更新日令和6(2024)年7月30日

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令和6年度第1回柏市自立支援協議会全体会会議録

開催日時

令和6年7月18日(木曜日)午後2時から午後4時5分

開催形態

柏市教育福祉会館1階 障害者活動センター(ウェブ形式併用)

出席者

対面

協議会委員

松井宏昭(会長)、大寺龍彦(副会長)、中野しのぶ、愛場憲子、本間照子、平山隆、安富裕二(7名)

事務局等

福祉部長(谷口恵子)、福祉部次長兼指導監査課長(渡邊浩司)、障害福祉課長(後藤能成)、同副参事(野村聡)、同課職員(立花正志、大塚かつら、小野剛一、天玉晶、本間麻美、三原護)

ウェブ形式

協議会委員

山崎るり子、渡部利一、杉山浩志、廣藤学、中原久、新福麻由美、八木原直彦、野田幸子、越智真吾(9名)

事務局等

地域生活相談センターシャル、たんぽぽセンター、サポートセンター沼南、ぶるーむの風相談室

議題

ノーマライゼーションかしわプラン2021実績について

報告事項

  1. ノーマライゼーションかしわプラン2024策定について
  2. 各部会からの報告について
  3. 自立支援協議会の見直し(事務局会議の設置)について
  4. 令和5年度柏市委託相談支援事業実績報告について

配付資料

会議録

はじめに

令和6年度に委員改選が行われたため、事務局より、資料1及び委員名簿を基に委員構成を報告し、新任委員から挨拶を頂戴した。
その後、柏市自立支援協議会運営要領第4項第2号に基づき、会長及び副会長の選任を行い、挨拶を頂戴した。あわせて、令和6年度の日程を説明した。

(事務局:障害福祉課)
 柏市自立支援協議会運営要領第4項第2号では、会長、副会長は立候補により定めることとなっているが、事務局としては、会長に引き続き松井委員、副会長に中野委員を提案する。いかがか。

(東葛菜の花「高次脳機能障害者と家族の会」:大寺委員)
副会長に立候補したい。

(柏市手をつなぐ育成会:中野委員)
立候補される方がいらっしゃれば、そちらを優先したい。

(事務局:障害福祉課)
会長は(事務局案のとおり)引き続き松井委員、副会長は立候補があったため、大寺委員にお願いしたいがよいか。

(委員一同異議なし)
会長に柏市地域生活支援拠点運営協議会の松井委員、副会長に東葛菜の花「高次脳機能障害者と家族の会」の大寺委員を選任した。

ノーマライゼーションかしわプラン2021実績について(議事)
ノーマライゼーションかしわプラン2024策定について(報告)

事務局より、資料2及び資料2参考を基に、議事のノーマライゼーションかしわプラン2021実績を、あわせてノーマライゼーションかしわプラン2024概要版を基に、新プランの概要を説明した。

(大寺副会長)
実績報告には点字に関する事業が含まれていないが、柏市では実施していないか。
包括的相談支援体制の構築について、令和4年度の相談件数が他の年度より6千件ほど多くなっているが、令和5年度は元に戻っている。相談内容も含め、その理由を知りたい。
情報提供の充実について、手話通訳者・要約筆記者の派遣件数が示されているが、支援者の養成や研修は実施しているか。
安全・安心な生活環境の整備について、ヘルプマークの配布数が伸びているが、必要な方に対してどの程度配付されているか。また、K-netについて、名簿受領町会数が示されているが、障害者はどの程度登録されているか。
障害理解イベントについて、「効果的・効率的なイベントの実施」とはどのようなことを指しているのか。

(事務局:障害福祉課)
点字について、市の広報誌等を点訳したものを配付しているが、プランの中で進捗管理をする事業と位置付けていないため、今回の報告には含まれていない。
手話通訳者・要約筆記者の養成や研修についても同様。事業は実施しているが、進捗管理する事業としていないため、報告に含まれていない。
ヘルプマークについては、母数の把握が難しいため、割合はお示しできない。K-netも同様。指標が名簿受領町会数であり、名簿内の障害者の割合まで把握していないことから、割合はお示ししていない。
イベントの効果的・効率的な実施については、イベント実施者の負担感が強いとイベントが継続できない現状があり、方法を模索していきたいと考えている。

(事務局:障害福祉課)
令和4年度の相談件数は集計の仕方が他の年度と異なっている可能性がある。改めて確認したい(事務局注:会議後に数値確認を行い、資料訂正を行った)。

(安富委員)
先ほど点字について事務局から回答があったが、音訳(事務局注:広報誌等の文字を読みあげる(音声にする)、視覚障害者用の情報保障の1つ)も行っており、音訳する人の養成講座も実施しているが、図書館との関係がうまくいっていない。その辺りも課題として取り上げてほしい。

(こども部会:新福委員)
柱2の安全・安心な生活環境の整備について、1月の能登半島の地震では、BCPが役に立たなかったとの話がある。柏市として、もう少し丁寧に避難体制を検討する必要があると思う。時間があれば検討してほしい。

(かしわ障害者をむすぶ会:平山委員)
新福委員の発言に関連して、BCPを策定したが、地域との関係が難しいと感じている。防災部署と話す形がよいのかもしれないが、一次避難から福祉避難所への移行などイメージがわかない。我々社会福祉法人としても多くは受けられない現状があり、法人間で連携できるような体制づくりが必要ではないか。体制づくりのための環境づくりをしてほしい。
また、高齢者の行方不明があった場合に、防災無線を使用したアナウンスがあるが、障害者では行っていないと思う。その理由がわかれば教えてほしい。

