更新日令和5(2023)年1月27日

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令和4年度第3回柏市障害者差別解消支援地域協議会会議録

1 開催日時

令和5年1月13日(金曜日)午後2時から午後4時30分まで

2 開催方法

web会議 および ラコルタ柏1階(障害者活動センター)

3 出席者

市岡委員、竹之内委員、萩原委員、村岡委員、廣藤委員、安藤委員、松島委員、岡野委員、北村委員、飯塚委員、長谷川委員、山口委員、関口委員(13名)

4 議題

(1) 障害者虐待・差別相談の受付状況等について

(2) 柏市障害者権利擁護研修について

(3) 障害者差別解消に向けた取組みについて

5 資料

(1) 障害者虐待・差別相談の受付状況等について

(2) 令和4年度第2回障害者権利擁護研修アンケート集計結果

(3) 令和4年度第3回障害者権利擁護研修チラシ

6 議事

(1) 障害者虐待・差別相談の受付状況等について

事務局(障害福祉課)より、資料に沿って説明した。

 (市岡委員)

では、この件に関してご意見・ご質問等伺いたい。最初に事務局の方で大まかで結構なので今年の傾向や特徴的な事、件数が倍に増えたことに関しての分析等で何が原因など話していただきたい。

 (事務局)

その件に関しましては、後半の第2部の方で今年度の傾向について詳しくお話する形でもよろしいか。

 (市岡委員)

はい。ではそちらの方でお願いしたい。質問等はこちらですべて受けてしまってよいか。

 (事務局)

差別や成年後見利用促進事業等でご質問等あれば伺いたい。

 (市岡委員)

差別という事で2件しかあがっていないが、千葉県の広域指導専門員の方から差別に関して何かあるか?

(廣藤委員)

差別に関しましては、前年度と変わらず4件で、前年度と同じくらいの件数となっている。平成28年度から比べると減少傾向にはあると思うが、これで差別が無くなっているとは思いづらい。本人が差別と感づいていない、差別している側が差別していると認識していないケースが増えているのではと考える。差別相談を受けていて、対象に差別感情が少なからずあり、これが優生思想や虐待に繋がらないように周知活動等していこうと思っている。

(市岡委員)

ありがとうございます。では、権利擁護関係で竹之内委員からは何かあるか?

(竹之内委員)

成年後見制度利用支援事業の数値を見たが、市長申立の件数はこの時点では2件となっているが、例年通りくらいなのか若しくは本来もっと多いが周知をすることでより増えるのか、どのような傾向をお考えか?

(事務局)

後見人の市長申立に関しては、毎年予測がつかないところがあり、申立て2件で終わる年もあれば、8件くらい申立てるような年もあるため何が影響しているのかがこちらで把握しかねる状況ではあるが、昨年度中核機関がスタートされて一次相談機関として委託の事業所の方でも一次相談を受けていただきながら、その申立てが市長申立てなのか、本人申立若しくは親族申立なのかというアセスメントを取っていただく仕組みが導入されて、市長申立てでなくても申立てできるのではというケースが増えたのではというのが一つ推測される。

(竹之内委員)

ありがとうございます。

(市岡委員)

では、他に虐待以外で差別や権利擁護関係で質問等はあるか?

(長谷川委員)

権利擁護事業の件で、後見人報酬費助成の件でわかれば教えてほしい。これは国と県で負担割合があると思うが、今の負担割合はどうなっているのか。

(事務局)

国庫補助に関しては、国が2分の1、県が4分の1となっている。

(長谷川委員)

ありがとうございます。

(市岡委員)

他に意見等はいかがか?よろしければ、次の議題に移りたいと思う。

(2) 第2回柏市障害者権利擁護研修について

事務局(障害福祉課)より、資料に沿って報告し、また次回の研修会について説明した。

(市岡委員)

ありがとうございます。今回の研修やアンケートの結果について、また次回の研修についてのご質問等あれば伺いたい。また来年度に向けてこういった研修をしてほしいというご希望等もあれば伺いたいと思う。飯塚委員いかがか?

