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更新日令和6(2024)年4月5日

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地域とともにある学校づくり(コミュニティ・スクール)

市では、家庭や地域の教育力を活かした活動の充実や地域人材の活用を行い、積極的な学校公開と情報公開などを通して、地域とともにある学校づくりを進めています。

1 コミュニティ・スクール

コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会を設置した学校のことです。
学校運営協議会とは、地域住民や保護者、学校の先生などが集まり、地域の学校に通う地域の子どもたちがどのように育ってほしいか、そのために何ができるかを話し合い、知恵を出し合う合議制の組織です。

柏市では、令和5年度末に市内全公立小・中学校が「コミュニティ・スクール」となりました。

CSチラシ(PDF:710KB)(別ウィンドウで開きます)

 

コミュニティ・スクールの目的

  1. 子どもたちの豊かな学びのために、地域のかたの力を学校教育に取り入れること(小中連携・社会に開かれた教育課程)
  2. 地域住民の間に学校を核とした世代間のつながりをつくること(学校課題や地域課題の解決)
  3. 「教職員でなくてもできること」に地域のかたの力を借りることで、教職員の「子どもたちと向き合う時間の確保」につなげること(学校現場の負担軽減)

学校運営協議会では、学校運営協議会委員がこれらの目的意識をもって学校・家庭・地域が教育のビジョンを共有し、子どもたちをどう育てていくかを話し合う組織(共育の場)として活動しています。

学校運営協議会を通じて学校・家庭・地域がそれぞれの役割を考え、子どもたちを育てるための協働活動を展開する「地域とともにある学校づくり」を推進していきます。

更に詳しく知りたい方は、こちらの文部科学省ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご確認ください。

学校運営協議会の役割

学校運営協議会委員は、以下の役割を担います。

  1. 校長の策定する基本的な学校経営方針を承認する
  2. 学校運営について意見を述べ、改善策を話し合う(熟議)
  3. 経営に基づき、教職員の任用について意見を述べることができる(任意)

また、今後は千葉県教育長期ビジョン推進事業の一環である「学校を核とした県内1000ヵ所ミニ集会」(外部サイトへリンク)の実施にあたり、学校と学校運営協議会が連携していくことが考えられます。

学校運営協議会設置状況一覧

 1. 令和5年度末までに設置されたコミュニティ・スクール

34協議会63校(中学校21、小学校42) 設置率100%

 

設置形態 学校名

開設時期

1 中学校区 西原中学校区
(1.西原小 2.十余二小 3.西原中)
元年度~
2 中学校区 柏の葉中学校区
(1.柏の葉小 2.柏の葉中)
元年度~
3 中学校区 富勢中学校区
(1.富勢小 2.富勢東小 3.富勢西小 4.富勢中)
R2.8~
4 中学校区 柏五中学校区
(1.柏第四小 2.高田小 3.柏第五中)
R2.9~
5 中学校区 酒井根中学校区
(1.酒井根小 2.酒井根東小 3.酒井根西小 4.酒井根中)
R2.10~
6 中学校区 高柳中学校区
(1.高柳小 2.高柳西小 3.高柳中)
R3.4~
7 中学校区 風早中学校区
(1.風早南部小 2.大津ケ丘第二小 3.風早中)
R4.5~
8 中学校区 柏第三中学校区
(1.柏第六小 2.柏第七小 3.第三中)
R4.6~
9 中学校区 松葉中学校区
(1.松葉第一小 2.松葉第二小 3.松葉中)
R4.6~
10 中学校区 柏第四中学校区
(1.柏八小 2.名戸ケ谷小 3.第四中)
R4.8~
11 中学校区 豊四季中学校区
(1.柏二小 2.旭小 3.豊四季中)
R4.11~
12 単独 柏中学校 R2.6~
13 単独 土南部小学校 R2.6~
14 単独 柏第一小学校 R2.7~
15 単独 旭東小学校 R2.10~
16 単独 豊小学校 R3.4~
17 単独 藤心小学校 R3.5~
18 単独 柏第二中学校 R3.11~
19 単独 逆井小学校 R4.5~
20 単独 逆井中学校 R4.5~
21 単独 柏第三小学校 R4.5~
22 単独 増尾西小学校 R4.6~
23 単独 土中学校 R4.7~
24 単独 土小学校 R4.8~
25 単独 南部中学校 R4.9~
26 単独 中原小学校 R4.9~
27 単独 中原中学校 R4.12~
28 中学校区 田中中学校区
(1.田中小 2.田中北小 3.花野井小 4.田中中)
R5.6~
29 中学校区 光ケ丘中学校区
(1.光ケ丘小 2.光ケ丘中)
R5.6~
30 中学校区 手賀中学校区
(1.手賀西小 2.手賀東小 3.手賀中)
R5.5~
31 単独 柏第五小学校 R5.5~
32 単独 風早北部小学校 R5.6~
33 単独 大津ケ丘第一小学校 R5.5~
34 単独 大津ケ丘中学校 R5.5~

