更新日令和6(2024)年3月12日

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令和5年度第2回柏市障害者差別解消支援地域協議会会議録

1開催日時

令和6年2月9日(金曜日)午後2時から午後4時00分まで

2開催方法

web会議およびラコルタ柏1階(障害者活動センター)

3出席者

竹之内委員、上野委員、市岡委員、萩原委員、村岡委員、中野委員、廣藤委員、長谷川委員、小倉委員、名川委員、岡野委員、本間委員、鶴谷委員、飯塚委員、山口委員、高橋委員(村本委員の代理出席)(16名)

4議題

  1. 第七次千葉県障害者計画における条例啓発活動について(報告)
  2. 第2回柏市障害者権利擁護研修について(報告)
  3. 柏市障害者虐待防止サポートチームモデル事業について(報告)
  4. 後見人等の課題について
  5. 柏マルイ・柏モディサステナブルウィークス~みんなの展覧会~及び自閉症啓発デー柏STデッキ啓発活動について

5資料

  1. 令和5年度柏市障害者差別解消支援地域協議会委員名簿
  2. 第七次千葉県障害者計画における条例啓発活動報告書
  3. 第2回柏市障害者権利擁護研修会報告書
  4. 柏市障害者虐待防止サポートチームモデル事業報告書
  5. 後見人等の課題について
  6. 柏マルイ・柏モディサステナブルウィークス~みんなの展覧会~及び自閉症啓発デー柏STデッキ啓発活動について

6議事

(1)第七次千葉県障害者計画における条例啓発活動について(報告)

廣藤委員より、資料を用いて報告した。

(2)第2回柏市障害者権利擁護研修について(報告)

事務局(障害福祉課)より、資料に沿って説明した。

(3)柏市障害者虐待防止サポートチームモデル事業について(報告)

事務局(障害福祉課)より、資料に沿って説明した。

(竹之内会長)

ありがとうございます。ただ今の3つの報告につきまして、各委員の皆様からご意見・ご質問等はありますか?

(長谷川委員)

サポートチームの研修について。座学が中心かグループワークか。アンケート結果の参加者51人となっているが、母数はいくつか。参加率は算出しているか。伝達講習で各法人に伝達しているか、そういった意図をもって研修しているか。アンケート結果7でマイナスの結果があるが、その方も含めた8のアンケートでは活かせると言っているが、クロス集計足りないのでは。

(事務局)

参加できる方に参加していただいているので、一事業所の抱える職員数の分母は算出していない。全員参加はなかなか難しいので、参加日に参加できる方や虐待防止委員会の要になる方に参加していただいている。また事業所の毎月行う勉強会として行ったりもしており、伝達はお願いしている。マイナスのアンケートについては、後ほどご報告する。クロス集計についてはおっしゃる通りで、単純集計のみだったので、次年度からはいただいたご意見も踏まえてもう少し分析して掘り下げた報告をしたいと考えている。座学かグループワークかについては、座学の場所もあったがディスカッション形式もあった。人数も6~12名程度が多く、疑問に思っていることやどうしたらいいかということを投げてもらい講師が答えるというキャッチボール形式が多かった。

(4)後見人等の課題について

事務局(障害福祉課)より、資料を用いて説明した。

(竹之内会長)

ありがとうございます。ただ今の説明につきまして、各委員の皆様からご意見・ご質問等はありますか?後見業務を行っている長谷川委員、萩原委員いかがかですか。

(長谷川委員)

施設や市を巻き込んで大ごとになるのは初めて聞いた。保佐人と経済的なことでトラブルが起こるというのは本人の使い過ぎの問題や趣味の問題などが多い。実際にあったケースでは毎月50万円の時計を買ってしまう方がおり、保佐人の司法書士が1年かけてようやく本人に理解してもらえたというケースがあった。本人とのコミュニケーションが一つの課題であっただろうと考える。ただこの例で言うと、外形的なことで言えばケーキを買ったとしても10年間で400万円程度の出費で、数千万の遺産がなくなるような大きな額ではない。国連の権利条約の中でも本人の趣向や意見を聞いて、人権を守る立場から本人の意思決定支援をしていかなくてはいけないとされているにも関わらず、そして本人が意思決定しているにも関わらず支援をする素振りがない状態というのは大きな問題ではないかと思う。解決する方法としては、それぞれ接触させないで終わるというのは違うと思う。監督機関が2つあるので、家庭裁判所と社会福祉士会に相談をするのが良い。また成年後見利用促進計画が第一期から第二期になり、チームを組んでやりなさいとしており、後見人や本人を孤立させないことが目的であるにも関わらず、チームを拒絶する、かえって本人が孤立するようなことになるのは、監督機関へ相談が良い。トラブルを起こす方は一定の確率でいるので、間違った方向にいかないように監督することが必要である。

(萩原委員)