(事務局:福祉部)
防災については、柏市として災害時の対応は重要な課題と認識している。要支援者も含めて、試行錯誤しながら対策を講じていきたい。今後、事業所の方々にも訓練等で協力をお願いすることがあると思う。

(事務局:障害福祉課)
防災無線については確認して報告する(事務局注:担当課に確認し、本会「その他」で回答)。

(松井会長)
聞いた話では、無線放送で解決する(行方不明者が見つかる)場合が多いと聞く。無線を聞いた人が探せる効果が大きいと思う。また、BCPは事業所の計画なので、事務局の回答にあったとおり、市全体の防災計画は大切だと思う。部会だけでなく全体会でも、防災について話せるとよい。

(ぶるーむの風相談室)
医療的ケア連絡会として意見する。柱3施策1の就労支援の充実、取組1の一般就労及び職場定着の促進について、重度身体障害のある方や医療的ケアが必要な方が就労する際、通勤の支援や就労中の身体介助がバリアとなって就労できないケースが多い。市として重度障害者等就労支援特別事業の導入や、はたらく部会で一般就労の検討の際に身体障害についても触れるなどしてほしい。

(事務局:障害福祉課)
重度身体障害のある方や医療的ケアが必要な方の就労支援は、市としても課題だと認識している。テレワーク等でさまざまな形での就労が進んでいるが、意見も踏まえて検討していきたい。

(柏市手をつなぐ育成会:中野委員)
柱2の暮らしを支える基盤整備やサービスの充実について、当会は知的障害者の会だが、会員の高齢化に直面しており、8050や9060問題によって、予想外の生活の変化が起きている。介護保険の対象までに至らないような身体的変化(胃ろう等)が起きた場合、障害福祉サービスの中で医療的ケアを受けられる住まいを探さなければならないという問題が起きる。加齢によって生活力が低下した方も住まいの形態に合わず、引きこもりになってしまうケースもある。高齢障害の「高齢」をどのように捉えればよいか。青和園で共生型サービスが始まるとのことだが、「共生型」とはどのようなものか。重度化高齢化していく障害者の住まいの場を探すのに苦労している現実があると思う。

(事務局:障害福祉課)
ここでいう「共生型」とは、障害者施設に通っていた方が65歳になった場合(介護保険の対象になった場合)でも、そのまま通い続けられるような国の制度のこと。

(松井会長)
多くの意見が出たが、事業を進める中で生かしてほしい。また、現行計画は3年のため、来年度にはアンケート調査が実施される。次期プランの検討にも活用してほしい。

各部会からの報告について(報告)

資料3及び資料3参考をもとに、各部会担当者より部会報告を行った。

(ぶるーむの風相談室)
医療的ケア連絡会から共有したい事項がある。能登の震災等を受け、連絡会で防災に関する話題がトピックとしてあがっている。避難計画やBCPの検討にあたって、医療的ケアが必要な方は電源の確保や医療機器の設置場所等、他の障害とは異なる環境整備や配慮が必要になる。一方で母数が少ないことから、全体の検討を行う上で声が反映されづらいと思うので、検討を進める上では意識しておいてほしい。

(松井会長)
この後、事務局会議の設置に関する説明があるが、今のぶるーむの風相談室からの意見だけでなく、部会報告でも複数部会合同での検討が必要なトピックが報告されている。事務局会議ではその進め方も検討していただきたい。防災も重要な話なので、どのように取り扱うかを検討してほしい。
今回の報告はトピック、エッセンスの報告だったため、詳しくない委員の方にとっては難しい話だったかもしれないが、次回全体会は部会報告を中心に行うため、もう少し掘り下げた形になるのか、参加者全員が意見を出しやすいような情報提供をしてほしい。各部会にも協力してほしい。

自立支援協議会の見直し(事務局会議の設置)について(報告)

事務局より、資料4をもとに、事務局会議の設置について説明を行った。

令和5年度柏市委託相談支援事業実績報告について(報告)

事務局より、資料5をもとに、令和5年度柏市委託相談支援事業実績について説明を行った。

柏市地域移行・生活相談支援コーディネート事業業務委託の公募型プロポーザルの実施について(その他)

事務局より、資料6をもとに、柏市地域移行・生活相談支援コーディネート事業及び公募型プロポーザルについて説明を行った。

予定した報告を終了し、閉会にあたって意見の有無を確認したところ、以下の意見があった。

(かしわ障害者をむすぶ会:平山委員)
今回の報酬改定で規定されたグループホームの地域連携推進会議について、柏市からの情報提供がない。事業所で厚生労働省や他の自治体から情報を得てはいるが、柏市としても情報提供等をお願いしたい。

(事務局:障害福祉課)
日中支援型グループホームの評価チームについて報告する。平成30年の障害者総合支援法改正に伴い創設された日中支援型グループホームについては、年1回自立支援協議会に事業の実施状況を報告し、協議会の評価を受けることとなっている。令和4年度は対面で2事業所、5年度は書面にて3事業所の評価を実施している。くらし部会とも過去2年間を振り返り、今年度は市内5か所を対象として、対面での評価も含めて検討していく。詳細はくらし部会とも協議しながら進めたい。

(事務局:障害福祉課)
議事の質疑であった防災無線の放送基準について担当課に確認したので報告する。高齢者については、警察からの要請があり、家族の同意が取れた場合に、放送しているとのこと。

お問い合わせ先

所属課室:福祉部障害福祉課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

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