更新日令和3(2021)年2月26日

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神明社手洗鉢・石鳥居

概略

石鳥居の写真

  • 場所
    柏市塚崎1460(神明社) 案内図(外部サイトへリンク)
  • 指定種別
    柏市指定文化財(有形文化財)
  • 概要
    塚崎地区の鎮守で、名実ともに旧沼南町地区を代表する神社で、この境内にある鳥居と手洗鉢です。

神明社の概要

境内の社碑によれば、当神社の創建は鎌倉時代末期の頃とされます。また、平安時代末期に伊勢神宮の神領とされた相馬の御厨は、神明社と極めて密接不離の関係にあると言われています。
当神社は、天照大神(大神宮)・応神天皇(八幡社)・武甕槌神(春日社)の三社を祀る典型的な三社神明で、社殿は伊勢神宮の方向を向いています。

石鳥居の概要

石鳥居江戸時代中期に、相馬郡四十数ヶ村の領主、本多伯耆守正珍がこの石鳥居を奉納しました。この鳥居は、神明型の変形したもので、材質は安山岩、高さは2.85メートルです。
また、次のような銘文が刻まれています。
「下総国相馬郡塚崎村 神明宮 石華表」(右)
「宝暦七年丁牛二月日 執政中太夫拾遺伯州刺史藤原正珍 依為旧領采地謹建焉」(左)

手洗鉢の概要

手洗鉢素朴な作りながら重量感のある堂々としたものです。材質は安山岩で、水盤の面は86.4×55センチメートル、高さ48.3センチメートルです。この手洗い鉢には、「敬白 信心丹那/奉納庚申待成就/寛文九己酉年 御神楽衆」の銘文が彫られており、寛文9年(1669)に庚申待大願成就を祈願して氏子たちが奉納したことが分かります。

(沼南町史編さん委員会 『沼南風土記』 1981年、沼南町教育委員会 『沼南の歴史をあるく』 1990年)

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