更新日令和5(2023)年3月24日

ページID33952

ここから本文です。

令和4年度第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会会議録

1 開催日時

令和5年2月16日(木曜日)

2 出席者

委員

田牧議長(柏市教育長)、長瀬委員(医師)、並木委員代理小松﨑氏(柏児童相談所)、諸富委員(千葉県警察少年課)、安藤委員(柏警察生活安全課)、岡部委員(人権擁護委員)、鈴木委員(弁護士)、寺本委員(大学教授)、、森委員(柏市教育委員)、古泉委員(小学校校長)、須藤委員(中学校校長)、

欠席 

道端委員(千葉地方法務局柏支局)、髙井委員(スクールカウンセラースーパーバイザー)、中村委員(高等学校校長)

事務局及び関係部署

髙木こども部長、宮島生涯学習部長、三浦学校教育部長、原田学校教育部理事、込山こども福祉課長、松澤学校教育課長、福島教職員課長、並木指導課長、中田教育研究所長、藤崎児童生徒課長、阿知波こども支援室副参事、村山児童生徒課副参事、鈴木こども福祉課統括リーダー、桑原教職員課統括リーダー、石井児童生徒課統括リーダー、杉本児童生徒課指導主事、小原児童生徒課指導主事、小林児童生徒課指導主事

3 議題(報告・協議事項)

  1. 令和4年度2学期のいじめ状況調査の結果といじめ防止の取組について
  2. 「柏市いじめ防止基本方針」の改訂について
  3. いじめ重大事態について

報告1 令和4年度2学期のいじめ状況調査の結果といじめ防止の取組について

事務局より資料に基づき報告を行った。主な協議内容及び委員からの意見は以下のとおり。

 

(森委員)

全体の概要について詳しくわかったが、もう少し知りたい部分を質問させていただく。

1点目、いじめの解消率が出ていて、全体の解消率、未解消率はわかる。児童生徒を本人の立場から考えたときに、いじめの態様で、冷やかしからかいであるとか、仲間外れであるとか、金品をたかられるとある。私がいじめられる立場になったときに、大変な部分は何かと思ったとき、例えば仲間外れであるとか、ひどくぶつけられたり叩かれたり蹴られたりするっていう、そういったことは該当すると思う。

それぞれの項目別に、解消率、未解消率はどの程度あるか、把握されているのか。わかるようであればお答えいただきたい。

2点目、件数の増加についてもそうだが、柏市の児童生徒は増えているのか。

割合としては実際に増えているのかどうか。件数の増減も大切だと思うが、割合的にはどの程度増えているのかがわかれば教えていただきたい。

3点目、スタンドバイで教員の指導についての相談があったとのことだが、具体的にどういった相談があったのか。わかる範囲で教えていただきたい。

4点目、第1回目の会で、誰にも相談できなかった割合が5%ということが記憶に残っている。今回はそういったことが示されてないので、今回の調査では、そういったことは出なかったのか。

以上4点お願いしたい。

 

(事務局)

まず1点目、態様ごとのいじめの解消率について、個別では検証はしていない。今後、確認の対象として検討していきたい。

柏市の児童生徒の増加と、いじめの認知件数の割合について、こちらも児童生徒の増加率に対するいじめの割合の比較はできていない。

例えば、100人当たりのいじめの件数など、検証の仕方については、今後検討していきたい。

3点目のスタンドバイについて、教員の指導の相談では、部活動に関する相談と重複するが、部活動の中で、先生に言われた言葉についてなどがある。本人からだけではなく、周りの子が、その子が指導されている場面を聞いて、心配になって、送られてきたというものもある。

このような内容については、児童生徒課だけでなく、教職員課など、他課とも連携し、丁寧に対応している。

4点目、誰にも相談できない5%については今回、詳細な検証がまだできていない。

学力学習状況調査の結果も確認して反映させている。今後、検証を進めて参りたい。

 

(教育長)

他にどうか。

 

(寺本委員)

