更新日令和5(2023)年2月28日

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令和4年度第3回柏市健康福祉審議会障害者健康福祉専門分科会会議録

開催日時

令和5年2月16日(木曜日)午前10時から午前11時10分

開催形態

対面とウェブ形式との併用による開催

開催場所

柏市教育福祉会館1階 障害者活動センター

出席者

対面

審議会委員

秋谷正委員、豊田泉委員(2名)

事務局等

  • 保健福祉部理事(吉田みどり)
  • 福祉政策課長(橋本圭司)
  • 福祉総務課副参事(鎌田裕一)
  • 障害福祉課長(渡辺清一)
  • こども政策課長(眞塩さやか)
  • こども発達センター所長兼キッズルーム所長(丸山英治)
  • その他関係職員

ウェブ形式

審議会委員

松浦俊弥会長、小柴明人副会長、松永光代委員、大村美保委員、高橋厚委員、渡部利一委員(6名)

事務局等

  • 保健予防課課長(小倉恵美)
  • 保健予防課専門監(澤畑麻紀子)
  • 児童生徒課副主幹(北村大明)
     

議題

  1. 障害者計画策定のための基礎調査結果について
  2. 基礎調査結果を踏まえた次期プラン策定の方向性について

資料

会議録

(1) 障害者計画策定のための基礎調査結果について
(2) 基礎調査結果を踏まえた次期プラン策定の方向性について

事務局より、資料1をもとに障害者計画策定のための基礎調査結果について、資料2をもとに基礎調査結果を踏まえた次期プラン策定のための方向性について、資料3をもとに障害者計画策定のための追加調査(児童)結果速報ついて説明を行った。

(豊田委員)
資料2「柱1-施策2権利擁護体制の充実」①基礎調査から見えた現状・ニーズの2つ目に、「差別解消法の認知度は高くない」との記載があるが、どの程度の認知度であったのか。

(事務局:障害福祉課)
障害者向けアンケート問19(資料1、12頁)では、「名前は聞いたことがある」が2割前半、「内容も含めて知っている」が1割未満、「知らない」が最も多く7割前半である。市民向けアンケート問3(5)(資料1、12頁)では、「用語の意味や内容は概ね知っている」が2割半ば、「用語は聞いたことがある」が3割半ば、「用語を聞いたことがない」が最も多く3割後半という結果である。

(小柴副会長)
資料2「柱1-施策1 包括的相談支援体制の充実」①基礎調査から見えた現状・ニーズの3つ目に、「委託相談支援事業所の役割が不明瞭」との記載があるが、どのような点が不明瞭か教えてほしい。

(事務局:障害福祉課)
資料2の御意見をいただいた箇所は、資料1の11頁 ②ヒアリング調査結果「委託相談支援事業所ヒアリング」の2番目の記載内容から、委託相談支援事業所の役割が不明瞭である旨をまとめたものである。地域での相談支援に対応する事業所は2種類ある。1)市役所が相談窓口として委託している委託相談支援事業所と、2)障害者がサービスを受けるために相談する一般の相談支援事業所(指定相談支援事業)である。地区ごとに委託相談支援事業所が中心になって、地域で相談を受けていく体制を現在目指している。しかし、関係機関間で顔の見える関係作りができていないこともあり、地域の中で委託相談支援事業所が中心となって何をするのか、指定相談支援事業所と何が異なるのか、といったことを委託相談支援事業所自体があまりよく分かっていないということが、ヒアリング結果から明らかになった。このことを一言で、「委託相談支援事業所の役割が不明瞭」であると表現した。包括的相談支援体制の中で、委託相談支援事業所がどのような役割を担い、どのように地域の相談体制の質を向上させられるかということも、委託相談支援事業所の役割として明確にしていきたい。この「役割が不明瞭である」という点が、包括的相談支援体制の充実に向けたニーズや課題となる。

(小柴副会長)
説明内容について理解した。

(大村委員)
次期プランと柏市が取り組んでいる重層的支援体制整備との関係について知りたい。例えば資料2の社会参加について、地域生活支援拠点では体験の場の提供等が機能の一つとなっていることなども踏まえて、障害のある方の社会参加の機会を創出・充実していくという方向性は理解できる。一方で、障害のない方を含めた計画を市全体として取り組んでいる思うので、関連があったら教えてほしい。

(事務局:福祉政策課)
ノーマライゼーションかしわプランの改訂は、重層的支援体制整備事業と整合性を図りながら進めていくことになるが、例えば、障害のない方も含めた社会参加の機会創出方法など、具体的な方法は今後検討していく。高齢、障害、子どもなど、分野を分けずに取り組んでいくことが重層的支援体制整備事業の趣旨である。その枠組みの中で、ノーマライゼーションかしわプランの方向性を具体的に考え、重層的支援体制整備事業との整合性を図りながら詳細を詰めていきたい。

(渡部委員)
「問25.現在悩んでいることや困っていることは何ですか(〇はいくつでも)。」(資料1、95頁)の【全体】のグラフを見ると、前回の調査結果と比較して「将来のこと(親亡き後)」の割合が減っている。これまで知的障害のある方は、親亡き後を心配する方が多いと認識していたが、「3.前回調査結果との比較上の留意点」(資料1、40頁)【回答者の障害種別】のグラフを見ると、今回調査において、知的障害のある方の回答者数は、前回調査の半分程度である。そのため、数字として改善された(将来的な不安を感じる障害者が減少した)のか、知的障害者の回答が少なくなったために割合が減ったのか理解しづらかった。回答者数が減ったこともあり、解釈が難しく、数値だけで判断はできないと感じた。
また、次期プランの作成にあたっては、評価方法について、できるだけ障害当事者の達成感を反映させる方向で検討してほしい。

(事務局:障害福祉課)
前回と今回の調査の回答者の傾向が異なるという点については、第3回自立支援協議会全体会においてもご指摘いただいた。今回調査では、児童の回答者数が少ないため、主に児童に多く見られる知的障害・発達障害が少なくなっている。それを補うため、資料3で説明した児童に対する追加調査を実施した。そのため、プランの策定にあたっては、基礎調査結果(資料1)のみならず、児童への追加調査結果(資料3)も踏まえ、ニーズの分析を事務局側で行っていく予定である。
次期プランの評価方法について、現行プラン内に、具体的に何ができたらどう評価できるという点について記載がないため、事務局でも大変苦慮している。何かしら評価を目に見える形で示したいと考えており、渡部委員よりいただいた意見も参考にしながらプランの策定を進めていきたい。

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所属課室:福祉部障害福祉課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

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