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更新日令和3(2021)年2月26日
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柏市新中央図書館整備立地検討会第3回会議録
1 開催日時
平成19年6月26日(火曜日) 午後3時~午後5時
2 開催場所
柏市役所第2庁舎3階 302会議室
3 出席者
(委員)
浅羽副市長、関口総務部長、石黒企画部長、吉井財政部長、川上生涯学習部長、吉田人事課長、草野企画調整課長、石塚財政課長、猿渡教育総務課長、成島図書館長
(事務局:教育総務課)
坂巻副参事、小舘専門監、橋本主査、松永主任
4 議題
立地の選定について
5 配布資料
新中央図書館整備立地検討会(第3回)会議資料(PDF:119KB)
6 会議概要
浅羽:ただいまより、第3回柏市新中央図書館整備立地検討会を開催する。早速だが、立地の検討に入りたい。事務局より説明をお願いする。
猿渡:では、資料の説明に入る前に、6月の市議会の報告をさせていただく。
6月の市議会において、立地の選定基準及び選定時期等に関する質問があったが、その問いに対し、市長から「立地場所は、立地検討会において5箇所から1箇所に絞り、その結果を有識者懇談会に諮り、その後、市長が立地を決定する」旨の答弁をしている。
また、立地選定に関しては、慎重に検討することとし、期限は設けないとのことであった。
以上の点を踏まえた上で、検討をお願いしたい。
それでは、資料の説明に入らせていただく。
小館:資料は、前回の会議でのご意見を参考に修正させていただいた。以下、修正点を中心に説明する。
まず、5ページの「評価の観点」だが、前回の議論でトラベルコストは、市民の利便性としてイメージしにくく、他に良い言葉があれば変更願いたいとの意見があったので、アプローチという言葉に変更した。また、算出方法の説明欄に、「人口集積単位としては、「小学校区」を採用した」という文言と「バス:区間180円」を追記した。また、右の図表に関しては、各区間までの金額を記載した。
続いて、6ページの「総事業費の詳細内訳」に関しては、図書館建設に必要な面積に基づいて算出しないと公平性に欠けるという意見があったので、必要な敷地の面積を5,833~6,666平方メートルとした上で、用地取得費を算出した。
なお、施設は2フロアと仮定し、検討している。6,666平方メートルの内訳としては、建物面積が4、000平方メートル、駐車場面積が1,250平方メートル、その他が1,416平方メートルである。
また、補助金、交付金については、体育館移設交付金とまちづくり交付金を記載した。さらに、市の一般財源を算出したほうが良いという話があったので、建中負担と、年間ランニングコストを記載した。候補地Cの機能を他の施設へ移動した場合に、移転コストがかかるというご意見を踏まえ、機能移転費を追加した。グラフには、機能移転費を追加した値を入れている。
8ページの変更点としては、「上位計画との整合性」の候補地Bについて、加筆を行った。また、事業スケジュールに関しては、各候補地の担当者に確認し、精度を高めた。指摘に基づき修正した点は以上である。(小館)
坂巻:評価について、補足させていただく。◎~△の3段階評価とした。
石黒:国の補助金を除いた額が、市の負担額となるので、起債を含めたほうが正確であると思う。
浅羽:起債額の算出方法についてご説明願いたい。
松永:候補地Aの起債の算出方法を説明すると、用地取得費の1,242百万円と建設費の3,332百万円を足したものの75%が、起債額3,423百万円となる。
建中費用は、用地取得費と建設費の合計額から起債分を差し引いた額に設備費の1,745百万円とを足し合わせた結果、2、886百万円となった。
また、開館後負担については、起債額を20年で割った数値に維持管理を足し合わせた値となる。候補地間で金額差がなくなったのは、施設面積を統一したためと考えられる。なお、候補地Eはまちづくり交付金分を差し引いたが、床取得費が高いため、他と差がつかなかった。
吉井:市民に公表する上でも、市債残高は重要になってくると思われるので、この点については、評価ウェイトを高めてもよいと思う。
石黒:起債の元金を20年分割し、運営費に含めているため、単年度で見れば差はないが、20年間で見ると明らかな差がある。現在の資料からは、その当たりが読み取れないので、工夫していただきたい。
関口:補助金を除き、市の負担額のみで比較したほうが分かりやすいのではないか。市の負担額を書く際に、起債額も表記したほうがよいと思う。機能移転費についてご説明いただきたい。
猿渡:新たに建設する図書館に入りきらない機能を移転するための費用である。
石黒:機能移転費ではなく、機能充足費等と表現を変えたほうがよいと思う。
石塚:施設面積が7,000~8,000平方メートルになっているのであれば、機能移転費も適用範囲を7、000~8、000平方メートルとしたほうが良いのではないか。
