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更新日令和7(2025)年6月6日
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百日咳が増えています!
現在、例年に比べて百日咳と診断される方が増えており、市内でも多数の発生報告があります。
千葉県内でも2025年の報告数は、百日咳が全数把握疾患となった2018年以降の最多を更新しています。
また、2025年は例年と比較して10歳以上15歳以下の発生報告が半数以上を占めていることが特徴的です。
千葉県の百日咳発生状況(2025年第22週)(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
百日咳とは
百日咳は百日咳菌によって起こる感染症です。
症状
百日咳菌に感染してから症状が出るまでの潜伏期間は、約7~10日です。
症状の経過は以下の3期に分けられており、回復までに約2~3か月かかります。
カタル期(約2週間):一般的な風邪症状で始まります。
痙咳期(約2~3週間):咳の回数が増え、激しくなります。短い咳が連続的に起こり、息を吸う時に笛の音のような音(ヒューヒュー)がでます。しばしば嘔吐を伴います。息を止めて咳をするため、鼻血がでたり顔面のむくみ、眼球の出血などが見られることもあります。
※乳幼児早期では特徴的な咳がなく、息を止めているような無呼吸発作から、くちびるが紫色になったり、けいれん、呼吸停止へといたることがあります。特にワクチン未接種の新生児や乳幼児が感染すると重症化しやすいといわれています。
※成人は主に2週間以上の長引く咳と発作性の咳などの軽症なことが多く見過ごされやすいです。しかし菌の排出はあるので、感染源となってしまう可能性があり、注意が必要です。
回復期:激しい咳は徐々に軽減しますが、ときどき発作性の咳がでます。
予防
乳幼児の場合:ワクチン接種による予防が可能であり、定期予防接種(生後2か月から接種可能)が行われています。予防接種を受けることで重症化を防ぐことができます。
成人の場合:気になる症状が見られた場合は医療機関を受診しましょう。診断された場合は感染をひろげないために、マスク着用や咳エチケットを行うことが推奨されます。
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