更新日令和3(2021)年3月19日

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令和2年度第5回柏市健康福祉審議会障害者健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

令和2年11月19日(木曜日)午後1時30分から午後3時10分

2 開催場所

ウェルネス柏4階 研修室

3 出席者

審議会委員

 小柴明人副会長、秋元学委員、小松幸子委員、細田智子委員、渡部利一委員、齋藤曉子委員、尼崎玲子委員(7名)

事務局

保健福祉部次長兼障害福祉課長(小川正洋)

地域包括支援課長(吉田みどり)

生活支援課長(矢部裕美子)

総務企画課長(沖本由季)

保健予防課副主幹(星谷和宏)

地域保健課副参事(丸山英治)

こども部長(髙木絹代)

保育運営課長(依田森一)

保育運営課副参事(石原祐一郎)

こども発達センター所長兼キッズルーム所長(渡辺清一)

児童生徒課副主幹(春日智郁子)

柏市社会福祉協議会事務局長(山下嘉人)

その他関係職員

4 議題

次期ノーマライゼーションかしわプランの素案について(審議) 

次年度以降の青和園の運営体制について(報告)

5 資料

配布資料

次第(PDF:61KB)

委員名簿(PDF:81KB)

席次表(PDF:78KB)

資料1-1 次期ノーマライゼーションかしわプラン(表紙)(PDF:168KB)

資料1-2 次期ノーマライゼーションかしわプラン(本文)(PDF:5,252KB)

資料2 青和園の民営化(PDF:594KB)

当日資料 教育福祉会館のリニューアルについて(PDF:1,856KB)

6 会議録

議事1 次期ノーマライゼーションかしわプラン素案について

事務局より、資料1をもとに、次期ノーマライゼーションかしわプランの総論、柱1および柱2について案を説明した。 

(秋元委員)

42ページの成年後見制度について。私どもの施設でも、高齢化が進み成年後見制度を利用されている方は多いが、障害年金だけでは費用を負担するのが大変な人もいる。弁護士や司法書士など後見人によって金額が異なるのかもしれないが、費用負担の問題から制度利用を思いとどまってしまう方もいる。費用の支援についてどう考えるか。

(事務局)

市では費用的にお困りの方に、市長申し立てや、条件はあるが報酬費助成の制度があり、カバーできている部分もあると思う。すべての方をカバーできているわけではないが、そういった制度はある。

(小松委員)

現在コロナ禍で大変な状況になっているが、障害者施設におけるコロナウイルスへの対応は記載しないのか。

(事務局)

ご指摘の事項については、64ページの「3.感染症に対応する体制の整備」で、新型コロナウイルス感染症を含めて記載している。

市の対応としては、サージカルマスクなど感染予防に必要な物資の備蓄をするとともに、事業者への支援策としては、消毒液や手袋など消耗品の購入支援、事業者で感染者が発生した場合の消毒費用の一部負担などを考えている。

(小松委員)

障害者施設でクラスターが起きた場合の対応などは踏まえていないのか。

(事務局)

そうした場合の対応については、若干記述が不足しているところもあるので、記載内容を検討したい。

(渡部委員)

公共交通網の整備について、具体的な要望などが出ていれば教えていただきたい。

(事務局)

公共交通について現在のところ具体的なご意見は多くないが、当然ハード面でのバリアフリー化も進めていかなければならないと考えており、66ページおよび67ページに記載している。

(小柴副会長)

柱1および柱2について、他にご意見がなければ次に進めさせていただく。柱3以降の説明を事務局よりお願いしたい。

事務局より、資料1をもとに、次期ノーマライゼーションかしわプランの柱3、柱4および障害福祉計画の案を説明した。

(秋元委員)

96ページ「医療・ケア体制の充実」に関連し、我々の施設の課題として、高齢の障害者が肺炎等で入院した場合、点滴を外してしまったりするので、ずっと付き添いを付けなければならず、大変な費用となる。一定の入院期間は保障する保険もあるが、入院が長期になった場合には多額の費用がかかり、貯金がなくなってしまう。何か良い対応策はないものか。

