トップ > 健康・医療・福祉 > 医療 > 感染症情報 > 感染症に関するお知らせ > 麻しん(はしか)患者の発生
更新日令和7(2025)年6月21日
ページID42833
ここから本文です。
麻しん(はしか)患者の発生
令和7年6月20日、市内医療機関から、柏市保健所に麻しん患者の届出がありました。
本公表は、麻しん患者が周囲に感染させる可能性のある期間内に商業施設の利用があり、不特定多数の人と接触した可能性が否定できないため広く情報提供するものです。
患者の概要
40歳代、男性、麻しん予防接種歴有、海外渡航歴無
症状
発熱、発疹
経過等
6月11日 | 発熱、発疹 |
6月12日 | 市内A医療機関を受診 |
6月13日 | 市内B医療機関を受診 |
6月20日 |
B医療機関にて血清IgM抗体検査の結果、麻しんと診断され B医療機関より「麻しん発生届(検査診断例)」を受理 |
感染可能期間中に患者が利用した施設等について
感染可能期間(発症日前日の6月10日以降)に患者が利用した施設等は次のとおりです。
日時 | 利用施設 |
6月10日(火曜日) |
12時00分頃から14時00分頃 セブンパークアリオ柏 16時45分頃から17時10分頃 酒のやまや南柏店 |
(備考)同じ時間帯に利用された方で、利用後10日前後経ってから、発熱や発疹等、麻しんを疑うような症状が現れた場合は、事前に最寄りの保健所に電話連絡し、指示に従って、医療機関を受診するようにしてください。また、受診の際は、周囲への感染を広げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。
(備考)各施設等へのお問い合わせは、御遠慮くださいますようお願いします。
(備考)現時点において麻しん患者が利用した施設等を利用しても感染の恐れはありません。
麻しん(はしか)とは
症状
感染すると通常10日から12日後に38℃前後の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血などが約2日から4日間続き、解熱後、再び39℃以上の高熱と発疹が出現します。
感染経路
麻しんウイルスの主たる感染経路は空気感染で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
発症した人が周囲に感染させる期間(感染可能期間)は、症状が出現する1日前から解熱後3日間まで(全経過を通じて発熱がみられなかった場合、発疹出現後5日間まで)といわれています。
潜伏期間
約10日~12日間(最長21日間程度になる場合もあります。)
治療
特異的な根治療法はなく、症状を和らげる対症療法が行われます。
予防
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクだけでは十分に予防できません。
麻しんの予防には予防接種が最も有効です。2回の定期接種を必ず受けましょう。(麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の予防接種を受けましょう)
麻しんにかかったことや麻しん含有ワクチン(MRワクチン、麻しんワクチン)の予防接種歴を母子手帳等で確認してください。予防接種や麻しんにかかったかどうかが不明な方は、抗体検査の実施、ワクチンの接種の要否等について、かかりつけ医に御相談ください。
麻しんの流行地域への旅行や海外渡航後2週間程度は、健康状態(特に、高熱や全身の発しん、咳、目の充血等の症状)に注意しましょう。
詳細は以下のページもご参照ください。
柏市ホームページ 麻しん(はしか)
お問い合わせ先