2点ある。1点が質問、もう1点は感想というか教えていただきたい点。

18番目のスライドのスタンドバイアプリの相談状況で、中学1年生の件数がかなり多い。しかし中学2年生で、落ち着いた数になっているというところに関して。

中学1年生を対象に「脱いじめ傍観者教育」を実施されたということで、その効果として、中学2年生で収束に向かったと考えてよいのか。

もしそうであれば、予防的に小学6年生の段階でも、この「脱いじめ傍観者教育」が行われたら良い。

もう1点、スライド27番目について。

児童相談所の仕事について、関係機関で共通理解を試みたのは、とても素晴らしいと感じている。

かつて、スクールソーシャルワーカーの方に教えていただいたことあるが、職種によっては、通告の先に何があるのかがよくわからなくて、非常に躊躇するとのことである。福祉領域の先生方にお伺いすると、通告は支援の始まりであり、子供を救う第一歩という捉え方がある。その一方で、すごく後ろめたさを感じるという他職種の方もいる。

この辺がどのように共通理解できるのか、私自身もぜひ学ばせていただきたいと思った。とてもすばらしい取組である。

 

(事務局)

ご質問のスタンドバイについて、お答えする。

今年度、「脱いじめ傍観者教育」を中学校1年生対象に行った際、スタンバイの登録も、この授業内で行う形で進めた。

その結果、正確な割合は申し上げられないが、登録者数のほぼ7割8割程度が中学校1年生の登録数になる。そういったこともあって中学1年生からの相談件数も、割合的にも件数的にも高い数字だった。

この253件の内訳で、大体4割程度は、1回だけ相談して、1回だけ返答して終わっているというものが多くあった。

そのため、「一度ちょっと試してみようかな」と言って、それっきりという件数も、かなり含まれているので、そういった意味では今回中学校1年生の登録者数が多かったのに比例して、件数も多かった。

来年度、他の学年も登録をしてもらうような形で進めていきたいところは当然あるが、来年度も予定としては中学校新1年生を対象に、この授業を行って登録をしていく。

今年度の中学校1年生が中学2年生になったとき、今回の登録を受けて来年度も、新中学校2年生の登録が多くなる可能性もある。こちらの方で、状況を見ながら登録者数をまずは増やしていくことが大事。とにかく相談しやすい環境を作っていけるように努めていきたい。

学校警察連絡協議会で、児童相談所の講演を行ったというところでは、やはり学校現場の方では、実態がわからないというのが、非常に大きなところだった。その部分で通告にためらってしまうというようなケースが多くあったようだ。

その先の仕組みの説明をしたところ、「こういう仕組みだったのか」という声もあった。

 

(教育長)

須藤委員、どうぞ。

 

(須藤委員)

中学校の事例について。本校のいじめの認知件数は、1学期が20数件ほど、2学期は7件。

全てホームページにも件数をあげている。ただ、解消率は挙げていない。

1学期の最初の人間関係と比較すると、2学期では落ち着いてくるが、3学期にきて、特に中学1年生の3件くらいのいじめに並行して対応している。今日、明日も保護者に来校してもらい、面談をする。

その内の1件は、同じ部活の中で、学校外の公園で遊んでいて、「お菓子を買ってこい」となった。金銭が関わっていることだから、警察に相談している。やはり人間関係が慣れてくると、エスカレートしてくる。

多いのは保護者の方も「これいじめですよね」と言ってきて、学校は「そうです」と返答する。すると、「どう学校は責任とっていくのですか」という言い方をしてくるので、若い教員は返答に困ってしまう。

これに対して、職員に言っているが、「学校が責任取るということは、再発防止のために事実を確認し、そしてこういう風にして、この子たちを守っていきますということを、提案し、それを実行すること」としている。それ以外では責任は取れない。若い先生方にも、これから学んでもらいたい。

もう1点、市教委が行ったいじめサミットに本校2年生の生徒会副会長・会長が参加した。

2学期の終業式の日に、副会長・会長がメインとなり、校長室から45分間のオンラインいじめ防止授業を行った。

自分たちのデータも欲しいということで、自分たちで質問を考えたり、動画を使ったりしながら、各班、クラスの中で発表させるなどの展開をした。

教員が指導するよりもリーダー達がやることは本当に大きかった。

テーマであった「いじめといじり」は、やはり人によって感じ方は違って、想像力を持たなくては駄目だということが、感想にあった。子どもたちが当事者意識を持って、自分たちの身近にもいじめみたいなものがあるということを伝えていくことが一番いいのかと感じた。

 

(教育長)

他にどうか。

 

(鈴木委員)

スタンドバイに話が戻るが、かなり相談件数が増加したようだ。説明であったとおり、相談しやすい環境を整えたいということで、その課題としてスライド22ページの多様な相談内容に対応できる従事者の必要性ということだが、急激な相談に対応するのも大変だと思う。実際、どのぐらいの人数の方が、或いはどんな相談員、どんなバックグラウンドを持った方がこういう相談に対応されているのか、教えていただきたい。

