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個人市・県民税:税額の計算例 ケース2
(注意)計算方法等については、令和3年度からの税制改正に準じています。
ケース2Bさん75歳(年金収入)の場合
- 扶養親族:妻(72歳)
- 年金収入:3,000,000円
- 支払った国民健康保険料:300,000円
- 支払った医療費:160,000円(補填される額無し)
(補足)扶養親族に収入はなし。
所得の計算
雑所得:3,000,000円-1,100,000円=1,900,000円【1】
(注意)年金収入額及び公的年金等に係る雑所得以外の合計所得金額、本人の年齢により計算方法が異なります。
所得から差し引く額の計算
- 社会保険料控除:300,000円(国民健康保険料)
- 配偶者控除:380,000円(70歳以上の配偶者)
- 医療費控除:65,000円(160,000円-1,900,000円【1】×5パーセント)
- 基礎控除:430,000円
合計:1,175,000円【2】
所得割額の計算
- 課税所得金額:1,900,000円【1】-1,175,000円【2】=725,000円【3】
- 市民税所得割:725,000円【3】×6パーセント=43,500円【4】
- 県民税所得割:725,000円【3】×4パーセント=29,000円【5】
調整控除の計算
【3】の金額が200万円以下の場合
次のうち少ない金額の5パーセント(市民税3パーセント,県民税2パーセント)
- 人的控除の差の合計額=150,000円
- 課税所得金額(【3】の金額)=725,000円
=所得税-住民税=差額
(算出過程)
- 配偶者控除:48万ー38万=10万
- 基礎控除:48万ー43万=5万合計額:15万
- 市民税調整控除額:15万円×3パーセント=4,500円【6】
- 県民税調整控除額:15万円×2パーセント=3,000円【7】
年税額の計算
- 市民税額:3,500円(均等割)+43,500円【4】-4,500円【6】=42,500円
- 県民税額:1,500円(均等割)+29,000円【5】-3,000円【7】=27,500円
合計:70,000円
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