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柏市では高度経済成長の時期を経て首都圏のベッドタウンとして都市化が進みましたが、その一方で雑木林、谷津田をはじめとした、身近な緑や水辺を多く失ってきました。しかし、近年では経済社会の成熟化にともなって市民の価値観も多様化してきており、「生活の便利さ」のみならず「緑や水」「潤いとやすらぎ」といった快適な居住環境へのニーズが次第に高まっています。
この様な中、景観の面においても市民の関心が高まり、美しく、快適な都市景観を創り出すことは、まちづくりの重要な要件となってきています。
平成4年3月に「柏市都市景観基本計画」を策定し、さらに具体的な都市景観形成の実現に向けて、諸施策の実施と市民、事業者、設計者が積極的に景観形成やまちづくりに参加していくための活動支援などを盛り込んだ「柏市景観まちづくり条例」を平成13年3月30日に制定しました。
さらに、景観への意識の浸透、うるおいや美しさの感じられる景観の実現に向け、効果的な取り組みを行っていくため、これまでの柏の景観まちづくりの諸施策を景観法のもとに一本化し「柏市景観計画」を策定しています。
市民自らが都市景観づくりの主体となり、事業者と市とがお互いに協力しながら、ふるさと柏のより優れた景観を未来の子供たちへの共有財産として引き継ぐため、また、景観法の施行に関して必要な事項を定めています。
市長は都市景観形成の先導的役割を果たすとともに、国や地方公共団体等に対し、協力を要請するものとしています。
市長は、景観計画を定め、または変更するときは柏市都市計画審議会の意見を聴く前に柏市都市景観デザイン委員会の意見を聴くものとしています。
また、重点的に都市景観形成が必要と認める区域を重点地区として定めるものとしています。
景観法による届出に係る事前協議を設け、指導及び助言することができるものとしています。
また、当該条例において、景観法による届出を要する行為、届出を要しない行為を定めるとともに、変更命令ができる特定届出対象行為や届出に係る行為の完了報告の規程を定めています。
届出対象行為について、景観まちづくり条例の規定に違反したもの、景観計画の行為の制限に適合しないとして、景観法による勧告を受けたものが、その勧告に従わなかった場合、氏名や住所を公表することができます。
市長は、景観重要建造物、景観重要樹木を指定するときは、所有者の同意を得るとともに、柏市景観デザイン委員会の意見を聴くものとしています。
また、景観保全に必要な管理の方法の基準を定めています。
市長は景観整備機構の指定等をしようとするときは、柏市デザイン委員会の意見を聴くものとしています。
一定の地区における都市景観の形成を図ることを目的として組織された団体は、景観まちづくり市民団体として認定することができます。
市長は、優れた都市景観の形成に寄与していると認められる建築物等の所有者、設計者、施行者等や、その他都市景観の形成に著しく貢献した個人、又は団体を表彰することができます。
市長は景観まちづくり団体に対し、専門家の派遣若しくは技術的援助や活動に要する経費の助成などの支援を行うことができます。
また、市長は優れた都市景観の形成に寄与すると認められる行為をしようとするもの対し、技術的援助等の支援を行うことができます。
都市景観形成を推進するために必要な情報を収集し、又は助言を聴くために、専門的知識及び経験を有する景観アドバイザーを設置します。
都市景観形成に関する重要事項について調査・審議を行うため柏市都市景観デザイン委員会を設置します。
平成4年3月 | 柏市都市景観基本計画策定 |
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平成5年12月 | 柏駅東口ダブルデッキ及び西口歩道橋景観整備計画策定 |
平成6~9年 | 景観探検活動・市民による景観資源の発掘活動 |
平成8年11月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「快適な都市環境の創造を目指して」 |
平成10年1月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「みどり豊かなまちづくり」 |
平成10年3月 | 柏市公共サインマニュアル策定 |
平成10年6月 | 柏駅西口公共サイン設置 |
平成10年11月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「柏のみどりを次の世代に贈ろう」 |
平成11年3月 | 規制サインマニュアル策定 |
平成11年11月 | 柏駅南口公共サイン設置 |
平成12年2月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「21世紀の柏を語る」 |