猿渡:その点については、検討させていただく。
石塚:7,000~8,000平方メートルという範囲に意味はあるのか。
橋本:基本構想において、施設面積を7,000~8,000平方メートルとしたので、同様にしている。なお、グラフに関しては、8,000平方メートルで計算している。
石塚:では、グラフには8、000平方メートルで記載している旨を注意書きしていただきたい。
川上:財政負担の比較方法として、建中負担に起債額を加えた値で比較するケース、開館後負担を20年の合計額で表記して比較するケースの2通りがあると思うがいかがか。
石黒:建設費、ランニングコストを分けて記載し、その中で、補助金の対象額と実質的な負担額に分けるという形でよいと思う。
関口:1つの図表に二つの軸が入ると分かりにくいので、市の負担額と補助金のみとしたほうがよいと思う。
川上:市債と負担額は、分けて書いたほうが良いか。
吉井:市債が分かりにくいのであれば、分けて書いて置けばよいと思う。
関口:今回は、市の負担額を書けばよいと思われる。市債の記載は不要ではないか。
石黒:市債額を入れることが、判断材料になるかどうかにかかっている。今回の場合は、判断材料に含まれないと思うので、書かなくても良いと思う。
石塚:グラフがわかりにくいので、表を用いるなど工夫していただきたい。
浅羽:有識者懇談会で何を伝えたいかを考えた上で、資料を作る必要がある。その辺りを明確にしたほうがよい。
関口:これまでの議論の通り、事業費及び財源の内訳を明記すればよいと思う。
浅羽:それでは、そのような方針で行うこととする。
石黒:評価基準について、ご説明願いたい。
猿渡:単年度負担であれば8億円、総事業費であれば60億円を基準値とし、全て○という評価とさせていただい。
浅羽:差がついているならば、評価に差をつける。そうでないならば、評価を付けずに、金額を記載したほうがよいと思う。
関口:交付金は、どの費用が対象となるのか。
松永:体育館移設に係る交付金として、グラフでいうとその他に該当する体育館の移設費から、610百万円引いている。まちづくり交付金については、床取得費から差し引いている。
浅羽:5ページの市民の利便性について、意見をいただきたい。
石塚:例として、柏駅を基点とするのはいかがなものかと思う。市民全員が駅中心に住んでいるわけではない。
浅羽:基点はどこかに作らないと仕方ないと思われる。そういう意味では、柏駅で適していると思う。待ち時間まで考慮する必要があるか、検討していただきたい。
関口:人によって、バスを使う人もいれば、徒歩を使う人もいる。その辺りを考慮したほうがよいのではないか。
浅羽:単純に駅からの所要時間としてもよいのではないか。そのほうが分かりやすいと思う。
猿渡:駅からの所要時間は分かりやすい指標であるが、柏市の全市民が行くと仮定した場合にどれだけコストを要するかということが重要と考え、算出した。
石黒:市民の利便性という話であると、交通コストと時間をコストに換算したものという話は、筋が通っていると思うので、説明をもう少し加えれば、良いと思う。また、トラベルコストの他に、各候補地について、バスの本数等の公共交通の利便性を書いていただけると、より親切であると思う。
浅羽:周辺の交通インフラについて、加筆したほうがよいと思う。
関口:記載されている評価結果に加え、それぞれの候補地の交通の便を羅列すればよいと思う。ただし、交通の便は評価することは難しいので事実の記載に留めたほうがよいと思う。
浅羽:7ページの交通アクセスに、最寄駅の名前を入れていただきたい。また、バス停の名前も分かるのであれば、入れていただきたい。その他に何か意見はあるか。
松永:6ページの財源負担についてもう一度、確認させていただきたい。事業費を一般財源、市債、補助金に分けるとのことだが、事業費の内訳は記述しなくて良いと考えてよいか。
関口:この図を生かすのであれば、図の下に財源に関する記載をすればよいと思う。
猿渡:8ページの上位計画との整合性だが、評価が難しい。評価をする上で、参考になることがあれば、発言願いたい。
関口:評価基準について説明願いたい。◎と○の差はどこにあるのか。
松永:2ページに図書館のコンセプトを書いているが、上位計画のまちづくりの視点に、その地区に図書館が建設された時の展開が評価基準となっている。つまり、まちづくりの視点に図書館コンセプトが合致しているかという基準である。AとEは、その他の候補地に比べ、合致しているという考えから、◎と判断した。
浅羽:本日の議論を踏まえ、再度、資料を精査していただきたい。
猿渡:次回は、7月11日に会議と合わせて候補地を3箇所ほど現地視察することを予定している。
浅羽:では、次回の開催日は、7月11日ということでよろしくお願いする。
以上
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