(飯塚委員)

来年度に向けての研修について、法人内や施設内で聞いている中では、今回柏市で行った研修や次回の精神科の件も踏まえて、我々施設関係にとっては、とても関連しているところなので、現場の支援員は良い研修として受けさせていただいていると感じている。来年度に向けての視点を変えてのテーマは思いつかないが、特に今年度の研修で感じたところは、研修を受けた方が研修を受けて感じてるところと現実の虐待防止に向けての考え方についても学ぶべきところとやっていき、それが虐待通報件数増加へと繋がっているのではと思った。今までに研修が受けられていない方が同じ内容で研修を受けられることもまたプラスだと思うので、一つ継続するのもなかなか行けない現場の人たちが外部研修に参加する機会になるので有難いと感じている。

(市岡委員)

ありがとうございます。他に意見等ある方はいるか?なければ、次の議題に移りたいと思う。

(3) 障害者差別解消に向けた取り組みについて

事務局(障害福祉課)より、資料に沿って説明した。

(市岡委員)

ありがとうございます。差別を受けるのは当事者であって、我々が気づいていない部分もかなりあると思っていて、当事者の意見をよりしっかりと聞かなくてはいけないと感じている。その中で、差別解消法ができてから現在に至るまで、差別というものが件数としては減ってきている。ただ実態はどうなのか、今でも差別はあるのかなど、ご本人の代わりではないが、よつばの家族の会の山口委員から何かこの件に関してご意見等いただければと思う。

(山口委員)

精神障害の方は外部との接触を嫌う傾向にある。そういう意味では他の障害の方と比べて差別を受けることは少ない。ごく一部の人でグループホーム等に入ったり、福祉施設や作業所に入っている人で差別を受ける方はいると思う。差別というか、精神障害特有の被害妄想をしている可能性もあり、それを周りが否定することで、今度は虐待だという話に発展してしまう。なので、そういう方の話はある程度肯定してあげて、その方の裏事情を知ってあげることで本人も落ち着いていくので、接し方次第でだいぶ変わると思う。

(市岡委員)

ありがとうございます。他の委員からは意見等ある方はいるか?なければ私から、差別解消法が出来たときに、差別の問題について新任職員への研修実施、また差別の案件が挙がってきたときに障害福祉課に挙がってくるような仕組みになっていると思うが、市としての取組みについてお話しいただきたい。

(事務局)

市役所の中の取組状況としては、新採職員また管理職研修の際に、差別解消法も含めた対応についてのコマが入っている。コロナ禍に入り、なかなか対面でできなかったので配布等していたが、対面で実施する際は話す機会もあった。また柏市職員の対応要領というものを作成しており、その要領に従って市役所職員は対応しなければならないという決まりのもと対応している。また差別の相談等含めて他の部署でそういったことがあった場合は障害福祉課の方に相談内容が挙がってくるように、年度初めと年度半ばに周知及び集計を行っている。

(市岡委員)

ありがとうございます。もう一点伺いたいのだが、柏市で実際に行った合理的配慮等の実例があれば教えていただきたい。

(事務局)

各窓口等では合理的配慮のもと業務に当たっている。例えば車いすの方や視覚障害がある方に対してなど。また選挙の際にも投票所において合理的配慮の対応マニュアルを作成し、対応している。

(市岡委員)

差別解消法について、制定されたときは事業所ごとに研修を行ったり皆さんも意識をもって取り組んでいたと思うが、現状では関口委員のシャルさんの方では施設の方で差別解消法に対しての研修等行っているのか?

(関口委員)

ありがとうございます。私たちの法人では新人研修においてOJT制度がある。その中で差別・虐待に関しては毎回かなり濃い内容で指導をしている。法人全体としては、特にこの事例に絞った内容で研修しているわけではないが、先日もあった権利擁護研修会に出席した職員においては、同事業所内で必ず伝達研修の方を行って報告書を提出するという流れで研修をすることもある。

(市岡委員)

ありがとうございます。全体では我々の広報・啓発も重要だが、各事業所での差別解消法の研修等は積極的に取り入れていただきたいと思う。

7 傍聴人

0名

 

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