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第1回町会等活動座談会

「第1回町会等活動座談会」の報告

町会等運営におけるお悩みや工夫について、活動別の役員や興味のある方々も気軽に参加できる「座談会」を令和3年度から開催しました。

初回は「古くて新しいごみ集積所の問題と対応」をテーマとし、各町会が抱えているごみ集積所の問題や、工夫していることを話し合いました。

日時

令和3年7月16日(金曜日)午後2時から3時45分

参加者

市内町会等役員22名

開催方法

WEB会議システムZoomにて開催

概要

資料名

第1 回町会等活動座談会(2021 年度)報告書(PDF:638KB) 

※下記記載内容をPDFデータにしたものです

柏市ごみ集積所の意見交換報告書(PDF:493KB)

ごみ集積所の問題について(環境サービス課)

  1. 事前アンケートから見た町会等のごみ集積所問題は、1位:カラス対策、2位:不法投棄ごみ、3位:町会未加入者・ごみ出し不便者・外国人問題
  2. カラス対策はごみネット、折り畳み式ボックス、ファスナー式ネットの利用が有効
  3. 不法投棄ごみ(集積所以外に捨てられるごみ、ぽい捨てごみ)は条例違反であり、柏市・柏警察署連名の看板設置で抑制。環境サービス課にて受け取れる。
  4. 町会等未加入者のごみ出しは、ごみ捨てを禁止することはできないため、ごみ集積所の維持管理を皆さんで平等に行うようお願いしている。
  5. 外国人のごみ出しは、外国語版(5か国分)のごみ出しカレンダーや啓発物を活用下さい。

グループディスカッション

Aグループ

1)ごみ集積所の問題と対応

【問題の実情】

  • バス通りに本棚・ふとんなど大型廃棄物が、各所に不法投棄されている。防犯カメラを設置し投棄者に注意したこともある。
  • ごみ集積所に山のようなペットボトルやウォーターサーバーボトルが投棄され、処分に困っている。
  • 2、3世帯程度のミニ開発の場合は、特定のごみ集積所がないので、既存のごみ置き場をお願いしても受け入れを拒否されるケースがあり、対処に悩んでいる。
  • 120世帯が利用する資源ごみの管理が大変。古新聞を集積所まで運ぶのが辛く、家の前で業者に回収を依頼する人が多い。
  • 移動式ごみボックスを、収集日に設置し終われば折りたたんで格納しているが、高齢化のため作業が困難になっている。
  • ごみボックスの公園内設置を市役所に相談したが断られた。現在折り畳み式を利用し公園のフェンスと樹木の間に保管しているが、固定式にしたい。

【対応策】

  • 町会負担と受益者負担を半分ずつ費用負担し、折り畳みごみネットを活用
  • 不法に捨てられた大型ごみの処分に係る手間とコストを町会で負担すべきなのか?⇒柏市環境サービス課に相談してほしい。

2)特徴あるごみ集積所の管理方法(高齢者支援策を含め)

  • ごみ置き場の場所を1年ごとに移動している。10世帯程度を一つの班にし、話し合いで1年ごとに持ち回る。置き場を確保出来ない家や、高齢化の方は順番を飛ばしている。
  • 不法投棄防止の「ラミネートポスター(子どものデザイン付き)」を掲示して注意を促している。
  • 道路上に金属ごみBOXを常時設置。価格は13万円、大きさは150cm×50cm×120cm。

3)その他、提案など

  • 町会のごみ集積所や空き地に、大型ごみなどの不法投棄が発生した場合は、まず町会会員専用のごみ集積所であることや、「不法投棄禁止」の看板を立て、ポスターを掲示して注意喚起をすることが大切。それでも不法投棄が継続する場合は、その現場写真を撮影し、市役所へ相談。不法投棄現場に遭遇した場合は直接に注意することは避け、車両番号や車の特徴を記録し、市役所や警察に相談することをお勧めしたい。

Aグループ

Bグループ

1)ごみ集積所の問題と対応

【問題の実情】

  • 消火器、テレビ、一人用ソファが不法投棄される。
  • 車の往来が多い町会や16号線の裏道にあたる場所では、色々な物が混入してポイ捨てされ、歴代町会長の悩みである。
  • 防犯カメラを設置したいが、理由が児童の安全対策なら補助金は出るが、違反ごみ対策は対象とならず困る。
  • 高齢化で集積所まで資源ごみを運べず、ちり紙交換車に渡す人が80%いる。
  • 集積所を増やしたいが、行き止まりの道が多くごみ収集車が回り込めず、市に申請しても却下。結果として1か所で100戸程度使用しているところがある。
  • マンションのごみは管理人がやってくれるので問題ないが、夜間の管理人不在時にポイ捨てされる。
  • 生ごみは午前8時30分までに出すのが決まりになっているが、ごみ収集車が来るのは14時頃なので、収集まで時間があり、臭いが気になるしカラス被害にあいやすい。
  • 要介護3以上だと市に依頼できるが、それ以下でもごみ出し困難な人がいる。町会の中に支えあい活動はあるが、住まいが近い人でないとなかなか支援ができない。
  • U字溝の枯れ葉除去清掃が大変。市で対処してもらいたい。