 

(事務局)

現在、私どもを含めた児童生徒課、指導主事、統括リーダーを含めて大体6人程度のチームで対応している。

その中で学校心理士、精神保健福祉等の資格を持った者もいるので、相談内容によって、専門性が必要なものについては、相談をしながら、チャットでのやりとりをしている。

結構、慎重に対応しなければいけない内容もあるので、24時間体制で対応せざるをえないものもある。その内容に応じて、チームで対応している。

 

(教育長)

他にどうか。

 

(諸富委員)

私もスタンドバイは、すごく良い試みだなと思っている。

先ほどの鈴木委員の質問と被るところもあるが、家庭の悩みとか、友人の悩みとかというと、継続しての相談が必要になることもあるのかと思う。チャットでの相談というような話があったが、対面での面接とか、そこに繋がるケースなどはあるのか。

 

(事務局)

現在、チャットのやりとりが主であり、匿名の中での相談になるため、内容によって、学校に通報・報告をする。そこから学校も匿名性を保ちながら、中にはこの生徒かなと思いながら、対応する場合もある。

または、内容によって全体的に指導しながら、この相談をなるべく解決できるような感じで進めているところ。基本的に直接対面をしての相談ということではない。

 

(諸富委員)

感想も含めて、相談を受けていると、少年センターでも、家や学校で相談できない子どもが多くいる。結局、そういう人たちはどういうことをするかというとSNS上で、自分と同じような境遇の人を探して、見知らぬ人と繋がってその相手に相談をして、結局はその人に会いに行って、家出して県外まで行ってしまうというようなケースが増えていると思う。

そうした中で、性被害に遭ってしまうようなお子さんもいるので、スタンドバイアプリのようなものが広がり、少しでも相談しやすい環境から被害に遭わないことにも繋がって欲しい。

 

(教育長)

他に、ご意見ご質問等いかがか。

 

(安藤委員)

スタンドバイアプリの関係で、小学校6年生以下の児童にはないのか。

タブレット自体は低学年から持たせていて、そこでもいじめとかある。いじめの認知数はどうか。

スライド19の登録者数の増加のことで、令和4年度が急激に増加している。これは、どういった要因があるのか。どの層が登録者数として多いのか。

 

(事務局)

小学校6年生以下について検討はしていたが、小学校6年生以下が相談する先は、担任や家族が多かったのが現状。また、見知らぬ人に相談することが少ない。小学校6年生からスタンドバイは導入している。ただ、時代の流れによってSNSなどが急激に普及した際には、更に下の学年も導入を検討していかなければならない。

続いて、登録者数の大幅な増加について。

今年度、1人1台端末のインターネットをクリックすると、立ち上がる画面の中で、スタンドバイのバナーを用意した。手軽に登録することができるようになったことから、急激に普及した。

 

(教育長)

他にご意見ご質問があれば。

 

(岡部委員)

直接関係ないかもしれないが、私は千葉で子ども110の電話を受けている。

お母さんから、「子どもがいじめを受けているけれども、学校がそれをいじめとして取り扱ってくれない」というよう電話があった。いじめの相談を受けるときに、お子さんではなく、親御さんからの相談はあるか。

 

(事務局)

基本的には本人からの相談が基本となっているが、内容を見てみると保護者が代わりに入れているのかもしれないなというのも、あるかもしれない。基本的には内容的に本人から入れているものが多いと思う。

昨年度や、その前については、これは保護者かもというものが実際あった。

 

(教育長)

古泉委員どうぞ。

 

(古泉委員)

小学校の実態について。いじめ件数やトラブル件数については保護者から学校の方に連絡が入ることが非常に多い。低学年のお子さんを抱えている家庭については、特に多い。

高学年についても担任だけではなく、管理職が入って対応するケースが多いが、そういった場合にも必ず保護者に連絡を入れて、子どもだけで終わるということは、小学校は一切していない。

