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更新日令和7(2025)年10月22日
ページID43349
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令和7年度第1回柏市立図書館協議会会議録
開催日時
令和7年8月6日(水曜日)
開催場所
上下水道局401・402会議室
出席者
委員
岩田委員、小川委員、勝川委員、髙田委員、高橋委員、橋田委員、早川委員、八山委員、笹尾委員(副会長)、佐々木委員(会長)、海老原委員、本間委員
事務局
宮本生涯学習部長、
田中生涯学習課長、村山中央公民館長、吉田文化課長
森川図書館長、芦澤統括リーダー、大野副主幹、日高副主幹、中山主査、福馬主査、宮脇主査、星野主任、三石主事、五十嵐主事
傍聴者
0名
次第
- 開会
- 部長挨拶
- 委員自己紹介・職員紹介
- 図書館協議会について
- 会長・副会長選出
- 図書館を取り巻く状況と図書館の現状について
- 令和6年度事業報告
- 令和7年度主要事業
- その他
- 閉会
質疑応答等の議事
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岩田委員 近隣センターの整備について、新しく柏の葉地区に新設、沼南地区をリニューアルとのことですが、新設にあたっての基準があれば教えてください。 事務局 柏市には各地域にふるさと協議会を設けており、市民のコミュニティーを地区別に設置する方針があります。 その拠点として近隣センターが位置づけられます。 柏の葉地区には、現状近隣センターが設置されておらず、地域の方からも交流の拠点を設けたいとのお声もあり、また同時に柏市としても課題ととらえているため、新たに近隣センターを設けようという動きがあります。柏の葉地区に近隣センターが新設されることで、全地区に近隣センターの設置が完了することとなります。 沼南地区については、昨年度にホール天井の耐震不足が判明したが、対策が不可能であるということも調査で判明したため、建物自体の再整備が必要な状況となりました。 小川委員 中学生の利用率が減少について、私的見解ですが、学校図書館である程度のニーズに応えられていることも要因ではないかと考えました。 しかし、中学生の生活の中で図書館が空いている時間に足を運ぶことが難しい、土日も部活があるなど、物理的に図書館を利用することが困難な場合もあるかと思います。 そういった面も、学校図書館で本を選ぶ力、読む力を育めるようにし、その先の高校、大学、社会人と生涯学習として図書館利用につなげられればと思います。 また、書籍購入費や老朽化の問題等、学校図書館が抱える問題と重なる部分が大変多く、ここでの経験を学校図書館にも持ち帰り生かしたいと感じました。 勝川委員 図書館と学校図書館、それぞれの機能が一体的に機能することで、地域や学校にとって、より良い図書館のあり方を実現できるのではないかと感じました。 髙田委員 個別施設再編方針について、取組時期と目標使用年数が時期的にずれている理由について教えてください。 また、取組内容に「その他」と記載されている部分について、具体的にどのような取り組みか教えてください。 事務局 取組時期と目標使用年数が時期的にずれていることについては、10年単位で整理された資料であること、親施設である近隣センターの補修等と時期の調整が発生することが理由となります。 「その他」の表記については、具体的な取組内容が確定事項でないものや調整の余地があるものについて、その様に表記しており、協議会のご意見を頂戴しながら、具体的方針を定めていければと考えています。 髙橋委員 図書館の今後の方針に、本館への集中的配架、分館機能の見直し等の検討を行っていくとありますが、分館を現在の柏の葉サービスポイントの様に、貸出、予約のみを行う窓口としていく方針でしょうか、また策定当時よりその意図をもって策定されたものか、当時の情報を教えてください。 事務局 当時の議論の状況につきましては、策定時の資料等を見る限り、そういった趣旨を含め当該文面を記したことが伺えます。 橋田委員 柏市立図書館として、指定管理者制度の活用を検討されているか教えてください。 社会教育施設(図書館)への指定管理者制度の導入については、色んな自治体で進んでおりますが、メリットとともに、課題も指摘されていると思いますので、お尋ねさせていただきます。 事務局 図書館として現状検討している事項はありません。 今後の議論によっては当協議会でご意見をいただければと思います。 柏市としての民間事業者を活用したサービス提供については、スポーツ施設などで既に導入事例があります。 早川委員 図書館が単純に本を借りる場所ではなく、地域、つながり、そしてまちづくりにつながるということが良く分かりました。 まちの動向や人の流れなど、全体のニーズなどの調査も視野に入れることで、より良い協議が行えると考えます。 八山委員 学校図書館を踏まえた、図書館全体の居場所としての空間活用について、すでに議論が行われているか教えてください。 また、図書貸出状況の資料で、令和6年度本館の児童書のみ利用が増加していることについて、考えられる要因があれば教えてください。 事務局 図書館の居場所としての空間活用について、以前より図書館の1つの役割としてご意見を多数いただいており、それを踏まえ、居場所及びその他のサービスをどう改善していけるか、引き続きご意見をいただければと思います。 令和6年度の児童書の利用増加については、要因のすべてを把握することは困難ですが、近隣住民利用者の増加傾向から、児童書の利用世帯が図書館近辺に増えた可能性が考えられます。 これは、まちづくりによって、サービスの利用傾向が変化する一例と考えられます。 八山委員 夏休みの宿題から読書感想文を無くす学校もあることも相まって、仮に本を購入したとしても、子ども自身が本を読み進めることが困難な状況を生み出しているのではと感じます。 ホームページ・スマホなどの普及などで、活字が身近にある環境が増えた半面、読書を楽しむ時間、読書する姿を見て本に対する興味を養う割合が減少した側面があると感じました。 親子で本に触れ合う環境を育むということも、改めて見直される大切な要素と考えます。 海老原委員 受益者負担の適正化について、以前よりそういった考えは徐々に浸透してきていますが、図書館においてはその考えは馴染まないものと考えています。 