更新日令和3(2021)年8月18日

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令和3年度第1回柏市立図書館協議会会議録

1 開催日時

令和3年7月2日(金曜日)

2 開催場所

中央公民館4階 集会室1・2・3

3 出席者(委員)

  • 委員

三浦会長、丹間副会長、岩永委員、笹間委員、宮島委員、藤田委員、髙橋委員、常野委員、吉原委員、佐々木委員、早川委員

  • 事務局

河嶌教育長、宮島生涯学習部長、五津図書館長、柳川統括リーダー、吉岡副主幹、千田副主幹、田口副主幹、大里主任、木城主事、沖本生涯学習課長、古川中央公民館統括リーダー、小河原文化課統括リーダー

  • 傍聴者

1名

4 内容

(1) 開会
(2) 委嘱状交付
(3) 教育長挨拶
(4) 委員自己紹介・職員紹介
(5) 会長・副会長選出
(6) 会長・副会長挨拶
(7) 報告事項
(ア) 令和2度主要事業報告

(イ) 令和3年度主要事業

資料に沿って事務局から説明、委員からの質問・意見は次のとおり。

【早川委員】新システムになり、読書記録機能が追加され、便利ではあるが、個人情報保護はどうなっているのか。
→(事務局)利用者本人が記録するか、しないかを選べるようになっている。読書記録に入る場合、ID、パスワードの設定があり、パスワードは図書館で把握できない設定となっている。
→(会長)補足すると、千葉県立図書館でも、仮のパスワードを発行し、利用者本人がその後自分で新たにパスワードを設定するので、図書館にはパスワードはわからない。そういう意味ではセキュリティは確保できるものだと認識している。


【宮島委員】地域資料というのはどういうものを指しているか、具体的なイメージを先に共有したほうがいいと思う。いくつか行なった地域資料の展示は、具体的にどのようなものか。
→(事務局)「県民の日」の一斉展示は、市内に18館ある本館と分館で、その分館近くの住民に身近な資料、例えば、高田分館では大堀川に関する資料というように、分館の近くに特徴的なものがある場合には関連の資料を選んで展示をした。展示した冊数は少ないが、目立つ場所で展示し、分館には地域関係の資料があることをアピールした。
むかしばなしの展示は、柏市観光協会が、『柏のむかしばなし』(昭和60年柏市教育委員会発行)等を参考に作成したマップや展示物の提供を受け、巡回展示を行っているもの。これまでに布施分館と沼南分館で実施し、現在は本館で展示している。
増尾分館の高島野十郎コーナーは、地域ゆかりの画家である高島野十郎の紹介の他、野十郎が暮らした昭和35~50年頃の増尾地域の様子が分かる資料を集めている。


【佐々木委員】地域資料コーナーは、今後設置の可能性や候補など共有できることがあれば教えてほしい。
→(事務局)地域情報コーナーの3か所目は永楽台分館を考えている。柏市と「ふるさと交流都市」である福島県只見町との関係は、永楽台地域との交流がきっかけとなった。只見町の情報や交流の歴史を記録した資料を永楽台分館に集積したい。


【藤田委員】高柳分館の地域情報コーナーは、地域の住民の方との連携で設置とあるがどのような成り立ちで、何回くらい集まってできたのか。
→(事務局)常野委員が地域住民として参加している。
→(常野委員)高齢者に座談会をしてもらった内容をまとめたり、昔からある講に参加して記録を取り、地域の方言や、昔の生活などを集めて紹介した。昔の地域の情報がよくわかり、旧住民・新住民との調和がとれてよくなった。こういう活動をするには地域を巻き込んでいかないとできない。昔のことをよく知る人があまり残っていない。早く情報を集めなくてはいけない。
→(事務局)高柳近隣センター隣のコミュニティスペースに出向き、話を聞いたり、資料を収集したりした。