保佐人サイドの言い分がわからないので、これだけで保佐人が権利侵害していると言うのは早計かな、と思う。保佐人サイドがどういった趣旨でこういう対応をしているのか、本人の財産状況を客観的に把握しないと判断できないと思う。ただ保佐人と本人の不和で本人に不利益が跳ね返ってくるのが一番まずい事態だと思うので、監督機関である家庭裁判所や社会福祉士会に支援者側から相談を入れると良い。家庭裁判所はこういったことを気にして、相談が入った時には保佐人に必ず伝えるようにしている。保佐人と被保佐人の間で不和があった時に、被保佐人が保佐人のことを気に入らないから解任してほしいと家庭裁判所に相談を入れることがよくあるそうだが、家庭裁判所も保佐人に本人から連絡があったから説明、対応をしてほしいと伝える場合もある。ただ支援者側からの相談であれば、裁判所ももう一段階重く捉え対応することもある。もっと支援者間で連携をとって説明をして対応するよう促す。それでも改善しない場合は家庭裁判所が説明を求めたりすることもあるので、そういった形で解決するしかないのかなと思う。

(山口委員)

こういう問題は以前にもあった。後見人が何千万も使い込んで本人が最終的に生活保護になったことなど。質問だが、保佐人が就任したときに本人の財産を確定し、月々や年間の支出額を帳簿に付ければそんなに大きな問題にならないように思うが、そういった制度はないのか。そうすれば問題はないのでは。

(竹之内会長)

保佐人が就任した時に、財産額や今後1年間使うであろう支出見込み額を裁判所へ届け出ることになっている。

(山口委員)

それがあるなら使い込みの問題など起きないような気がするが。

(竹之内委員)

萩原委員が話したように、裁判所にその旨を相談して監督人の立場から助言や指導があるかもしれない。

(山口委員)

金銭的な問題が一番起こりやすいと思うので、収支の報告書をしっかりして防いでもらいたい。よつば会でも後見制度を検討する人が出てきて、勉強会などもしているが、使い込みの問題などあり不安が強い。成年後見制度を普及推進するとしてもこういう基本的な問題をきちんとしない限り普及しないと思う。

(竹之内会長)

保佐の場合、本人がまだ意思決定ができるはずだが、周りの支援者が必要だからとつけることもある。そういう相談の中で関係機関と本人の間に挟まり大変だったなど、何かお話しいただければと思う。あいネット小倉委員はいかがでしょうか。

(小倉委員)

総合相談として関係機関の施設の方やご本人からいろいろな相談を受けている。事例としては多くはないが、後見人やご本人からいろいろな相談が入ることはある。例えば関係機関が後見人が必要だと考え、本人が拒否しているような場合、どれだけご本人の能力があるのか医療につないで医師の判断を仰いだり、社会福祉協議会等につないで、本当に本人に必要なのかを見極めるようにしている。

(事務局)

提出した事例でいうと不安に感じる方もいると思うが、我々の知る限りでは後見業務を担っている方は一生懸命業務をされているという方が多いという認識でいる。今後も柏市と社会福祉協議会と協力しながら、人材育成やフォローアップも含めてやっていきたいと考えている。よろしくお願いします。

(5)柏マルイ・柏モディサステナブルウィークス~みんなの展覧会~及び自閉症啓発デー柏STデッキ啓発活動について

事務局(障害福祉課)より、資料に沿って説明した。

(竹之内会長)

ありがとうございます。ただ今の説明につきまして、各委員の皆様からご意見・ご質問等はありますか?また次年度に向けてこんな取り組みをしたらいいのではという提案やご意見、若しくはうちの施設ならこんなことできるなどのご意見があれば伺いたい。上野副会長から何かご意見ありますか。

(上野副会長)

私どもの法人の中でも芸術的な才能をお持ちの方がたくさんいる。また過去に芸術家として活動をしていた方がまた活動を再開するなどの話もあり、どのようにこういった啓発活動の場につないでいけるかということは支援者の促し方次第ではつなげるのかなと思う。一方で募集をしていることをどう届けるのか、支援者側にも興味をもってもらうかが課題。中には自分からは発信できないけど、支援者からの促しがあればやってみようという方もたくさんいると思うが、支援者側が知らないことで促すことも出来ないので、全体への周知や働きかけをどうしていくかが課題と考える。協力できるところはたくさんあると思うので、私自身も協力していきたい。

(竹之内会長)

ありがとうございます。岡野委員はいかがか。

(岡野委員)

こういう啓発活動があるのはとてもいいことで、私共の事業所にも芸術関係を趣味としている利用者さんがいるが、残念なことにこのイベントの日は事業所でボーリング大会がバッティングしているので残念である。

(事務局)

障害者理解は普及啓発だけでは難しくて、障害者と触れ合う機会をどのように作っていくかが非常に大切なことと考えている。今回は絵画などアートをツールにして一般市民の方と触れ合う機会を設けたが、こういった何かを使いながら触れ合う機会を今後も積極的に作っていきたい。市として皆さんと共同でできることがあればとも思うので、ご協力お願いしたい。

(竹之内会長)

ありがとうございました。

6傍聴人

0名

 

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