更新日令和4(2022)年3月28日

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令和3年度第4回柏市健康福祉審議会地域健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

令和4年2月24日(木曜日)午前10時~正午

2 開催場所

 ラコルタ柏(教育福祉会館)2階 多目的研修室1・2

3 出席者

(1) 委員(8人)

中川委員(会長)、山名委員(副会長)、阿部委員、小松委員、長瀬委員、古川委員
平野委員、堀田委員

(2) 関係部署(10人) 

高橋保健福祉部長、小川保健福祉部次長兼障害福祉課長、橋本福祉政策課長、宮本高齢者支援課長、吉田地域包括支援課長、矢部生活支援課長、根本地域保健課長、古川健康増進課副参事、恒岡子育て支援課長、柏市社会福祉協議会原次長

(3) 事務局(3人)

高橋福祉政策課主幹、吉田福祉政策課副主幹、三上福祉政策課主事、(株)名豊谷貝課長

4 議題

  • 第4期柏市地域健康福祉計画中間年度見直しの最終案について
  • 報告事項

アンケート調査について

(1)地域別(21地域)の特徴のまとめについて

(2)中学生・高校生を対象とした若者アンケートについて

5 議事(要旨)

議題「第4期柏市地域健康福祉計画中間年度見直しの最終案について」
  • 資料3、4に沿って事務局から説明
  • 相談支援でアウトリーチがあるが、詳しく書いていない。コロナ禍においてWEB会議も増えてきた。窓口を開いているがそこに来にくい人もいる。WEBでの相談は難しいところではあるが、盛り込むことは考えているか。(長瀬委員)

⇒アウトリーチは、継続的支援事業の中で体制を整備し人員を確保することとしている。アウトリーチの仕方については、どこに問題があるかを発見することが大切で、万能な解決策はなかなかないと思うが、例えば、学校関係者、民生委員、相談窓口にも情報は来ると思うので、その情報を落とさない関係作りが重要と考える。情報を拾ったところは、アウトリーチを行うという仕組みを作っていくことが重要と思っている。WEBについては、令和4年度から実験的に取り組んでみたいと思っており、資料3の20ページの図でビデオ通話がある。いくつかの地域限定になるが、相談機関や専門機関にビデオ通話のモニターでテレビ画面越しでつなげるよう実験をしてみたいと思っている。利用者との関係でビデオ通話をどこまで広げられるのか、今後検証して広めていきたい。(事務局)

  • 資料3の16ページについて、前回までは福祉の総合相談窓口としてあいネットの記載があり、その数値を記載していたと思うが、今回の資料ではなくなっている。この数値はあいネットの数値なのか。(堀田委員)

⇒あいネットは福祉の総合相談窓口である。前回の資料でも文言を統一しておけばよかったが、資料の「地域生活支援センター」はあいネットのことである。あいネットは愛称のため、正式名称で文言の統一を図った。(事務局)

  • 重層的支援体制整備事業でビデオ通話の話があり、大変注目している。市役所のDXの話で、なるべく市民が役所に来ないで、対話や窓口の対応できるといいのではということを予算審議の中で話をした時に、そういった話が出た。この分野だけでなく、他の分野にも発展していく話なので、検証してよいものを作っていただき広げていただくとありがたい。ビデオ通話はZoomとは違うシステムなのか。(古川委員)

⇒今回計画しているビデオ通話については、例えば個人が地域包括支援センターに行って障害の子どもの話をしたいというときに、現状は高齢者の相談の部署なので、そこでは受けられない。そこからビデオ通話で専門拠点につないで、顔を見ながら話をしていただくもの。Zoomだとセキュリティの面が心配なところもあり、個人情報の関係があるため、情報担当課と話して、閉鎖したシステムを使って個人情報が漏れないような仕組みとしている。(事務局)

  • 住民の一人として地域にいる側からすると、行政の作るものはどうしても総花的になって、読んでいて私のところとどう関わってくるのかがわかりにくい世界である。単純に考えれば、ワンストップサービスの理念がもっと前面に出ても良かったのではないかと思っている。地域的に見ると、窓口が身近なところにあるとはまだ実感できていないので、地域の人間としては課題と思う。(阿部委員)
  • 17ページの本市の自殺者のグラフの色の違い(凡例)が抜けている。(長瀬委員)
  • 本分科会において、市長へ答申することになるが、よいか。(会長)

<了承>

報告事項「アンケート調査について」

(1)地域別(21地域)の特徴のまとめについて

(2)中学生・高校生を対象とした若者アンケートについて

  • 資料6、7、8に沿って事務局から説明
  • 各地域21地域が見られるが、全体で比較できるものはあるのか。全体で21地域が見えるものがあると、自分の地域がわかるのではないか。(長瀬委員)

⇒今日お出ししたものは審議会で地域の中で、どのような資源があって、どこが強くてどこが弱いのか、地域活動の中で活かしてもらうためにまずは整理をした。地域ごとにすると母数が少なくなるため21地区を比較していない。(事務局)

