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柏市消防団第5方面隊中継送水訓練を実施しました
訓練日時
令和7年11月3日(月曜日)
午前9時から正午まで
訓練場所
柏市片山399番地地先
訓練概要と目的
柏市消防団第5方面隊が管轄する地区の特性
柏市の東部に位置する「片山・手賀・布瀬」地区は、上水道未整備地域です。
大きな火災が発生した場合には、防火水槽や河川、用水路などの水利を活用して消火する必要があります。
この地域を管轄するのが、柏市消防団第5方面隊です。
訓練概要
防火水槽から火災現場までが長距離であることを想定
参加人員は、柏市消防団第5方面隊57名
約1,200メートルの距離をホース延長して放水する訓練
目的
ポンプ操作技術の向上
消防団員間の連携活動強化
災害発生時の効果的な水源確保と供給の確立
訓練風景

消防車両から吸管という水を吸い上げるホースを伸ばし、防火水槽から水を吸い上げている様子です。
例えるなら、消防車両が口、吸管がストローといったイメージです。
通常は、吸管を1本使用して水を吸い上げます。
今回は水を送る距離が長距離となるため、吸管を2本使用することで水を吸い上げるポンプの力を最大限に活用しています。

可搬ポンプという持ち運び可能なポンプを準備している様子です。
ポンプにはそれぞれ水を送ることができる限界の距離があるので適正な距離にポンプを配置し、効果的に水を送ります。
野球の中継プレーに似ています。
一人で投げられる距離に限界があるので、届く距離で少しずつ近い人へパスしていきます。

ホースを延長している様子です。
ホースの長さは1本20メートルです。
今回の訓練では約1,200メートルの距離があるため、計60本のホースが必要となります。
写真では、ホースカーと呼ばれる代車のような器材を使用してホースを伸ばしています。
電動で動くものもあり、重いホースも負担を少なく効率的に伸ばすことができます。

防火水槽から吸い上げた水が次のポンプへ届いた様子です。
野球で言えば、外野手(防火水槽)から内野手(中間のポンプ)にボールが届いたところです。
この作業を繰り返し、水が必要な場所まで送ります。

放水している様子です。
ホースの先端に筒先と呼ばれる器材を付けて水を出しています。
この筒先を操作することで、まっすぐな水や広範囲に広がる水など様々な種類の水を出すことができます。
庭の水やりに使う散水ノズルに似ています。

消防団の方々のコメント
「ポンプの操作や無線でのやり取り、各分団との連携について再確認する良い機会になりました。有事の際に活かすことのできる有意義な訓練となりましたので継続的に訓練を実施していきたい。」

郷土愛「自分の地域は、自分たちが守る!」
お問い合わせ先
所属課室:消防局沼南消防署
柏市大津ケ丘1-56-12
電話番号:
04-7191-4500