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水痘(みずぼうそう)
水痘はいわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。
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水痘の患者報告数が増加しています |
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症状
発疹は、皮膚の表面が赤くなる(紅斑)ことから始まり、虫刺されのようになって(丘疹)、短期間で水ぶくれのようになり(水疱)、2~3日でかさぶた(痂皮)になります。発疹は、頭皮・体幹・手足の順に広がっていくことが多く、数日にわたり次々に発疹ができるので、紅斑・丘疹・水疱・痂皮のそれぞれの段階の発疹が混在することが特徴です。
かゆみや倦怠感、38℃前後の発熱が2~3日続くことがありますが、一般的には軽症のことが多いです。合併症としては、皮膚の二次性細菌感染、脱水、肺炎、中枢神経合併症などがあります。小児よりも成人のほうが重症化しやすく、合併症が起こる割合も高いと言われています。
また、出産5日前から出産2日後に母体が発症すると、妊婦自身が重症化する可能性に加えて、児が重症の新生児水痘を発症する可能性があるので、注意が必要です。
潜伏期間
2週間程度
感染経路
- 空気感染・・・咳やくしゃみ、会話などによって口や鼻から放出されたしぶき(飛沫)が乾燥したもの (飛沫核)が、長時間空中を浮遊し、それを吸い込むことによる感染。感染者と直接接触しなくても、同じ空間にいるだけで感染するリスクがある。
- 飛沫感染・・・咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)による感染。
- 接触感染・・・ウイルスが付着したもの・場所を触った手指を介して口や眼などの粘膜にウイルスが入ることによる感染。
水疱の中身にはウイルスが含まれているため、つぶさないように注意が必要です。すべての発疹がかさぶたになるまでは感染の危険性があります。
予防法
- 予防接種が最も有効な予防法です。定期接種では、1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までの間に2回接種することになっています。
- 流水と石けんによる手洗いやマスクの着用などの咳エチケット、タオルの共用をしないなどの感染対策も重要です。
治療
- 発疹に対して外用薬(塗り薬)が処方されることが多いです。
- 医師の判断によっては、抗ウイルス薬が処方されることもあります。
学校保健安全法による取扱い
- 水痘は、学校保健安全法で「第二種の感染症」に区分されています。
- 「すべての発疹が痂皮(かさぶた)化するまで出席停止とする」と定められているため、登校・登園の再開時期については医師に相談してください。
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