更新日2021年2月26日

ページID2789

 

ここから本文です。

こんぶくろ池(一)

松葉町の掘割をどこまでもさかのぼっていくと、正連寺まで続き、雑木林にかこまれた古い小さな池に出合う。これがこんぶくろ池であり、大堀川の水源です。こんこんとわき出る清水は、昔から絶えることなく、堀を伝わって手賀沼まで流れながら、まわりの田園をうるおし、人力では及ばない大きな役割をもくもくと果たしているのです。

こんぶくろ池の絵このこんぶくろ池には、昔からいろいろの言い伝えが残っています。池の名前も、こんぶくろに似ているところから、そう言われるようになったのだと言われています。

ずっとずっと昔の話になりますが、そのころ田や畑で仕事をしていたお百姓さんたちは、のどがかわくと、この池のきれいな清水を飲みにきていました。牧の馬たちも、木にさえずる小鳥たちも、野をかけまわる鹿や兎たちもこの池に集まって、それはそれは平和な風景を見せていました。

あるとき、畑に出ていた若者がいつものように水を飲みにきました。池はまわりの木の影を落として、みどりいろに澄みきっていました。はじめ、手ですくって飲んでいた若者は、手をついて腹ばいになり、池に顔をつけてむちゅうでのみました。そのとき、池の水がにしきいろに輝いているのに気づきました。びっくりして顔をあげると、目の前に美しいこんぶくろ(きんちゃく)が浮かんでいました。若者は思わず手をのばしましたが、波にゆらゆら揺れているこんぶくろは、なかなかとれません。木の枝につかまって足をのばしたり、いろいろやっているうちに、こんぶくろは見えなくなってしまいました。若者は、村に帰ってその話をしました。村の人たちは、

「それはきっと米を生むふくろだんべ・・・・・・。」

「いや、それは子を生むふくろだんべ・・・・・・。」

と、つぎからつぎへと伝わってうわさ話に花が咲きました。それからは誰言うとなく、こんぶくろ池と呼ぶようになったということです。

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部文化課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

電話番号:04-7191-7414

ファックス番号:04-7190-0892

お問い合わせフォーム

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

こちらのページも読まれています