東部消防署逆井分署 救急隊員（女性職員）

私は「人の命を助ける最前線で仕事がしたい。」と中学生の頃から思っていたので、救急救命士という国家資格を取得し、平成28年4月に柏市消防局に入庁しました。

入庁して6ヶ月の間は、千葉県消防学校初任科に入校し、消防職員として必要な知識、体力、技術を学びました。消防学校を卒業した後、6ヶ月間消火隊として活動し、翌年4月から救急隊として活動しています。

救急隊として活動してみて、自分の思い描いていたものと実際の現場は違い、悲惨な現場や対応に苦慮するような現場など多種多様でした。また、そういった現場ではなくても、傷病者やご家族に対する言葉遣いや配慮など接遇も難しいと感じました。活動していく中で自分の無力さを痛感し、学生時代にただ漠然と人を助けたいと思っていた自分を後悔した時や命に携わることの責任の大きさに押しつぶされそうになる時もありましたが、今ではこの仕事に就いて良かったと思っています。

そう思うことができたのも、諸先輩方の熱心な指導と市民の皆様からの感謝の言葉のお陰です。

まだまだ勉強不足、知識不足で救急救命士として一人前ではないですが、中学生の頃に思った「人の命を助ける最前線で仕事がしたい。」という気持ちを持ち続け、救急業務だけではなく様々な業務に一生懸命に取り組むことが市民の皆様への貢献に繋がると信じ、日々精進していきたいと思っています。

最後に私と同じように女性で消防職員を目指している方も少なからずいらっしゃると思います。消防署＝男性の職場と想像されるかと思いますが、柏市消防局では多くの女性職員が多方面で活躍しています。「女性だからできない」と考えるのではなく、「女性だからこそできること」を探し、女性ならではの「視点」や「感性」が消防の現場では必要とされると思います。

女性であることをハンディキャップだと思わずに、様々なことに挑んでいきましょう。希望や目標を抱いて入庁して来る皆さんと一緒に働けること楽しみにしています。