東部消防署逆井分署 消火隊員（男性職員）

平成28年4月に柏市消防局に入庁して、幼いころから夢であった消防士として5年目を迎えました。

火災出場時には、ホースを延長し放水を主として活動しています。救急出場には、救急隊の支援活動をしていて幅広い知識と強靭な体力が必要となります。

また、業務をするために、日々訓練や勉学にも励んでいますが、失敗すると挫けそうになることもあります。しかし、先輩からの熱心な指導で心を奮い立たせ訓練に臨み、知識・技術・精神力の向上を図っています。

私は、消防士として市民のため安全・確実・迅速をモットーに日夜訓練に励んでおります。

そんな中、初めての火災出場がありました。その火災現場で私は熱気、煙、騒音に包まれ混乱してしまい、日頃の訓練で覚えていたはずの行動ができなかった悔しい経験があります。

その経験から災害現場では、冷静さが保たれなければ安全・確実・迅速が疎かになってしまい、市民を災害から守ることができないと実感しました。それから、今の自分に足りない部分を補えるよう、より一層訓練に励むようになり、一人前の消防士になって市民の皆さんの安心・安全を守れるようになろうと決意を新たにしたのを覚えています。

消防の仕事には、災害出場以外にも、多くの業務があります。

市民に対しては、主に防火指導や救急指導として消火器の使用方法、119番通報要領、心肺蘇生法、応急手当に役立つ知識・技術を指導しています。また、他にも大切な業務の一つとして消火栓や防火水槽の調査、消火活動に必要となる消防設備等の位置などを確認し、災害時に問題なく使用できるよう日頃から点検して災害に備えています。

最後に、柏市消防局を目指している皆さん、消防の業務はすべてが市民に対して直接的にかかわる業務だけではなく、間接的にかかわる業務もあり、それぞれ違いはありますが人助けに繋がるやりがいと魅力のある仕事です。最初は誰しも素人ですが、柏市消防局には消防のプロを育て上げるシステムがあり、根気よく、丁寧に知識や技術を教授してくださる先輩が数多くいます。

私も先輩方に加わり後輩となる皆さんにこれまで学んだことを惜しみなく伝えます。やる気と元気のある方と一緒に働けるのを楽しみにしています。