ホーム > 歴史・文化・芸術 > 歴史・文化財 > 指定・登録文化財 > 柏市指定文化財(無形民俗文化財・史跡) > 金毘羅宮と大沼枕山碑
更新日2021年2月26日
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この金毘羅宮は、幕末の嘉永五年に造立されたものです。江戸時代から明治時代の初めにかけて、主に銚子沖で捕れた魚を江戸の河岸まで運ぶ道があり、鮮魚街道と呼ばれていました。藤ヶ谷地区台町はその中間点にあたり格好の休憩所として賑わい、この金毘羅宮や藤ヶ谷常夜燈が造られました。荷駄人足たちは、ここで食事をとり魚に水をかけて鮮度を回復し、また江戸へと急いだのです。
金毘羅神社(本宮は香川県琴平町鎮座)はもともと水運の守護神で、鮮魚街道に暮す人々によって信仰されました。大沼枕山の撰碑は、明治五年に建てられたもので表に金毘羅宮の由来、裏に造立に関わった人々の名前が刻まれています。枕山は漢詩・書の達人として、江戸で活躍した尾張出身の儒学者です。
(沼南町史編さん委員会 『沼南風土記』 1981年)
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