更新日令和3(2021)年2月26日

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高島野十郎作者紹介

高島野十郎(1890年~1975年)

高島野十郎近影

福岡県久留米市生まれ。
高島野十郎は東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業しますが、周囲の期待にもかかわらず、水産の道に進まず画家としての人生を選びました。
初期には主に静物画を、渡欧中は風景画を手がけましたが、師を持たず、ひたすら自己に忠実に内面を掘り下げ続けました。野十郎の作品が写実の形をとりながらも、迫真の形象をとおして、人々の心の琴線をゆすって止まないのは、その清純な生きざまと澄明な眼差しによるものでしょう。
野十郎は、昭和35年(1960)都会の喧騒から逃れて柏市増尾の地に移り住みました。そして柏の田園風景をこよなく愛し、昭和50年(1975)に野田市の施設でひっそりと孤独の生涯を閉じるまで、小さなアトリエで作画に打ちこみました。名作「月」の連作はここで生まれました。
柏市教育委員会では平成12年(2000年)「孤高の画家 高島野十郎」展を開催しました。他に福岡県立美術館で作品を鑑賞することができます。

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所属課室:生涯学習部文化課

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