東部消防署光ヶ丘分署 消火隊員（男性職員）

私は大学を卒業後、平成30年4月に柏市消防局に入庁しました。

私が消防士の道を選んだのは、市民の生命、身体及び財産を守るという使命への憧れが強かったからです。

現在私は、消火隊として三年目となります。消火隊の業務は火災時の消火活動、救急時の支援活動を主としており、幅広い知識と屈強な体力及び精神力が必要となります。また、防火指導に向かう場面も多く、市民の方々への防火意識及び技術の向上の場を通して、直接市民の方々の声を聞くことができます。その際に「いつも有難うございます。」という感謝の言葉を頂く度に消防士として柏市を守れる誇りとやりがいを感じるとともに、「もっと頑張らなければいけない。」という気持ちになります。

初めての火災は一年目の冬でした。現場は既に火が建物全体に広がっており、視界一面に広がる赤い光景と熱気は、今でも鮮明に覚えています。災害現場には、様々な危険要因があります。そのため私たち消防士は常に高い緊張感の中で安全確保に細心の注意を払いながら現場活動を実施しています。とてつもなく大きな炎を目の前にして私は、戸惑いと恐怖から焦っていました。その時、先輩隊員の「大丈夫か？落ち着いて！」という言葉に救われました。それと同時に、「絶対に私自身が力になる！」という強い気持ちが更に増しました。どんな状況下でも私たちが最後の砦であることを忘れてはならないという先輩の教えを胸に日々精進しています。

近年、大規模災害や建物構造の変化、高齢化社会により消防活動現場を取り巻く環境はより複雑かつ多様化しています。柏市消防局では、職員の知識・技術の向上を図るための様々な研修を積極的に行い、強固な消防人を育てるための環境が整っています。これから消防士を目指して頑張ろうという皆様と一緒に仕事をできる日が来るのを楽しみにしています。