【佐々木委員】県民の日の一斉展示の内容を共有してほしい。
→(事務局)のちほど共有する。


 (8) 図書館協議会の進め方について
これまでの協議会の議論の内容や、今後の進め方について事務局から説明した。
委員からの質問・意見は次のとおり。


【早川委員】「柏市図書館のあり方」には他に「子ども」や「つながり」というテーマがある。今回、地域資料をテーマとするのはなぜか。
→(事務局)柏市の個性は高度成長期に作られた。様々な市民活動、町会活動があったが、これを記録した当時の資料が現在、世代交代等により次々に失われていることに危機感を持っている。これらの資料を収集し、次世代に引き継ぐことは地域の図書館の使命であると考えているため、「地域」をテーマとした。
→(宮島部長)図書館は地域社会の中でどのような役割を果たしていくのか。社会教育施設である図書館は、地域資料の収集・提供をツールとして、地域づくり・人づくりに積極的に関わることができると考えている。
→(会長)資料というと紙媒体を想像するが、地域資料には、口頭伝承、仏像、写真など色々なものがある。今地方でも失われつつある。次の世代に守れるか。図書館だけでなくどうやって子どもたち高齢者と話ができるか。どうして地域資料なのか、どんどん情報を委員に流してほしい。
【早川委員】新システムになり、読書記録機能が追加され、便利ではあるが、個人情報保護はどうなっているのか。
→(事務局)利用者本人が記録するか、しないかを選べるようになっている。読書記録に入る場合、ID、パスワードの設定があり、パスワードは図書館で把握できない設定となっている。
→(会長)補足すると、千葉県立図書館でも、仮のパスワードを発行し、利用者本人がその後自分で新たにパスワードを設定するので、図書館にはパスワードはわからない。そういう意味ではセキュリティは確保できるものだと認識している。


【宮島委員】地域資料というのはどういうものを指しているか、具体的なイメージを先に共有したほうがいいと思う。いくつか行なった地域資料の展示は、具体的にどのようなものか。
→(事務局)「県民の日」の一斉展示は、市内に18館ある本館と分館で、その分館近くの住民に身近な資料、例えば、高田分館では大堀川に関する資料というように、分館の近くに特徴的なものがある場合には関連の資料を選んで展示をした。展示した冊数は少ないが、目立つ場所で展示し、分館には地域関係の資料があることをアピールした。
むかしばなしの展示は、柏市観光協会が、『柏のむかしばなし』(昭和60年柏市教育委員会発行)等を参考に作成したマップや展示物の提供を受け、巡回展示を行っているもの。これまでに布施分館と沼南分館で実施し、現在は本館で展示している。
増尾分館の高島野十郎コーナーは、地域ゆかりの画家である高島野十郎の紹介の他、野十郎が暮らした昭和35~50年頃の増尾地域の様子が分かる資料を集めている。


【佐々木委員】地域資料コーナーは、今後設置の可能性や候補など共有できることがあれば教えてほしい。
→(事務局)地域情報コーナーの3か所目は永楽台分館を考えている。柏市と「ふるさと交流都市」である福島県只見町との関係は、永楽台地域との交流がきっかけとなった。只見町の情報や交流の歴史を記録した資料を永楽台分館に集積したい。

【藤田委員】高柳分館の地域情報コーナーは、地域の住民の方との連携で設置とあるがどのような成り立ちで、何回くらい集まってできたのか。
→(事務局)常野委員が地域住民として参加している。
→(常野委員)高齢者に座談会をしてもらった内容をまとめたり、昔からある講に参加して記録を取り、地域の方言や、昔の生活などを集めて紹介した。昔の地域の情報がよくわかり、旧住民・新住民との調和がとれてよくなった。こういう活動をするには地域を巻き込んでいかないとできない。昔のことをよく知る人があまり残っていない。早く情報を集めなくてはいけない。
→(事務局)高柳近隣センター隣のコミュニティスペースに出向き、話を聞いたり、資料を収集したりした。

