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更新日令和3(2021)年2月26日
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弁天古墳出土物
概略
- 場所
柏市布施字弁財天1738(弁天古墳)
案内図(外部サイトへリンク) - 出土物保管
柏市教育委員会 - 指定種別
柏市指定文化財(有形文化財) - 概要
石枕、立花、石製模造品斧、石製模造品刀子、臼玉、鉄製刀子、鉄剣
弁天古墳の概要
石枕と立花
茨城県南部から千葉県北部の利根川下流域に分布するもので、当古墳の出土例は、いわゆる常総型石枕の集中的分布圏の西限にあたります。石枕の縁にはいくつかの小さな孔が巡っており、ここに立花の軸を立てていたと推定されています。
この石枕と立花は、なんらかの葬送の風習に基づいて使用されたと考えられまが、石枕と立花の表面に地上で生息するクマネズミの歯形が観察されたことから、「殯(もがり)」の儀礼が古墳時代に実在したとする見解もあります。
(補足)
殯(もがり)・・・死者を埋葬までの一定期間、喪屋などの施設に遺体を安置して行う儀礼。
(財団法人千葉県史料研究財団『千葉県の歴史』資料編 考古2<弥生・古墳時代>2003)
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