なので、保護者から連絡が入ってくるという件数もとても多くある。とにかく子供の声を、いろんな形で拾うことを、一生懸命やっているかということ。毎月いじめアンケートをやるが、そのアンケート内容を保護者と子供に確認をしてもらって、学校に提出する。また、管理職が確認し、全部の児童に対して、聴き取りを行っていく。必要であれば保護者と連絡を取るということは、常に心掛けながらやっている。解消についてだが、小学校の低学年中学年において、ささいなトラブルで喧嘩になったり、殴ったり蹴ったりっていうことが、昨年はとても多かった。今年は件数が減っているが、指導しても繰り返しというようなところであったりもする。特に1番、3番あたりの事例がとても多かった。その辺の解消件数がどうしても長いスパンで見ていかなくてはいけない。

今年に入って、スマートフォンやパソコンによるトラブルの件数が本校も増えている。その辺は情報教育も含めて、実施している実態である。とにかく小学校の保護者がダイレクトに、学校の方に話を持ってくるケースが多いため、相談しやすい環境を保護者の方に整えるということを第1に考えて、情報発信や体制づくりを常に心がけている。

 

(教育長)

他にどうか。

ないようであれば、資料1の報告及び意見交換については終了する。

資料2、柏市いじめ防止基本方針の改訂について、事務局から。

報告2 「柏市いじめ防止基本方針」の改訂について

事務局より資料に基づき報告を行った。主な協議内容及び委員からの意見は以下のとおり。

(森委員)

3点ある。

1点目、2月7日に文科省から警察との連携等の徹底についての文書が届いているはずである。

そのことについては、特にこの中には触れることはされるのか。

また、文部科学大臣が重大事態の対応について文書は多分出てないと思うが、そういった事態が発覚した場合には、国へ直接報告するというようなことが報道等でされていると思う。そういったことの取り扱いについてどうされる予定なのか。

2点目、最後の配信の件。職員には配信して周知するということだが、かなり大切な変更内容がある。

それが学校に一部だけ印刷物があり、あとは配信して、「見なさい」ということではないと思うが、見ないで終わってしまう職員がいる可能性も考えられる。校内研修への資料提供、実際に「この資料は使ってください」とかというような、抜粋したものを校内研修に作成する予定があるのかどうか。あるとすればどの程度なのか教えていただきたい。

3点目、前回「記録シートがあればいいですね」という発言させていただいた。

このシートは事案が発生したときに、しっかり記録するというようなものだと思う。

例えば母親の方から、いじめに関するような「こういった事案があったのだけども、どうなのでしょうか」というような問い合わせ等があると思う。そういったことを簡単に、誰から、どんなことで、いつといったことの5W1Hの簡単なメモ形式のものも1枚あるとよい。担任がいじめ関連かなと思うような時にメモできるようなもの、しかもそれがこの記録のポイントから具体的にA4サイズ1枚に反映されているような内容になっていた方が良いと思う。

この大きいものだと細かく、把握した後の記録用紙である。この「記録の残し方のポイント」の間に、電話が来たとき、時系列で簡単にメモできるようなものがあればいいのかと思う。

 

(事務局)

まず、警察との連携について、7日に文部科学大臣が記者会見していたものかと思う。昨日、県から通知が来ており、本日午前中に各学校に通知した。

確かにこの文書に、重大ないじめ事案は直ちに、相談、通報を警察にして、連携をしていくとある。これについては、実際に柏市の中でも、中学校で裸の画像を送らせるという事案に関しては生活安全課と、直接学校が連携をとって進めていた。先ほど、須藤校長先生からもあったが、警察の方からも指導してもらったりして、常日頃、関係機関と連携を図っている。

この改訂基本方針の中では、ネットモラルのフローチャートの部分で、関係機関と連携というところがある。別紙2など、関係者会議と簡単な表記の案内になっているので、今後、より連携を深められるように周知をしていきたい。

重大事態について、国に直接報告することについて、確認がまだできていない。

いじめ重大事態の分析のシートには、市立の学校は、まず市町村教育委員会に報告をして、そこから県の事務所を通して県に報告と段階がある。今後確認をしていく。

教員に配信をするにあたっては、もちろんこれをぽんと渡して、全部網羅していくのはなかなか難しいかと思うので、積極的に児童生徒課の方で、校内研修などに足を運んで、説明をしていく考えはある。

確かに書く量がこのシート自体多く、実際にあれもこれも電話があった中で書くことは難しい。

簡略したもので、すぐ記入できるものというもので、準備を進めたい。

 

(森委員)