(事務局)

医療・ケア体制の充実については、高齢の障害者の方に特化した財政的支援の検討には踏み込めていない状況である。ただ、来年以降医ケアの実態把握を始める。まず実数や状況を把握し、その後ニーズを把握するという二段構えでの調査を考えている。その中で、お子様やご高齢の方を含めてニーズを把握し、可能なところから支援を検討していきたいと考えている。

(小松委員)

ヤングケアラーといって18歳未満の子どもたちが親の介護をすることが問題になっている。福祉相談窓口などで相談を受けていただけるものと思うが、例えば教育委員会と連携を取ることなどによって福祉相談に結びつけないと、子ども自身から親の相談を持っていくことは難しいと思う。どこかに対応を書いてあるか。

(事務局)

ヤングケアラーのことは議会でも問題になっている。それに限らず、色々な相談事が地域の中にあって、高齢者なら地域包括支援センター、障害者なら地域生活支援拠点など相談窓口があるが、新たに設置する福祉総合相談窓口では、色々なところとネットワークを組んで、零れ落ちる人がないように伴走していこうとしている。また、相談窓口では相談しにくい場合も、多世代交流の場を通じて、お母さん方やお子さん方などに危険を感じる場合には、社会福祉士などが気づきの中で対応するなど、少しずつネットワークを広げていこうと考えている。また、若者サポートステーションとも定期的に連携会議を開くことも考えている。

どこかで引っ掛けて零れ落ちる人がないように対応していくため、関係部署と今後協議して取組んでいきたいと考えている。

(細田委員)

74ページ、柱3の就労支援の「取組2 工賃向上の取組み強化」について、工賃はコロナウイルス感染症感染拡大の影響を非常に大きく受けていると思う。これまで右肩上がりだった工賃が、一回下がらざるを得ない現状を書き足していただきたい。

また、官公庁や企業への働きかけ、特に柏市の近くの企業への働きかけも付け加えていただけるとよいと思っている。

94ページ、柱4の「4.教育相談・家族支援の充実」に子育て支援課の事業としてペアレント・プログラムがあり、一方、第3章障害福祉計画の133ページに「ペアレントトレーニング・ペアレントプログラム等の支援プログラムの受講者数」とある。やっている課が違うのか、対象者が違うのか、似ているのでご説明をいただきたい。

118ページ「相談支援体制の充実・強化等」の2021年度から2023年度までのサービス見込み量について、指導・助言件数や支援回数は増えていくのではないか。同じ数量というのはいかがなものか。見直した方がより良くなると思う。

120ページのところ、福祉を支える人たちへの支援の項目が是非ほしいと思っている。福祉サービスに関わる各種研修の活用や、福祉職の人材育成を是非入れてほしい。特に新人の研修や管理職の研修など、各法人に限ると実施できたりできなかったり偏りが出てしまう。

また、指導監査について、指摘事項を共有して欲しい。これまでは集団指導の場でご説明いただいたが、このような時代で集団指導が難しい場合は、指導監査の結果の共有と、指導向上も盛り込んでいただけるとありがたい。

(事務局)

まず、74ページの「工賃向上の取組み強化」と、73ページの「企業による障害者雇用の推進・促進」についてお答えする。

市内の就労継続支援A型、B型事業所への影響について、市では5月にアンケートを実施したところ、影響を受けているとの調査結果であった。ここ数年、工賃は右肩上がりできたところ、コロナウイルスの影響が出ているので、当然事業所への配慮は十分していかなければならないと考えている。障害者優先調達推進法の強化ということで、各事業所の特色ある製品等を冊子化し、庁内各課に周知する取組みもした。コロナウイルスによる影響も見極めながら取組んでいきたい。

