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老朽化した消火器の破損にご注意を!
老朽化した消火器の破損にご注意ください
令和2年3月に名古屋市、令和3年5月に姫路市にて、火災が発生した際に消火器を用いて初期消火を試みようとしたところ、消火器が破裂し、それぞれ顔面、胸部を負傷したという事故が発生しました。消火器はどちらも製造から20年以上経過しており、点検も未実施でした。
現在、一般家庭の多くで使用されている消火器は、「加圧式」の粉末消火器です。この消火器の内部には、加圧用のガスボンベが内臓されており、消火器のレバーを握ることにより、そのガスボンベから放出されたガスの圧力により薬剤が噴射されます。「加圧式」の消火器は製造から10年経過すると、火災時にその機能を有効に発揮出来ないばかりか、破裂等の重大な事故につながる恐れが高くなり非常に危険です。
ご家庭や事業所に置いてある消火器について、適切に管理されているか今一度確認しましょう。
破裂の恐れがある消火器とは・・
- 耐用年数の過ぎたもの。(消火器には耐用年数があり、本体等に記載してあります。)
- キャップ(首の部分)や底部がさびついている。
- 本体にへこみや変形がある。
消火器を設置してはならない場所
- 湿気の多い場所
- 直射日光のあたる場所
- 建物の外部(雨ざらしは厳禁。外に設置する場合は、専用ボックスに収納しましょう)
- 温度変化の多い場所
老朽化した消火器の廃棄について
古くなった消火器や容器が変形した消火器を廃棄する場合、柏市ではゴミとして処分することは出来ませんので、廃棄や点検、薬剤の詰め替えは、専門業者に依頼してください。(最寄の消防署で、専門業者をご紹介することが出来ますので、お問い合わせください。)
ご相談窓口
老朽化消火器の連絡やご相談は、社団法人日本消火器工業会(外部サイトへリンク)まで
- 消火器は適切に管理し、正しく使用しましょう⇒消火器の使い方(外部サイトへリンク)
お問い合わせ先