ここから本文です。
東海寺本堂・楼門・鐘楼
概略
場所
柏市布施(東海寺) 案内図(外部サイトへリンク)- 指定種別
千葉県指定文化財(建造物) - 概要
浅草・江ノ島とともに、関東三弁天の一つと呼ばれる。布施弁天縁起によると、大同2年(807)7月7日の夜「紅龍が現れ島を築き」とある。現在の亀甲山が一夜にしてでき信仰の場となったとされ、弘仁14年(823)3月、嵯峨天皇の時に紅龍山東海寺として、伽藍を建立し、勅願書に指定されたといわれる。
紅龍山東海寺鐘楼
鐘楼の構造は、総欅入母屋造りで、屋根は銅板葺きです。基礎は、八角形の石組みで、入り口は北面しています。第2層は12本の円柱に囲まれた塔身があり、12本の円柱の上部には十二支の彫刻を配し、方位を示してあります。第3層の軒は、2軒の繁垂木、柱上は和洋の二手先斗で尾垂木をつけています。
この鐘楼は、「からくり伊賀」として名高い、今の茨城県谷田部町の名主・飯塚伊賀七(1762~1836)の設計といわれ、その設計図と設計仕様書がその下書きが今も飯塚家に残されています。文化15年(1818)に建立されました。
お問い合わせ先