企業への働きかけについて、ハローワーク松戸管内は、県平均と全国平均の工賃と比べても、若干届かない現状である。柏市内を含むこの管内は中小企業が多く、障害者雇用に踏み切れない事業所が多いことが挙げられる。昨年度まで企業セミナーなど実施してきたが、今後は個々の企業に働きかけをしていきたいと考えている。

(事務局)

その他3点目以降のご質問等についてお答えする。

まずペアレント・プログラムについて、94ページの子育て支援課が実施するペアレント・プログラムは年6回連続講座で実施しているもので、発達障害に対象を絞っているものではない。子どもの行動を振り返って親同士で共有する、行動のパターンを踏まえ褒めるなど、専門スタッフと参加者が実践できるヒントを探るといった発展型のプログラムである。平成30年度は23人、令和元年度は26人の参加実績がある。

133ページのペアレントトレーニング・ペアレントプログラムについては、国の示す概要に記載したとおり、発達障害の支援において、発達障害の特性を理解し適切な対応ができるようペアレントトレーニングなどの支援が必要ということ。現在、子育て支援課やこども福祉課で親向けのプログラムを実施しているが、対象を発達障害に限定している取組ではない。よって提供見込みは該当がないためゼロとしている。

続いて118ページ「相談支援体制の充実・強化等」について、指標に毎年度変化が無いとのご指摘であるが、まずこちらは新規の項目である。地域生活支援拠点や委託相談支援事業所が各地域の一般相談支援事業所に助言や指導を行っている回数や、自立支援協議会で開催している研修会、地域生活支援拠点による地域ごとの研修会などの回数を示している。また、「目標値4.相談機関との連携強化の取組の実施回数」は市役所と専門支援機関との連携会議を指す。新規の項目なので指標は横並びの目標値としているが、ご指摘を踏まえて修正可能かどうか持ち帰り検討したい。

120ページの「障害福祉サービス等の質を向上させるための取組に係る体制の構築」の活動指標1つ目「県が実施する障害福祉サービス等に係る研修や県が市職員に対して実施する研修へ参加人数」については、市職員の専門性向上のために実施しているもので、事業所向けの研修ではない。数値は、今年度までの県実施の研修への市職員の参加人数をもとに設定している。ご指摘いただいた事業所職員の新人研修や管理職研修などについては、現状では、成年後見や権利擁護などの新人職員向け研修は実施していて、ご参加いただいている。

最後に、同ページの活動指標3つ目「各サービス事業者等に対する指導監査の適正な実施とその結果を関係自治体と共有する回数」について。指導監査結果については、都道府県が実施する監査結果を必要に応じて柏市と関係自治体が共有するというものである。柏市では関係市との会議のほか、問題があった時に必要に応じて関係自治体とも情報共有している。よって指標は「必要に応じ実施」としている。

ご指摘いただいたコロナ禍における集団指導のあり方については、状況を見ながら来年度以降の適正なやり方を検討していきたい。また、指導監査結果については集団指導の場でフィードバックして、事業所の適正運営に資する情報を提供している。この取組は今後も続けてまいりたい。

(小柴副会長)

他にご意見等ないようであれば議事1について審議は以上とし、事務局には修正等をよろしくお願いしたい。

議事2 次年度以降の青和園の運営体制について

事務局より、資料2に沿って、次年度以降の青和園の運営体制について説明した。

 (齋藤委員)

家族会の意向を汲み入れていただいたと理解してよろしいか。

(小柴副会長)

資料には、利用者や家族の意向を受け止めて取り組んでいることが書かれているので大丈夫であろう。

他にご意見がなければ、議事を終了する。

7 その他

教育福祉会館のリニューアルについて

事務局より、当日資料に沿って、教育福祉会館のリニューアルについて説明した。

8 傍聴

傍聴者

2名

傍聴の状況

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

9 次回開催予定

日時

令和3年2月18日(木曜日)午後1時30分より

場所

柏地域医療連携センター1階 研修室

お問い合わせ先

所属課室:福祉部障害福祉課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

電話番号:

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