更新日令和5(2023)年6月16日

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令和4年度第4回柏市立図書館協議会会議録

1 開催日時

令和5年5月11日(木曜日)

2 開催場所

上下水道局401・402会議室

3 出席者

委員

岩永委員、笹間委員、佐々木委員、羽村委員、吉原委員、三浦委員、早川委員

事務局

宮島生涯学習部長、坂口図書館長、柳川統括リーダー、千田副主幹、芦澤副主幹、大野主査、大里主査、三石主事、沖本生涯学習課長、牧野中央公民館長、田口文化課長

傍聴者

0名

4 内容

(1)開会

(2)部長挨拶

(3)会長挨拶

(4)報告事項

 ア 令和4年度主要事業報告

 イ 令和5年度事業構想

 ウ 「(仮称)子ども・子育て支援複合施設」の開設に向けて

 資料に沿って事務局から説明、委員からの質問・意見は、以下のとおり。

 

【羽村委員】デジタル教材について、図書館と美しい手賀沼を愛する市民の連合会(美手連)が協働しているように、市内にある各機関・団体とより連携すれば、柏の情報を子どもに見てもらえるのではないか。

【早川委員】電子図書館サービスやウォーカブル社会実験など良い事業が多い。新しいプロジェクトを推進するチームを立ち上げて、いろいろなところで連携できるとよいと思った。

【三浦委員】電子書籍の導入で図書館に来なくても利用できるようになった。ただ、図書館に行かないという要素にもなる。子どもたちは、電子書籍を読んでそのままスマホゲームに移動してしまう。本に触れられる機会が必要である。

 

(5)グループワーク

(仮称)子ども・子育て支援複合施設について、ア.設置目的実現のために「必要な視点、求められる要素」、イ.小中学生を対象とした「意見聴取」について、2グループに分かれて意見交換を行った。各グループから出た意見は次のとおり。

 

 ア 設置目的実現のために「必要な視点、求められる要素」

 【居場所】

  • 子どもが一人で来ることができる。親が一緒にいないことを前提で作ったほうがよい
  • 一人で来館できる子どもは限られているため親子連れでもよいのではないか
  • 小学校低学年は一人で来られない子どももいる。親子スペースも必要
  • 子どもを連れてくる人(保護者など)に向けた、子育ての本や雑誌などの情報が置いてあるスペースが必要
  • 子どもたちがテーブルや椅子を好き勝手に動かして模様替えができるくらいの自由度のある空間があるとよい
  • 死角は逆に居場所にもなる。いかに安全に作ることができるかどうか
  • ルールを定めて区切るのではなく、空間づくりで緩やかにゾーニングができるとよい
  • 本か遊びかで矛盾が生じるため、ゾーニングは工夫するべき
  • テーマ別での本の配架やくつろげる読書スペースがあるとよい
  • 入りやすいようなエントランスの工夫
  • 貸出しないのであれば、図書館ではないということを明確にしなくてはいけない。遊びを前面に出して、本もあることが分かるような名称がよい
  • 図書という名がつくと近寄りがたく感じるため魅力的なネーミングが好ましい
  • どういった事業を行っている場所なのか、子どもにも大人にも分かるPR動画を作る
  • 子どもが来館するには、土日に開いていることが必要
  • プレオープンを行って施設を見学してもらう
  • 子どもだけの居場所であるということに留意しつつ、親(大人)の目が届くことが必要である
  • その施設の顔となるような子どもにとっても対外的にもシンボリックな人物が必要。例えば、館長、学校の先生のような存在など
  • 子どもたちにとって日常的な居場所はそう簡単に増えるものではない
  • 最初から日常的な居場所を作ろうとすると失敗するため特別な場所を作ることを目的とする方がよい
  • 特別な場所に通い続けることで居場所になる
  • 子ども食堂など、民間で子どもの居場所をつくっているところから話を聞いたり連携したりしてもよいのではないか
  • コアなユーザーを多数作ることは不可能であるため、市内のユーザーが一度は行くような場所にするのかそれともコアなユーザー(少数のよく来る子ども)を作るのか

 

 【本との接点】

  • マンガを置くのであれば、子どもが選定するのがいいと思う。子どもたちの主体性にもつながる
  • 子ども司書を上手く活用する
  • 施設全体の一体感が必要。年齢に応じた関連の本や情報を全フロアに置けると、一体感が出るのではないか
  • 物を介してつながりをつくる。kamonかしわインフォメーションセンターのkamonつながるライブラリーは参考になる
  • 本好きをアピールできるような仕組みや場所にする。例えば、以前その本を誰が読んだのか分かるようにする、など
  • 柏市は本に手を伸ばす子が多いため、意欲を利用していくべき

 

 【ルール】

  • ある程度のルール作りは必要。ただ、ルールを受け入れるだけになってしまうと子どもたちの自主性がなくなってしまう。プレイパークなどのルール作りを参考にして、子たち自身が納得できるようなものができるとよい
  • 近年子どもに催しの実施や方針のすべてを委ねる傾向にあるため、子どもは自分自身で最後までやり切った経験があまりない。子どもを主役にすることは大事だが、大人が最低限のルールを定めて最後は大人が責任を持つべき
  • 本の破損や汚損等のリスクをどうするか。途中でルールを変えることは好ましくないため、先にルールを設定するべき

 

 【備品】

  • 自由に使える遊び道具や木や石などの素材が置いてあるとよい
  • 段ボールで工作ができる場所や壁一面ホワイトボードにしたら楽しいのではないか
  • スマホやゲームを禁止すると来なくなってしまうのではないか。どうリアルな遊びにつなげていくか考えることは必要
  • ボードゲームやトランプなど、スマホゲームではないリアルな遊びをあえてやるのがよい

 

 【交流】

  • 本だけでなくサポーターやボランティア等の人とのつながりが大切
  • 子どもたちが主体的に運営を行うことができる仕組み(こども事務局など)を作る
  • 友人のために何かできるような環境に子どももひかれるのではないか
  • 知らない子と出会えるチャンスを作る

 

 【スタッフ】

  • 子どもが居心地よく過ごせるのはもちろんのこと、大人や職員も楽しめる場所であることが大切。子どもは大人が楽しそうにしているか、退屈そうにしているかを見ている
  • 他フロアとの連携。ミーティングを一緒にやるなど、スタッフ同士の交流も必要

 

 【運営】

  • 行政側の姿勢。この場所でいろいろな取り組みをやってみる。連携してみる。学校図書館や市立図書館ではできないことをあえてやるのもよいのでは
  • ただの箱物にならないように。開館した後も継続していけるような投資の仕方

 

 イ 小中学生を対象とした「意見聴取」について

 【内容について】

  • 居場所がない子どもには何を聞くのか
  • 選択肢はあらかじめリサーチした上で、イエス・ノークエスチョンで聞く方が子どもも答えやすい


 【方法について】

  • 子どもの多様さがみられるとよい。イベントに参加する子ども、学童に行っている子ども、ヒアリングに参加してくれる子どもはスクリーニングされている。スクリーニングなしで学校の一学年全部にアンケートをとる
  • アンケート・ヒアリングの際に施設設置のPRも同時に行うのがよい
  • 既存のコミュニティや団体にヒアリングをすると意見が偏ってしまうため、公園などで遊んでいる子どもに聞く方がよい
  • 子どもが子どもでいる瞬間に意見を聞きたい


 【その他】

  • 子ども司書のレポート(あったらいいなこんな図書館)を参考にしてもよい
  • 子どもたちの意見がどう反映されたか 具体的に見えるととてもよい


(6)閉会

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部図書館

柏市柏5丁目8番12号

電話番号:

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