平成12年 | 柏市都市景観形成検討委員会(景観条例に係る検討等)新たな取り組みに向けて景観まちづくりの検討を行いました
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平成13年2月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「21世紀の都市景観形成を目指して」 |
平成13年3月 | 柏市景観まちづくり条例制定 |
平成13年7月 | 柏市都市景観デザイン委員会設置 |
平成14年2月 | 大規模建築物等の景観誘導基準策定 |
平成14年3月 | 地域別景観形成ガイドライン策定 |
柏市景観アドバイザー設置 | |
大規模建築物等の新築等の届出開始 | |
平成14年6月 | 柏景観まち自慢コンテスト |
平成15年1月 | 景観まちづくりシンポジウム・テーマ「庭先からあふれる緑の街」 |
平成15年11月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「地域・親子で取り組む景観づくり」 |
平成16年4月 | 都市景観形成色彩ガイドライン策定 |
平成16年10月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「柏の「かお」を創る」 |
平成17年11月 | まちづくりシンポジウム・テーマ「柏の新しい「かお」を創る」 |
平成18年2月 | 柏の葉キャンパス駅周辺景観重点地区指定、同地区景観形成基準制定 |
平成19年1月 | まちづくりシンポジウム・「都市景観賞表彰式」及びテーマ「みんなで考える沼南の景観」 |
平成19年2月 | 柏の葉一丁目及び三丁目景観重点地区指定、同地区景観形成基準制定 |
平成19年8月 | 地域別景観形成ガイドライン改定 |
平成19年11月 | 柏市景観計画の策定 |
平成19年12月 | 柏の葉三丁目第二地区を景観重点地区に指定、同地区景観形成基準制定 |
平成19年12月 | 景観計画の策定に伴い、景観まちづくり条例を改正 |
平成20年2月 |
まちづくりシンポジウム・テーマ「街歩きから見えてくる色の不思議とすてきな暮らし」 |
平成20年4月 | 柏市景観計画告示 |
平成21年4月 | 柏の葉キャンパス駅周辺景観重点地区の地区拡大 |
平成22年2月 | まちづくりシンポジウム(過去から未来へ まちが奏でるストーリー) |
平成23年2月 | 景観まちあるき(絵になる風景、気になる風景)柏駅東口 |
平成24年2月 |
景観まちあるき(絵になる風景、気になる風景)光ヶ丘商店会 |
平成24年8月 | 景観まちあるき(美しい集落景観と歴史的資源を活かした景観づくり) |
平成25年3月 | 豊四季台景観重点地区の指定、同景観形成基準策定 |
平成25年3月 |
柏市景観計画の変更告示 |
平成25年7月 |
景観整備機構の指定 (一般社団法人柏の葉アーバンデザインセンター、一般財団法人柏市みどりの基金) |
平成25年10月 | 景観まちあるき(キャンパスタウンウォッチング~学園の道を歩く~)柏の葉 |
平成25年11月 | 景観まちあるき(キャンパスタウンウォッチング~緑園の道を歩く~)柏の葉 |
平成26年11月 | 景観まちあるき(地域で育てる下田の杜) |
平成27年12月 | 柏市景観まちづくり市民団体の認定(手賀沼の時を繋ぐ会) |
平成28年1月 | 柏の葉キャンパス駅周辺及び柏の葉2号調整池周辺景観重点地区の指定、同地区景観形成基準の策定(旧条例に基づく柏の葉キャンパス駅周辺景観重点地区の廃止) |
平成28年1月 |
柏市景観計画の変更告示 |
平成28年2月 | 柏市景観重要建造物の指定(染谷邸の長屋門と土塁) |
平成28年2月 | 景観整備機構の指定(一般社団法人千葉県建築士会) |
平成28年3月 |
柏市景観重要建造物指定記念シンポジウム「地域資産の魅力と可能性」 |
平成28年10月 | 景観まちあるき(フットパス&景観まちあるき)手賀沼周辺、染谷邸の長屋門と土塁 |
平成29年9月 |
柏市景観重要建造物の指定(薮崎邸の長屋門、湯浅邸の長屋門) |
平成29年11月 |
景観まちあるき(フットパス&景観まちあるき)手賀の丘公園周辺、湯浅邸の長屋門 |
平成30年3月 |
景観まちあるき(フットパス&景観まちあるき)手賀の丘公園周辺、湯浅邸の長屋門 |
平成30年6月 |
景観整備機構の指定(一般財団法人柏市まちづくり公社) |
平成31年2月 |
柏市景観計画の改訂(太陽光発電設備設置に関する景観配慮事項の追加等) |
平成31年3月 |
柏市景観計画の変更告示 |
平成31年3月 |
景観まちあるき(フットパス&景観まちあるき)増尾城址総合公園周辺、薮崎邸の長屋門 |
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