更新日令和3(2021)年12月28日

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令和3年度第1回柏市スポーツ推進審議会

1開催日時

令和3年11月26日(金曜日)

午前10時~午後0時30分

2開催場所

柏市中央体育館2階会議室

3出席者

(委員)11名

福島委員,内藤委員,藤原委員,山田委員,菅原委員,髙橋委員,片山委員,露木委員,杉田委員,南委員,小林委員

(柏市)7名

小貫地域づくり推進部長,黒須スポーツ課長,小出副参事,伊藤施設担当リーダー,光井推進担当リーダー,森山主任,久保主事

4傍聴

なし

5次第

  1. 開会
  2. 委嘱状交付
  3. 地域づくり推進部長あいさつ
  4. 委員及び職員自己紹介
  5. 会長及び副会長選出
  6. 会長及び副会長あいさつ
  7. 議事
  8. 報告事項
  9. その他

6会長及び副会長選出

委員改選に伴い「柏市スポーツ推進審議会条例施行規則」第2条の規定により委員の互選を行う。会長、副会長ともに推薦があり、異議がないため、会長には内藤委員、副会長には片山委員が選出された。

7議事

柏市のスポーツ推進施策について

令和3年度のスポーツ課の執行状況について、「スポーツ課の主要事業及び執行体制」、「スポーツ課の事業概要及び予算額」をテーマとして説明を行う。その後、令和2年度に柏市スポーツ推進審議会を中心に中間見直し作業を行った第2期柏市スポーツ推進計画(中間見直し版)について、計画の概要や策定までの経緯、重点取り組み項目について事務局より説明を行う。説明後の主な意見は次のとおり。

議長(内藤委員)

ただいまの説明について、ご質問やご意見があれば、あるいは、委員の皆様が今いる立場から柏市のスポーツ推進に対してこういった取り組みが出来るとかこういった課題を考えなければならないといったものがあれば、時間は限られるがご自由に発言いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。

髙橋委員

2点ございます。

1つ目として、障がい者スポーツについて、国の補正予算で各市町村で障がい者が使えるような施設整備に対して3分の1の補助が出る形で予算編成がされているようである。こういった補助を活用して、将来増加が見込まれる高齢者や歩行が困難になる方がこれまでとは違ったスポーツに取り組むことが出来るような整備を進めていく必要もあるのではないかと思うので、検討してもらいたい。岐阜県のある自治体では、車いすテニスを障がいを持ったから始めるのではなくて、健康なうちから始める取り組みも進めており、非公式なものではあるが大会も開かれていたりもする事例もあるので、参考にしてはどうか。

2つ目として、市民の皆さんが手軽にスポーツに触れるきっかけとなる整備を考えてもいいかと考えている。データを見ると、実施している種目として散歩やウォーキングなど道具を持ってなくても手軽に取り組むことが出来るものの割合が多い。例えば一定の距離ごとに地点を整備して歩こうと思うきっかけが作れれば投資効果も大きいのではないかと思う。大きい施設を作ることも大事ではあるが、身近なところで整備を進めていくことも必要かと思っている。

議長(内藤委員)

柏市のスポーツ関連事業では、髙橋委員から発言のあったような国の補助金の活用に応募したりすることは多いのか。

事務局

この後皆さんに見ていただく中央体育館なども、バリアフリーという観点ではまだ整備が足りない部分があるので、委員からご紹介のあった項目も含め情報収集は行っている。また、今回の中央体育館の改修でも、国の補助金ではないが、TOTO助成金(※事務局注:日本スポーツ振興センターが所管するスポーツ振興くじ(TOTO)を財源とした助成金)を活用してアリーナの床や照明設備、移動式のバスケットゴールに充てたりもしている。基本的には、財政部局の方針として、積極的に補助金等を利用すべきとなっており、引き続くそういった対応を続けていくことになると考えています。

南委員

2点ほどあります。

まず、柏市スポーツ推進計画37ページの取り組み内容で「柏市障がい者スポーツ連絡会などの関係機関や団体と連携を進めていきます。」と記載がありますが、そうだとすると、このスポーツ推進審議会の委員にそういった連絡会に参加されている方に入ってもらった方が話がスムーズに進みやすいのではないかなと思います。

もう1点として、広場の活用をもう少しした方がよいのではということがあります。これは課を跨いだ話になっていくのではないかとは思いますが、並行して推し進めていった方がよいのではと思います。

