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SOSサイン(気づきのヒント)
サイン~外見・体調・行動~
人は、大きな悩み・ストレスを抱えることで、何らかの異変が表れることがあります。
その一例が次の通りです。
外見
- いつもより表情が暗い
- 身なりがだらしなくなった
- 急激に体型が変化した
- 不自然なケガがある
- 持ち物に汚損や破損が見られる
体調
- 頭痛・腹痛・発熱が出る
- 食欲がない
- あまり眠れていない
- 下痢や便秘が治まらない
- ずっとだるそうにしている
(※複数の症状が長期的に続く傾向があります)
行動
- まわりの人を避けている様子だった
- 涙を流していた
- 朝起きれなくなり遅刻が増えた
- 上の空で集中力がなくミスが多い
- 金遣いが荒くなった
- 過剰なダイエットを始めた
身近な方にこのような異変が見られたら、その方は何らかの悩みを抱えている可能性が考えられます。
異変がハッキリとは分からない場合もあります。
「何だかいつもと比べておかしいな」と違和感があったら相手の様子を気にかけて見てみたり、声をかけてみましょう。
異変・気づきのヒント例がまとめられた資料、サイン ~子どもの異変・気付きのヒント(PDF:470KB)もあわせてご覧ください。
もっと知りたいという方はゲートキーパー養成研修にぜひご参加ください。
グルーミング被害
こちらもご覧ください
10分程度で読める内容となっております。
- グルーミング被害とは
- 被害の予防のために
- 被害に遭った時には
1.-グルーミング被害とは-
昨今、SNS等を通じて子どもたちに接触し、「悪用目的で個人情報を聞き出す」「下着姿の画像や動画を撮らせて送らせる」「自宅に呼び出す」「バイトと称して犯罪行為の片棒を担がせる」といった行為が増えています。
そのような行為を行う加害者は、子どもが要求を断れないように心理的にコントロールするため、たとえ気を付けていても被害に遭う子どもが後を絶ちません。このような手口を「グルーミング」と呼びます。
2.-被害の早期発見・予防のために-
被害に遭った子ども本人は、後ろめたさを感じていたり、口止めをされていたりと、他者に相談しづらい面があるため、一人で抱えている内に問題が深刻化してしまうこともあります。
そのため、「あれ?何だか様子がおかしいな?」と子どもの異変に気づいたら周りが声をかけてみることも大切です。
<異変の例>
- 妙にスマホを隠す
- スマホの着信音や通知音に怯える
- スマホを覗かれないようにと過敏になった
- 表情が暗く、うわの空
- 泣いたり怒ったり情緒不安定
- 不眠、食欲不振
- 小遣いでは買えない物を持っている
また、いざとなった時に相談しやすいように普段からグルーミング被害について子どもと話をしておくことも有効です。「気を付けろ」ではなく「何かあったら一緒に考えよう」のスタンスで、ぜひ話題にしてみてください。
3.-被害に遭った時には-
(1)子ども本人を責めないでください
あくまでも悪いのは加害者です。被害に遭った子どもは不安や恐怖に怯えていたり、罪悪感に苦しんでいるため、寄り添って安心させてあげてください。
(2)証拠を保存してください
相手とのSNSのやりとりの画面など、スクリーンショットをして残しておいてください。「書き込まれた日時」「URL」「加害者のSNSアカウント情報」など関係のありそうな情報は保存しておくことが大切です。
(3)最寄りの警察や相談窓口に通報・相談してください
違法・有害情報相談センター https://ihaho.jp/(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
インターネット・ホットラインセンター https://www.internethotline.jp/(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
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