図書館のあり方として受益者負担を取り入れていく方針があるのか教えてください。 次に、個別施設再編方針における近隣センターの統廃合についてです。 豊四季分館でいうと「3期に近隣センターにて複合化を建替え併せて現在の分館を廃止」とありますが、この1、2、3期という枠組みについて教えてください。 事務局 受益者負担については、図書館法第17条の定めに則り、図書館の入館料や貸出に関するサービスの対価を求めることはなく、この条文に変更がない限りはそれが変わることはありません。 次に、個別施設再編方針についてですが、1、2、3期という枠組みついては、今年の4月より第2期が開始となっている状況となります。 第1期の時点で定めた方針がありますが、第2期となり変更となっており、施設の老朽化具合、地域ニーズの変化など、状況に合わせより現実的な計画へと改善を行っております。 図書館においては、当協議会を含めて今後の方針を策定していく段階となり、現時点で決定している事項はありません。 本間委員 施設の老朽化と予算確保が目前の課題であると考えますが、TeToTeが設置された際、若い世代に対して大きな貢献となった様子を多く拝見しています。 図書館を建替える際には、同じような効果を発揮されることを期待しています。 笹尾委員 本館分館の今後将来のあり方についてより掘り下げていく必要があると感じました。 特に分館に関して、地域における役割をより検討する必要があると考えます。 本館に関しては柏市の中心として、引き続き改善を継続していくことになると思いますが、分館は本館とは異なり、地域に身近な存在ですので、その点を踏まえて今後のあり方を議論する必要があると思います。 そのために、現在提供いただいている各種資料のデータについて、解像度をより鮮明にしていきたいと考えます。 例えば、年代別の分館の利用者数などあれば、分館の利用実態が見えてくるのではないか、また、利用状況についても、柏の葉のサービスポイント、TeToTeなど新しい施設の直近の運営状況、年代別利用者数、そこにかかるコストがなどについて、他の図書館と比較出来る資料があれば議論を深められると思います。 加えて、徒歩圏内の利用者に関するデータについても、本館と分館で分かれていると、非常に理解しやすく議論の発展につながると感じました。 佐々木委員 今日基礎的なデータをお示しいただいたので、今後検討を深めるにあたって、近年、中心市街地活性化の文脈で図書館を機能含めた複合施設が新設されて、驚くほどの集客があるという事例を聞くこともあります。 経済的に厳しい時代ですので、老朽等による図書館を含めた施設新設にあたっては、様々な意見が寄せられることと思います。 近年のそうした事例を含め、データ分析いただけることで、より充実した議論が行えると思います。 |
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髙田委員 本の広場のスタッフとお話した際に、夏休み中に来館者が増加することへの不安があるように見受けられました。夏休みが開始し、数日が経過した現在はどうでしょうか。 また、本の広場における他課との連携は何かありますか。 事務局 夏休みに入った7月の1日の来館者数は約150人で想定よりも少なかったが、8月に入り約200人を超えた利用があり、夏休み開始後、多く利用されている印象があります。 夏休みは、常時2名の見守り体制から3名に増員し対応しております。 連携については、時事やニュースに合わせたマンガを5階の中高生の広場へ貸出しています。 今後は、例えば高校生が小学生に折り紙を教えるイベントのような交流の機会などをつくることも検討しています。 勝川委員 学校連携はどのように起案されて実施されていますか。 あるいは、例年開催の事業なのでしょうか。 事務局 直近数年間においては、資料に記載されている事業は毎年実施されています。 「マンデーライブラリーラボ」は、生涯学習課が実施している「夏休み子ども教室」のひとつです。この教室は、生涯学習部の各課が、それぞれの分野で“学びの場”を提供するために開講している講座の一部です。その中で、図書館が担当して開講している講座が「マンデーライブラリーラボ」となります。 夏休み調べもの相談カウンターは、学校図書館指導員の皆様にお声がけし、例年実施しています。 その他記載のある事業については、指導課と連携し実施しています。 |
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八山委員 地域情報拠点化事業の地域情報コーナーの設置について、「地域住民との協働取り組みを進めます」とありますが、具体的にどう進めるのか、あるいはすでに実施しているか、もし具体的に何かあれば教えてください。 事務局 図書館単独で作り上げているのではなく、地域住民と一緒に作り上げていくことができればと考えています。 市民団体の皆さんとつながり、地域情報コーナーを作り上げることにより、地域住民との協働という形で取り組みを進めていく方針で検討しています。 また、既設の地域情報コーナーについて、それで終わりではなく、引き続き更新していきたいと考えています。 八山 せっかくの展示も、受け身でいると来館者の目にしか止まらないため、大変もったいなく感じます。 イベント等を企画することで呼び込むアクションがあると、さらに良くなると思います。 橋田 読書バリアフリーの計画について、県の方で同様の計画があり、各自治体でも策定・実施が求められているという状況かと思います。 視覚障害がある方を主な対象として想定していると思いますが、今後の高齢化が進むことを鑑みると、高齢化のことと併せて考えていく必要性を感じます。 「読書量の低下」の理由に、70代以上の方は視力低下など高齢化に伴うものをあげている方が回答の5割に上ります。 そのような状況を踏まえ、どのように考えているか教えてください。 また、実際に障害を有する方の読書ニーズはどのようなものがあるのか、それに対して、どんな計画があるか教えてください。 事務局 視覚障害者のみでなく、高齢者福祉の観点も含め計画の検討を進めたいと思います。 障害を有する方々の読書ニーズについては、障害福祉課を踏まえ、当事者の声を伺う場を設け、その結果を反映しつつ、計画を作成していければと考えます。 |
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