別紙2のところ、先ほどお示ししていただいた、真ん中のところの関係機関との連携という部分で、ご説明があったと思う。しっかり文章が出ているため警察との連携とかということで、すぐ警察に連絡してもよいみたいなところが、中黒でも括弧の中でもいいので、職員の方の目に届きやすいようになっていた方がいいのかと思う。関係機関だと、いろんな機関が考えられる。

 

(教育長)

他にどうか。

 

(寺本委員) 

記録シートについて伺いたい。

これを書き込むのは、聞き取りをされたご担当の先生が1人で書くのか。それとも、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの先生と一緒に相談しながら、アドバイスを受けながら書くのか。専門性がないと書くのが難しいのではないのかという懸念がある。

具体的には、事案一覧の7番目の発達障害の項目や、13番目の精神的な問題の項目は、いわゆる診断が医師によってなされているかどうかで、チェックを入れるには慎重さを要すると思う。右側の「背景の整理」や、右側下段の「見立て」は、かなりの専門性を要する。新旧対照表の6ページ目についても、かなり専門性のハードルが上がった表現かなと個人的には思った。

「熱心な無理解者にならないように」というのは、説明を読めば理解できるが、実際に行うとなると、専門性を要することに繋がる。森委員が言われたように、聞き取った内容をメモに残すというものから、いろいろな専門家の助言を受けて書き込むシートへと段階を踏んだ方が、適切ではないかと思う。長瀬委員に、診断名などにチェックを入れることに対して、どうなのかを教えていただきたい。

 

(教育長)

長瀬委員。

 

(長瀬委員)

診断名をこういうところに記載するというのは、悪くないかとは思うが、個人情報にあたるため、それが本当に診断名として出されるかどうかというと、また別なところになるかと思う。

診断自体も、例えば外傷とかであれば、すぐに対処できるもの或いは、すぐに判断できるものは、診断はつけやすいが、例えば精神疾患についての診断になると、経過を見て、治療しながら判断していく場合もあるため、速やかに診断名がつくかどうかというと違ってくる。

それを学校側に医者が言うかというと、述べないわけであり、本人、或いは、保護者にお答えをする。それを保護者が学校に伝え、診断名を伝えるかどうかはまた別の話になる。

診断名がここに書かれた、書かれないかが重要になるのかというと、わからない。

 

(事務局)

誰が書くのかについて、左側は、聞き取りをした教員を想定した。

右側の見立て等については、一人では判断できないところがあるので、スクールカウンセラーであったり、専門家の意見を取り入れたりしながら、学校全体として1枚作成していくものの目安になればよいと想定していた。

また、事案一覧についても、7番の発達障害については、聞き取りシートということで子どもから相談が上がったものをメモする紙として作った部分があり、母親と共通認識ができていて、「こういう発達障害がある」という、担任と保護者で連携が取れている中で、そういった部類の相談であればここにチェックが入るのかなというところで入れた。診断はやはりできないかと思う。

13番の精神的な問題についても、診断名をここに診断をして入れることは、教員はできないので、「気持ち的に行けません」という相談はこれに当てはまるのかと想定した。精神的な、メンタル的な不安感というところが当てはまるかという部分で記した。

やはり、もう少し簡略したものの方が、現場としては使いやすいかと思うため、変更していく方向を考えていきたい。

 

(教育長)

他にどうか。ないようなら、時間の関係もあるので、次に移りたいと思う。

冒頭において、事務局からの説明もあったが、次の(3)いじめ重大事態については、不開示情報が含まれる事項についての審議を行う。

従って、非公開で会議を進行していきたいと思うがよろしいか。

〈特に異議なし〉

それでは次の事案の審議など、不開示情報が含まれる事項について非公開で会議を行うこととする。

本日、傍聴者はいない。それでは、いじめ重大事態について、事務局よりお願いする。

 

報告3 いじめ重大事態について

報告3 いじめ重大事態について

事務局より資料に基づき報告を行った。(非公開)

(教育長)

今回も皆様方から貴重なご意見をいただくことができた。

今後、いただいたご意見を、事務局、市教委、今後の活動にぜひ生かしていきたい。

以上をもち、令和4年度第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会を閉会する。

4 資料

  1. 令和4年度2学期のいじめ状況調査の結果といじめ防止の取組について(PDF:3,332KB)
  2. 「柏市いじめ防止基本方針」の改訂について(PDF:4,532KB)

お問い合わせ先

所属課室:学校教育部児童生徒課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎2階)

電話番号:

お問い合わせフォーム