事務局

先ほどの回答で一点漏れてしまったのですが、障がい者スポーツについては今回見直した計画でも重点事業に入っており、継続的に取り組んで行かなければならないなかで、柏市でも先ほど紹介のあった車いすテニスではないが、市内NPO法人と連携して車いすバドミントンの学校訪問授業を行い、障がいの有無に関わらず一緒に取り組む機会を作っている。こうした取り組みは引き続き進めていきたい。

また、委員についてのご意見ですが、改選したばかりということもあるので今後の検討事項ということになりますが、多方面からの意見を大事にするという方向性は大切にしていきたいと思っています。

それから広場のことに関しては、スポーツ課でも市内7か所の運動広場を管理している。基本的には地元町会のための広場ということで利用していただいているが、公園とは違い、何かしらの運動種目を行うことが前提となっている。現在、その利用方法の在り方について見直しをしていく必要性は感じているので、ある程度考え方がまとまったら皆様方にもご意見をいただきたいと考えています。

小林委員

一般公募での立場から2つほどあります。

一つ目が、説明のあった中で、日常の動作や軽運動といったところがスポーツに入りますというところが非常に重要だなと考えていまして、自分自身が会社全体の企画で、年2回程アプリを使って歩数を計測して日常の運動を活性化をしていこうというものに参加している。そういったことをもっと広げていけたら面白いのではないかと思っていました。

もう1点として、施設の稼働率の促進というところに、普段の生活をしているなかで疑問に思っていることがありまして、例えば、柏の葉陸上競技場があれだけ素晴らしい施設であるのに、だいたい土日しか使われておらず、平日に使われていないのがとてももったいないなと感じていた。子どもがチアリーディングの練習でよく行く、流山市のキッコーマンアリーナはとても稼働率が高い施設でもあるので、それぞれの稼働率にギャップを感じてしまうところがあった。こういった施設の稼働率が改善されればよい方向に進むのではと考えている。

事務局

今、ご意見のあった気軽にできる運動についてですが、既に取り組んでいる方よりも、何もやっていない方に関心を持ってもらうということが優先されると考えている。そうしたことのために、情報発信はもちろんであるが、子育てをしながら働く世代でなかなかスポーツに携われない方に向けて、親子で一緒に参加できるような施策が必要と考えています。

菅原委員

先ほど説明の中で「幼児期の体力づくりの推進」や「大型商業施設等の身近に訪れる場所での体験イベントの開催」というものがあったかと思いますが、大型商業施設は子供から高齢者までどなたも行かれる場所なので、そういったところに狙いを付けるのはよいことではないかと思います。実際にこれまで何かしらの取り組みをやってきたのでしょうか。

事務局

これまでイオンモールやモラージュ柏などで、体力年齢診断の一部を体験してもらう体験会を開催している実績がある。こうした取り組みを継続していきたいと考えている。

片山委員

運動を継続させるというのが大事なところだと思うところで、きっかけ作りというのも一つの方法であり、例えばスポーツに限定したものではないが千葉市でやっている「習い事応援キャンペーン」のような、子供の習い事に対して助成金を出すというのも、始めてみるきっかけになるのではないかと思うので検討してみてもらいたい。

また、スポーツドリームのようなきっかけ作りのイベントから運動の継続につなげていくために、市内の子供向けの運動教室を行っている事業者を集めた体験イベントをやってみてもよいかと思っている。親の立場で見ると、子どもに何か習い事をさせようと探すときに場所も時間も違う様々な教室に体験に行かせなければならないというのはかなりの手間になるので、そうしたイベントがあると参加者も確保でき、将来のスポーツ活動にもつながっていくのではと考えている。

ほかに施設の有効活用という面で、民間事業者の立場からの意見として、民間主催のスポーツ大会に対しての助成や場所の提供があると、より柏市での普及も進んでいくと感じている。

最後に情報発信についてですが、柏市でもフレイル予防や国民健康保険の保健事業利用券など健康増進に関わる良い取り組みをやっているが、それを知るための情報が少なすぎて、市民に行き届いていないことをとても感じている。これはスポーツ施設で行っているイベントも同様で、インターネットなどを利用していてもなかなかその情報にたどり着かないといったこともある。