2 学校支援ボランティア

保護者や地域住民を学校支援ボランティアとして登用し、子どもの教育環境の整備、安全の確保等のための活動に取り組んでいます。
学校支援ボランティアの人数は、平成12年度は約1,400名であったものが令和5年度末時点では約4,300名を超えており、人数の増加とともに活動内容も多様化しています。
市では、学校支援ボランティア保険事業により、その学校支援ボランティアの活動を支援しています。

主な活動

授業支援、読書活動の充実、子どもの見守り・安全確保、学習環境整備、部活支援など

今後の方針

コミュニティ・スクールから生まれる地域学校協働活動や学校支援ボランティアを緩やかにネットワーク化していくことで、持続可能な支援を可能にし、「地域とともにある学校づくり」を目指します。

3 地域学校協働活動

地域学校協働活動とは、幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動の総称のことです。

学校運営協議会で話し合った内容が、地域ごとの特色ある活動につながることを目指し、各学校運営協議会もしくは各学校毎に地域学校協働活動をまとめたつながりづくり(地域学校協働活動本部)を行っていきます。

地域学校協働活動の目的

学校

  • 子どもたちの豊かな学びづくりを進めていく
  • 子どもたちが地域を知ることで、地域を愛する子どもたちを育てていく
  • 子どもたちが安心できる環境をつくっていく
  • 教職員が子どもたちと向き合う時間の増加を図る

地域

  • 多世代間のつながりのきっかけをつくり、地域の活性化を図る
  • 子どもたちの教育に関わることにより、喜びや達成感を感じる機会となるよう、生涯学習の一環としての活動を推進していく
  • 地域で育った子どもたちが、やがて地域の力になることを目指す

地域学校協働活動の具体例

  • 学習支援(授業補助、放課後学習支援、体験学習支援、読書活動支援等)
  • 生活支援(小1プロブレム対応、清掃・給食支援、支援の必要な子供への対応等)
  • 環境整備(図書館整備や花壇の整備等、校内の環境整備に係る活動等)
  • 見守り活動(登下校における子供の安全確保に係る活動 放課後学校区パトロール等)
  • 学校行事支援
  • 部活動及びクラブ活動の支援
  • その他、学校と地域との連携・協働に関する活動

今後の方針

  • 各学校に地域学校協働活動を進めていく拠点となる地域ルームを設置していきます
  • 学校と地域をつなぐコーディネーターの役割を果たす地域学校協働活動推進員を設置・養成していきます

4 学校評価

すべての柏市立小中学校・高等学校では、保護者、地域住民及び学校運営協議会委員などからアンケート調査や聞き取りを行い、学校評価を実施しています。

学校評価を行うことで、「学校運営の改善」、「教育の質の保証・向上」を図り、保護者、地域住民からの学校運営に対する理解と参画や協力を得て、信頼される「地域とともにある学校」づくりの一助としていきます。

お問い合わせ先

所属課室:学校教育部学校教育課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎2階)

電話番号:

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