更新日令和3(2021)年2月26日

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柏市新中央図書館整備基本構想策定有識者懇談会第1回会議録

1 開催日時

平成18年5月30日(火曜日) 午後2時~午後4時

2 開催場所

柏市役所沼南庁舎5階501会議室

3 出席者

(委員)

阿部 孝(座長)、玉川 博(欠席)(副座長)、植松貞夫、岡田恒一、熊谷道子、重盛恭一、菅原淳子、高橋 裕、藤田とし子、渡辺暢江

(事務局)

矢上教育長、川上生涯学習部長、森教育総務課長、成島図書館長、小舘教育総務課専門監、橋本教育総務課主査、松永教育総務課主任

4 議題

  1. 新中央図書館の背景およびこれまでの経緯に関する説明
  2. 基本構想策定の全体スケジュールに関する説明
  3. 有識者懇談会の開催スケジュールに関する説明
  4. その他、意見交換

5 配付資料

  1. 柏市新中央図書館整備基本構想策定有識者懇談会委員(名簿)
  2. 柏市新中央図書館整備基本構想策定有識者懇談会要領
  3. 新中央図書館整備基本構想策定有識者懇談会(第1回)会議資料
  4. 平成17年図書館年報

6 議事(要旨)

【委員】30代、40代の働き盛りのビジネスマンは、休みもあまりなく、夜も残業のため図書館に本を借りに行く時間も惜しんでいるので、図書館に行くよりも買ってしまった方が早いと考えます。実際に生きた情報や、直に情報が欲しい場合は、買ってしまうのが現実です。

【委員】柏市には16の分館があるが、中央図書館を新たに作った後も、16もの分館を経営していくことは財政的に可能なのでしょうか。比較的大きな中央図書館を建設した場合、いくつかの分館を閉鎖して、スリムな図書館にしていかないといけないのではないでしょうか。財政的に好転してから実際に建設するというのであれば、そのような議論はこの場でする必要はないわけですが。

【事務局】市としては、市民ニーズを汲み取り、新中央図書館の建設を最重要課題として位置付けています。新中央図書館の建設については、平成21年着手ということを申し上げております。

【委員】車などにより、人の移動能力が高まっているなか、小規模な図書館をたくさん設けるのはいいことなのでしょうか。中央図書館の建設にあたっては、市全体の図書館のあり方、分館のあり方というものも視野に入れて検討していかなくてはいけないのではないでしょうか。

【事務局】今年度はどのような図書館を建設するか、事業手法の検討、立地場所の検討といった3つの柱で検討を進めていきたいと考えております。また、今の図書館をどうするのか、分館機能をどうするのかということも併せて検討していきます。

【委員】柏市は合併して38万都市になりましたが、中央図書館が貧弱である、蔵書が古い、施設も古い、サービスが足りないという市民の声が多く、是非、新中央図書館の建設を実現して欲しいと思っています。今までの図書館をそのままつくることを考えると、財政面や人件費などの問題もあると思われるため、この場で情報交換をして、今までにない斬新な図書館をつくってはどうでしょうか。運営部分でボランティアを募るなど、市民の参加を求めて、何か新しい方法でできるのではないでしょうか。また、立地としては、地域に密着した分館も重要ですが、高齢化になると、必ずしも車を利用できる方ばかりではないため、コンパクトシティという考えで、駅の近くやショッピングセンターの中が良いと思います。電車に乗って、歩いていける範囲に図書館ができれば個人的には嬉しい。

【委員】ビジネス支援などに関しての情報を集められる人がそこにいて、相談にのってもらえる、子どものことについての専門家がいる子ども図書館、病院と連携している図書館など図書館ごとにその特色を出すことが大事だと思います。

【委員】それでは、いくつかテーマがあって、それごとに図書館があるというのでもいいという感じですか。

【委員】お金のことを考慮せず、夢みたいな話ですが、駅前にはビジネスマン向けの図書館、郊外には公園とセットで子ども向けの図書館をつくることが可能であれば、それが理想です。

【委員】分館の問題や情報の拠点としてどのように地域に働きかけるかを考えてみました。子どもと高齢化という視点からは、子どもたちには地域社会における文化の情報の提供やブックスタートなどがあります。また、高齢者には、まだまだ知的活動ができる方がいるので、その方には充分情報を提供していく必要があります。それから、お年寄りが語るオーラルヒストリーをアーカイブし、子どもたちが新しい柏市を考える上で活用してもらうこともできるのではないでしょうか。働く層に対しては、IT技術も含め、企業のトレーニングなど、図書館で講座を設ける、また、分館については、例えば、大学が多い柏市の特徴を踏まえ、大学と連携を行うなど、地域の特色を活かした整備してはいかがかでしょうか。

【委員】いろいろ話を伺っていて、この会は素晴らしい会になると感じています。実は、私は以前にも図書館の検討を行ったことがあるのですが、それは全然実現にいたりませんでした。

【委員】中心市街地の活性化などと併せて、検討できるのではないでしょうか。

【委員】以前にも図書館の検討経緯があるということを私たちは聞いております。今回は、計画だけにならないようにと思っております。今年度は、構想計画くらいまで検討していきたいと思っておりまして、そこにはお金の問題が絡んでくると思います。お金の問題は最終的には行政が決めますが、事業の実施にあたっては、いろいろな手法があると思われますので、そこは、委員の皆様から意見をいただきたいと思います。

【委員】中央図書館と分館の役割分担は、柏市の現状を踏まえ、現図書館の課題の洗い出しから入り、そこから、どうあるべきか、柏市として目指す図書館像をつくる必要があると考えます。

【委員】分館と中央図書館の役割分担をどうするのか考えた上で、中央図書館をどうするのか議論しなくてはいけないと思います。

【委員】今後、図書館の役割は非常に大きくなると思います。文化を築く上では、教育というのは非常に大事であり、その部分で図書館が果たす役割というのは非常に大きいと思います。本という実物に出会うことはとても大事なことであり、図書館に行って実物に触れることに意味があると思います。

【事務局】有識者懇談会は委員の皆様に広範かつ専門的な視点から基本構想策定に関して、意見提案をいただくことを目的に、年6回の開催を予定しています。

【委員】中央図書館と分館の役割分担は、中央図書館のあり方に本質的な影響をもつと思われますので、議論としては早めに行っておいた方がよろしいかと思います。

7 傍聴

  1. 傍聴者 2人(うち記者2人)
  2. 傍聴状況 傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 次回開催日時(予定)

平成18年7月11日(火曜日) 午後2時~午後4時

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部図書館

柏市柏5丁目8番12号

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