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グルーミング被害
グルーミング被害とは
昨今、SNS等を通じて子どもたちに接触し、「悪用目的で個人情報を聞き出す」「下着姿の画像や動画を撮らせて送らせる」「自宅に呼び出す」「バイトと称して犯罪行為の片棒を担がせる」といった行為が増えています。
そのような行為を行う加害者は、子どもが要求を断れないように心理的にコントロールするため、たとえ気を付けていても被害に遭う子どもが後を絶ちません。このような手口を「グルーミング」と呼びます。
被害の早期発見・予防のために
被害に遭った子ども本人は、後ろめたさを感じていたり、口止めをされていたりと、他者に相談しづらい面があるため、一人で抱えている内に問題が深刻化してしまうこともあります。
そのため、「あれ?何だか様子がおかしいな?」と子どもの異変に気づいたら周りが声をかけてみることも大切です。
異変の例
- 妙にスマホを隠す
- スマホの着信音や通知音に怯える
- スマホを覗かれないようにと過敏になった
- 表情が暗く、うわの空
- 泣いたり怒ったり情緒不安定
- 不眠、食欲不振
- 小遣いでは買えない物を持っている
また、いざとなった時に相談しやすいように普段からグルーミング被害について子どもと話をしておくことも有効です。「気を付けろ」ではなく「何かあったら一緒に考えよう」のスタンスで、ぜひ話題にしてみてください。
被害に遭った時には
- 子ども本人を責めないでください
あくまでも悪いのは加害者です。被害に遭った子どもは不安や恐怖に怯えていたり、罪悪感に苦しんでいるため、寄り添って安心させてあげてください。 - 証拠を保存してください
相手とのSNSのやりとりの画面など、スクリーンショットをして残しておいてください。「書き込まれた日時」「URL」「加害者のSNSアカウント情報」など関係のありそうな情報は保存しておくことが大切です。 - 最寄りの警察や相談窓口に通報・相談してください
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