ホーム > 安心・安全 > 火災(り災証明書申請) > 地震発生時の火災を防ごう! 屋外に避難する前にブレーカーを遮断!!
更新日2021年2月26日
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阪神・淡路大震災や東日本大震災では、電気を出火原因とする火災が多く発生しました。その一因として、停電後の電気復旧時に火災が発生する“通電火災”が多発したことが挙げられます。
地震発生後、揺れが収まった後、屋外に避難する前にブレーカーを遮断することが通電火災による被害を減らすことにつながります。また、自宅が無人の場合や夜間に停電するなど、電気ブレーカーを遮断できないケースにおける出火防止策として『感震ブレーカー』が効果的です。
阪神・淡路大震災で地震を原因として発生した火災の61%、東日本大震災で発生した火災の65%が「電気による火災」でした。
地震による停電が復旧した場合の通電を原因とする火災のこと。
例えばこんなケースが・・・
【ケース1】
地震の揺れでカーテンや衣類が電気ストーブの上に覆いかぶさり、通電後に出火!
【ケース2】
建物の倒壊や家具の転倒で電気コードが損傷し、通電の瞬間にショートを起こし出火!
感震ブレーカーとは、地震の揺れをセンサーが感知し、あらかじめ設定しておいた震度以上の場合に配線用ブレーカー又は漏電ブレーカー等を遮断する器具をいいます。
各家庭に設置することで地震発生時の出火を防止し、近隣住宅等への延焼を防ぐことで、被害を軽減することが期待されます。
感震ブレーカーには、工事の必要なものから工事不要のコンセント型まで様々なタイプのものがあり機能もそれぞれ異なるため、状況によって選んで設置することができます。
分電盤に内蔵されたセンサーによって揺れを感知して電気を遮断する機能が付いたもので、基本的には全ての電気が遮断されます。取り付けには工事が必要です。揺れを感知してからブレーカーが落ちるまでに時間的猶予を持たせているものが多く、その時間を使って避難などを行うことができます。また、地震による停電が発生した際には、電気が復旧した時にブレーカーが遮断されます。電気器具が倒れていないか等の安全を確認してからブレーカーを戻すことにより、通電火災を防ぐことができます。
ブレーカーに直接とりつけるもので工事の必要はありません。一定の震度により『おもり』の玉が落下することでブレーカースイッチを落とし、電力供給の遮断を補助します。揺れの感知と同時に作動し、住宅内全ての電気を即座に遮断します。
コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、当該コンセントからの電力供給のみを遮断するタイプの機器です。コンセントに差し込むタイプと、既存のコンセントと取り換えて埋め込むタイプがあります。個別のコンセントの電気を遮断することができるため、電気ストーブや観賞魚用ヒーターなどの熱を発する器具を接続する箇所への設置に適しています。差し込むタイプは工事が不要ですが、既存のコンセントと取り換える埋め込みタイプは工事が必要となります。
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