【佐々木委員】県民の日の一斉展示の内容を共有してほしい。
→(事務局)のちほど共有する。

 (8) 図書館協議会の進め方について
これまでの協議会の議論の内容や、今後の進め方について事務局から説明した。
委員からの質問・意見は次のとおり。

【早川委員】「柏市図書館のあり方」には他に「子ども」や「つながり」というテーマがある。今回、地域資料をテーマとするのはなぜか。
→(事務局)柏市の個性は高度成長期に作られた。様々な市民活動、町会活動があったが、これを記録した当時の資料が現在、世代交代等により次々に失われていることに危機感を持っている。これらの資料を収集し、次世代に引き継ぐことは地域の図書館の使命であると考えているため、「地域」をテーマとした。
→(宮島部長)図書館は地域社会の中でどのような役割を果たしていくのか。社会教育施設である図書館は、地域資料の収集・提供をツールとして、地域づくり・人づくりに積極的に関わることができると考えている。
→(会長)資料というと紙媒体を想像するが、地域資料には、口頭伝承、仏像、写真など色々なものがある。今地方でも失われつつある。次の世代に守れるか。図書館だけでなくどうやって子どもたち高齢者と話ができるか。どうして地域資料なのか、どんどん情報を委員に流してほしい。

 

(9) 協議内容
 (ア) 情報提供「社会教育・生涯学習の基礎―市民とともに地域をつくる図書館へ―」
 (イ) グループワーク

「社会教育施設としての図書館の可能性」について、2グループに分かれて意見交換を行った。各グループでまとめた内容は次のとおり。
【Aグループ 三浦会長、岩永委員、宮島委員、髙橋委員、吉原委員】

  • 「学びほぐす(unlean)」(学んできたことを、人生・社会の変化に合わせて、もう一度再構築してみよう)ということが印象に残った。
  • 図書館の役割としては、基本的に資料を提供し、結論を導き出すのは利用者ご本人という姿勢であること。
  • ピンポイントで情報が得られる時代に、書架で隣合った探していなかった情報にも出会える場所。
  • 地域の情報を、子どもが学校教育の中で得るだけでなく、社会人にも知ってもらえるソースとしての地域資料。
  • 学校に行きたくないという子どもたちが図書館にいたっていい、サードプレイスとして、一種の逃げ場として受け入れられる場所でもあるということ。
  • 高齢者の方々も、お金もかからず、本・新聞を読んでいられる場所というところ。
  • コロナ禍での現状の記録をどう残していくかということも課題。
  • 資料からどうやって価値を生むか。
  • 資料収集は過去だけのものか。未来へのつながりをどう作っていくか。


【Bグループ 丹間副会長、笹間委員、藤田委員、常野委員、佐々木委員、早川委員】

  • 図書館は学びを奨励する場。収集した資料をいかに提供していくか。
  • 地域資料づくりを地域の方と実践するのは、柏らしく具現化されたもの。これを拡げていくことが望ましい。
  • ビジネス支援という視点も核においていただきたい。
  • 図書館は人が生きていくための糧を手に入れられる場所。
  • 地域の財産としての資料がそこにあり、それを自由に手にすることにより、無から有を生める人材が柏から飛び立つようなそういう施設になったら良い。
  • 図書館が人とつながるというイメージはなかった。公民館とは違うかたちで人とつながれるとよい。
  • 地域の資料や情報の収集活動をしたい住民がどのくらいいるのか気になる。
  • 「学び」と「ありがとう」という組み合わせが新鮮。
  • 学びとは、互いに持っているものをどう活かすか、ということ。
  • こどもたちの疑問に一緒に考えていくという形で応えられる図書館。
  • 分館が地域に多くあることが柏市の強み。
  • 学びあう地域コミュニティ。分館は本館のミニサイズではない。
  • 地域課題を解決する上で、分館ごとに特色が出ていくということが大事。
  • 「unlearn」を具体的に図書館でどう実践できるのか?
  • つくるものとしての地域資料。
  • 調べていくと面白いものがある。

5 その他

【佐々木委員】柏市教育委員会(文化課)が本年3月末(奥付)に発行した図書『明日話せる柏学』の紹介
【藤田委員】柏インフォメーションセンターでの本を活用した事業の紹介

 

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部図書館

柏市柏5丁目8番12号

電話番号:

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