インタビューにご協力いただきありがとうございました!ー
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