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麻しん(はしか)
麻しんウイルスによって起こる急性感染症です。感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が麻しんウイルスに感染すると、ほぼ100%発症すると言われています。
症状
- かぜに似た症状で始まります。初めの2、3日間は発熱、鼻水、咳などの症状がみられます。この時期が、最も人に感染させる危険性が高い期間です。
- 4日目に一度熱は下がりますが、目が赤くなり、目やにが出たり、口の中に麻しん特有のコプリック斑(白い泡状の斑点)が現れます。
- 半日から1日で高熱(38.5~40℃以上)となり、同時に全身に赤い発疹が現れます。発疹の形、大きさは様々ですが、かゆみはありません。顔、首、耳の後ろから現れ、全身に広がります。
- 気管支炎や肺炎、中耳炎、脳炎等の合併症が約0.1~10%にみられます。
- 麻しんワクチン接種後数年を経過して抗体が低下してきている場合や、1歳前の乳児で母親由来の抗体が残っている場合など、不完全な免疫を持っている状態で麻しんウイルスに感染した場合、「修飾麻しん」という典型的でない軽症の麻しんを発症することがあります。
気になる症状があるときは
- 上記のような症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。受診の際には、事前に医療機関に電話等で症状を伝えて、受診の要否や受診時の注意点を確認して、その指示に従ってください。
- 周囲の方に感染させないために、必ずマスクを着用しましょう。また、公共交通機関の利用も可能な限り避けることが望ましいです。
潜伏期間
約10~12日(21日間程度のこともあります)
感染経路
- 空気感染・・・咳やくしゃみ、会話などによって口や鼻から放出されたしぶき(飛沫)が乾燥したもの(飛沫核)が、長時間空中を浮遊し、それを吸い込むことによる感染。感染者と直接接触しなくても、同じ空間にいるだけで感染するリスクがある。
- 飛沫感染・・・咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)による感染。
- 接触感染・・・ウイルスが付着したもの・場所を触った手指を介して口や眼などの粘膜にウイルスが入ることによる感染。
麻しん患者から周囲の人に感染させてしまう期間(感染可能期間)は、発症日の1日前から発症後3日間を経過するまでの期間とされており、発症前から感染力があります。
予防法
- 麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗いや一般的なマスクの着用のみでは予防できません。
- 予防接種が最も有効な予防法です。
麻しんにかかってしまう前に、予防接種を受けましょう!
特に接種を受けることが望ましいかた、お勧めするかた
- 1歳以上の乳幼児で、まだ予防接種を受けていないかた
- 予防接種を2回受けていない児童、生徒、学生
- 麻しんにかかったことがなく、予防接種を受けてから10年以上経っているかた
- 幼稚園・保育施設・学校等の教職員
- 医療従事者
- 福祉施設等の職員
- 麻しんの流行している国へ渡航を検討しているかた
(注意)定期予防接種の対象のかたは無料で接種できますが、それ以外の方は任意で自費での接種となります。在庫状況により定期接種優先となる場合がありますので、詳しくは医療機関へお問い合わせください。
柏市で実施している定期予防接種
詳しくは、こどもの予防接種のページをご覧ください。
予防接種スケジュール
日本の予防接種スケジュール(国立健康危機管理研究機構ウェブサイト)(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)をご参照ください。
治療
- 特効薬はありません。症状に応じた対症療法となります。
お問い合わせ先