スポーツだけでなく別の分野のイベントとも連携するなどの方法も考えられるので、市民が見つけやすい情報発信を考えていってもらいたい。

山田委員

柏市スポーツ協会の中では、社会的な役割として健康寿命の維持が求められるなかで、どのようにその役割を担っていけるのかという話をしている。そのような中でもスポーツや文化を楽しんでもらうために、市民の方を呼び込めるような取り組みを作っていかなければならない。そのためにもスポーツ協会でも情報発信を含めた取り組みのリーダー役になれる人材育成を進めていかなければならないと考えている。

またスポーツ推進計画については、スポーツを行う環境をどう整えていくかが課題になると考えている。この環境というのは、施設整備もあるが、条件整備が重要になるだろう。これから先、生き方の多様化を受け入れていくなかで、心の在り方に対する方向性なども含めて、スポーツが担う役割もあると思うので、審議会委員の皆様の知恵もお借りしながらスポーツ協会でも考えていきたい。

議長(内藤委員)

この計画の見直しには、その実施時期のタイミングからコロナ禍への対応は基本的に盛り込まれてはいない。このコロナ禍で自宅から出られないなかで、スポーツの面でもオンラインでの運動教室など、サイバー空間上での取り組みが様々進められてきた。現在も自宅にいて運動不足に陥らないようにと、オンラインでの良いコンテンツがたくさん配信され効果も出てきている。ただ、特に高齢者をはじめとして、その情報にたどり着く難しさがある点が課題としてある。

国の方でも、例年、体育の日に行っている全国から参加する中央行事を初めてオンラインで開催したりして、過去の現実空間で行っていた時よりも好評となっていた。柏市でも、何らかの理由により家から出にくい人を対象にして、家から出なくても健康づくりに取り組めるとか、身近にスポーツに取り組めるとかの視点から、オンライン上にあるコンテンツを集めて情報発信をするという方法もある。また、大学でも進められているようなオンライン上で双方向にコミュニケーションが取れる形式での講座というのも、今後主流となる一つの在り方ではないかと考えている。

杉田委員

昔、家族と一緒に手賀沼の周りを歩くウォーキングイベントに参加したことがある。そのイベントは完歩しなくてもいいイベントだった。これからの考え方として、決められたコースを完歩するのではなくて、参加者全員が別々の場所を歩いたとしても、オンライン上で歩いた距離を競うような形式が進んでいけば、個人として気軽に取り組んでいる散歩やウォーキングが、外の人たちともつながりがある取り組みにも変わっていく。そういった進め方が出来るようになれば良いかなと思った。

露木委員

皆さんがお話していたオンラインに関して、今、私が感じていることだけお話させていただきたい。オンラインやバーチャルリアリティといった分野が急激に拡大してきているが、教員をやっている人の話を聞くと、必ずしもそうした空間にアクセスできる機器や環境が整っている家庭ばかりではないとのことだった。学校では児童や生徒にタブレットを配っているが、家庭に帰った時にそれが使える環境にあるかというと別の話で、経済的な問題からインターネット環境を整えられていない家庭ではタブレットだけ持っていても用途が制限され使いこなすこともできないと言っていた。

だからどうしようとか、どうすべきとかいう意見がある訳ではないが、オンラインの拡大と並行して、そういった部分も見ていかないとならないのかと思っている。

直接スポーツとは関係のないことかもしれないが、スポーツを教えたり、指導者の育成に携わっていくなかで、そういった面もあるのだなと知らされたので発言させていただきました。

事務局

いろいろなご意見をいただいてすべてにお答えできた訳ではないのですが、内容については十分に精査させていただいて、今後の取り組みにも反映させていきたいと思います。

また、スポーツに関しては市主催の取り組みだけではなく、民間主催で行われている取り組みも多くあります。そうした取り組みをどう支援していけるのかについては継続的に考えて行きたいと思っています。

議長(内藤委員)

他にご質問やご意見などないようであれば、以上で議事は終了とさせていただき、この後、事務局から中央体育館の施設見学の案内をお願いしたいと思います。

8報告事項

柏市中央体育館施設見学

令和3年3月にリニューアルオープンした柏市中央体育館について、改修を行った施設や設備を中心に案内を実施

9配付資料

  1. 次第(PDF:54KB)
  2. 委員名簿(PDF:122KB)
  3. 資料1「柏市のスポーツ推進施策について」(PDF:366KB)
  4. 資料2「中央体育館のリニューアルについて」(PDF:1,460KB)
  5. 参考資料「第2期柏市スポーツ推進計画(中間見直し版)」(PDF:3,711KB)

 

お問い合わせ先

所属課室:市民生活部スポーツ課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎3階)

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