  • 中高生のアンケートで、市内に住んでいる人が3分の2で、今後も住みたいかどうかについては「住みたい」「いずれ住みたい」は4分の1で、半分くらいは住みたいと考えている。これだけいると、いろいろ考えてくれるのではないかと感じた。最後の自由記載を見せてもらった。安心して暮らすことができ、人と人が支え合える地域を作っていくためには必要なことは何かというところで、3つほど上がっていて、1つは「あいさつ」で、もう一つは交流の場を設けてほしいということ。若者が自由に集まって、議論したり語り合う場や、多世代との交流があるとよいと思った。もう一つは、治安ということが書かれていて、その中には、防犯カメラを増やしたほうがいいのでは、ごみをきれいにしないといけない、駅の近くにはごみ箱もないのにどこに捨てればいいのかという意見もあった。やはり、コミュニケーションが治安を守るのには大切ではないかということがあった。このようなところは取り上げて、考えていかなければいけないと感じた。(長瀬委員)
  • 中高生のアンケートの回収が970件は多いと思うので、今回アンケートをやった意義があった。今後も継続的に機会を設けていただけたらと思う。大人より正直に感性豊かに、柏市の課題を言ってくれていると思う。NHKで、18歳から成人になるということで、リモートでもできるような場を設けながら、NHKで対談をやっていた。そのようなことも計画をすれば、これだけ考えている子どももいて未来は明るいのではないかと思った。私たちが子どもの言葉を取り上げてられていない、そのような機会を中高生にも与えられていないのではと思う。考えを出す場がないことがわかった。アンケートの結果だけではなく、考えていること、逆に言えば、柏市の課題を含んでいるものだと思う。孤立や孤独、女性の若い方の自殺が増えているなど、声なき声をどこで発したらいいのかの現れだと思う。受け止められる場を、いろんな形で取り組んでいただければと思う。(小松委員)
  • 文科省の方針もあってコミュニティスクール構想が動いている。当面は学習支援だと思うが、最終的には小中9年間のカリキュラムの構造が問題となると思う。その中で地域と柏市の特性、教育資産がどのように取り込められるかに尽きる。そこを考えると、子どもたちのアンケートにもあったあいさつの問題など課題があるが、何らかのピッチで継続していただきたい。コミュニティスクールの動きが出てくると、地域別の数値も動いてくるのではと思う。(阿部委員)
  • 私は、地域で赤ちゃんから高齢者までの多世代の居場所づくりを計画している。そこで中高生、大学生のボランティアに多く来てもらえるようなことを考えたとい思っている。(平野委員)
  • 地域別のデータで、人数は少ない中での結果だが、地域にフィードバックしていただき、地域から町会に下ろして参考としてもらうということでお願いしたい。(会長)
  • この地域の調査結果は、整理はもう少し時間がかかるか。(阿部委員)

⇒今後、整えた形で考える。(事務局)

  • できれば、ふる協にも提供していただくとありがたい。(阿部委員)
  • 報告を受けた事項について、計画書の資料編となり答申には必要がないので、事務局については委員の意見をもとに検討していただければと思う。(会長)

≪連絡事項≫

  • 答申は令和3年度中に行い、委員には郵送にてご報告する。(事務局)
  • 令和4年度の初めに健康福祉審議会の委員の任期満了に伴い、委員の改選がある。今後、候補者選出の依頼を発出する予定ですので、推薦等のご協力をよろしくお願いいたします。(事務局)

[各委員から一言]

  • 中間の見直しということで参加させていただきありがとうございます。私自身勉強させていただいた。(阿部委員)
  • ビデオ通話、DXの取り組みをさらに進めていただき、いろんな声を聞くようにしていただければ、老若男女、年齢問わずできればいいと思う。(小松委員)
  • 今後に向けてよかったと思うのは、21地域の比較ができて自分の住んているところがどういう状況なのかがわかるようになった。若者がどう考えているかが気になっていたが、それが具体化されてきているのが嬉しく思う。(長瀬委員)
  • 地域でビデオ通話の実証実験ということで、扱いは簡単で地域包括支援センターやいきいきセンターとつながっているが、高齢者がどれくらいできるかが不安である。柏市内に広がったらいいと思う。(平野委員)
  • 柏市の地域健康福祉計画ということで、柏市の特徴を押さえた形でオーダーメイドの計画ができることがいいと思っていたが、そういう意味では、アンケートを取って、地域の実態もある程度把握した中で、何が必要かをこれからしっかりと議論されて施策になっていくことはいいことではないかと思う。(古川委員)
  • 地域の助け合いというところで関わっているが、地区ごとのデータはあまりないので、これに見てライバル意識というか、刺激を受けてがんばるきっかけになると思う。(堀田委員)
  • 地域に関わっている者として、地域健康福祉計画ということで、非常に重要な部分だと思っている。民生委員として地域の方と関わっているが、コロナ禍でいろいろな問題が出てきている。地域の皆様の意見や悩みを私たちは吸い上げて、行政や関係機関につなげていくことが重要である。中高生のアンケートで、いろいろ考えを知ることができた。小学生から福祉に興味を持っていただきたいと思っている。地域の中では、小学生を巻き込んだ、多世代の事業計画を行っている。中高生も大事な意見であるが、地域によって違う。地域性でいろいろ違うと思うので、そのような意見も取り入れていただき、小さい時から福祉活動に目覚めてほしい。(山名副会長)
  • 少しでもいただいた意見を市の方へ反映させて、できるものから一歩一歩でもやっていただき、最大の住民の人が、市がこのようなことをやっている、町会もやっている、みんなでよくしていこうということ。中高生の方も違うと感じてもらえれば、我々も意見を言わせてもらい、実現ができればと思っています。1年間で進歩した形で、変わったというところがあればうれしいことである。(会長)

6 会議資料

7 傍聴者

0人

 

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所属課室:福祉部福祉政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

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