隊長(消火隊)東部消防署逆井分署(男性職員)

このホームページを見ている人はどの様な職に就くか迷っている人、すでに消防に入る事を決意している人等、様々だと思いますが、このメッセージがみなさんの参考になればと思います。

私たちの仕事「消防」は火を消すことだけでありません。消防の業務は多岐に渡り、救急、救助、職場環境を整える消防事務、それぞれ特殊な業務を行っておりすべて市民のため、生死に関係する仕事です。また、私たちが行った活動のデータが災害の予防にもつながっています。

現場は一昼夜職場の仲間と勤務し、いつ発生するか分からない災害に対し緊張感の中働いています。消防はチームワークと協調性が必要です。その精神を培うため一つ屋根の下、食事のメニューを自分達で決め、自分達で作り、同じ釜の飯を食べます。私も料理が苦手でしたが先輩たちの指導の下、出来るようになりました。消防士になれば皆さんもきっと料理が上手になると思いますよ。

柏市には1本部4署7分署があり、私は柏市の最も南に位置する東部消防署逆井分署に職員24名の中の一人として勤務しています。

消防吏員に拝命され25年になりますが、消火隊、救助隊、救急隊、指揮隊、消防事務の仕事では火災調査業務等、多くの業務を経験し、現在に至っています。

私が消防職員になった理由は、幼稚園に花火の指導で来た消防士との出会いがきっかけです。十数年の時が流れ、夢であったことと、地元である柏市に貢献したいという思いがあり、試験を受け平成6年に消防士になる事が出来ました。

入庁当時は、災害現場で活動するための日々の厳しい訓練、規律を重んじる縦社会に消防の厳しさを実感しました。挫折を味わい消防を辞めようと思ったこともありました。しかし、同僚や先輩に恵まれ現在まで消防士を続けています。皆さんが「消防」にどの様なイメージをもっているかは分かりませんが、やりがいのある仕事である事は間違いありません。

消防職員を目指すあなた達が未来の消防を担ってほしいと思います。

危険な仕事であり当然不安は多いかと思いますが、私達と共に市民の安心安全の為に働きましょう。一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。