【対応策】

  • 町内のごみステーションに違反ごみの写真を撮って、その場所に掲示する。
  • 町内が狭いので道路に面した場所を集積所として黙認している。

2)特徴あるごみ集積所の管理方法(高齢者支援策を含め)

  • カラス対策用に集積所40のうち20ヶ所ファスナー付きごみネットを設置し、効果あり。ただし現在半分程度替えたが、破れる、結構高い等の問題あり。

3)特徴ある環境美化活動(ごみゼロ活動、清掃活動、花壇整備など)、その他

  • 公園を月2回清掃実施。
  • 集合住宅では年1回のごみゼロ運動に多くの人が参加。年1回のごみゼロ運動が住民同士の交流の場になっている。
  • コロナで最近は清掃活動が出来ていないが、会館の清掃活動は行っている。
  • 高齢者が多いので、今後、助け合い活動や防災活動をやっていきたいが、他町会ではどうしているのか知りたい。
Cグループ

1)ごみ集積所の問題と対応

【問題の実情】

  • 空地だった集積所の場所に建物が建ってしまい集積所のやり場が無い等、設置場所の選定に困っている。
  • カラス防止サークルの購入に対して他の事に使うべきとの意見が有り困っている。
  • 町会未加入者への対応に苦慮。

【対応策】

  • 60世帯で2か所に集積所にカラス防止サークルを使用し、成果良好。

2)特徴あるごみ集積所の管理方法(高齢者支援策を含め)

【カラス被害防止】

  • 高額のカラス防止サークルの代替として100均のワイヤーネット使用で低コスト、効果あり。
  • 集合住宅の集積所の前面だけにワイヤーネットを使用する事で綺麗に管理できる。
  • 25世帯で4万5千円の蓋付きサークル購入で経過良好。
  • ネットだけでなく三方に枠を付ける事でカラスは防げる。

【当番の明確化】

  • 集積所にごみ当番担当者の名前を本人がぶら下げることにより、責任を持って準備や後片付けを行い、他人からも誰が当番か分かるようにする。

【意識向上策】

  • ごみ集積ボックス設置の必要性ついて問題意識を持ってアンケートや話し合い等取り組み努力をしているが、もう一歩と言う所で戸惑って進めない町会もある。

3)特徴ある環境美化活動(ごみゼロ活動、清掃活動、花壇整備など)

  • 10年以上経過しているごみサークルを地域の人がちょこちょこ修理をして長年に亘り使用に耐えている。善意、協調性を醸成する地域活動の成果である。
  • 地域の公園の落ち葉清掃をボランティアで毎日365日実施してくれる人の存在がある。
  • 防犯パトロールでタバコの吸い殻等を拾いながらの美化活動を行っている。

4)その他(特筆すべき内容)

  • ごみ集積所の1か所あたりの使用世帯数を最適化(少なく)すると、丁寧な使用がなされ美化が保持される。集積所が近くになる事でこまめにごみ出しが出来1回の全体量が減る。
  • 10軒以下にて持ち回り交代(半年~1年)で自宅前を集積所にすると、まとまったスペースの必要が無く細い道でも対応が出来る。また使用する人が顔の見える関係で有り美化が保たれる。
  • ごみ集積所の設置には近隣の人たちの話し合いに町会のリードがあるとまとまりが早い。
  • 集合住宅の集積所を近隣の戸建住民も使用させてもらう。集合住宅ではごみ当番を決めるのに困っているが、戸建住民が代わりに当番や清掃を行う。特に資源ごみではお互いメリット有り。
Dグループ

1)ごみ集積所の問題と対応

【問題の実情】

  • 50軒あたり1ヶ所の大規模集積所があり、管理清掃など諸問題がある。
  • アパート住民が多い大家さんから準会員のようにお金を受領しごみ集積所を利用してもらっているが、掃除管理まで行き届かない。
  • 困っているのは違反ごみであり、本人に直接分別を促すこともある。
  • 資源ごみを1ヵ所で収集しているため、運搬が大変との声が特に高齢者から挙がっている。

【対応策】

  • 町会未加入者のごみ出しについて、最低限の協力として町会費半額徴収や役割・協力をしてもらい、その事を集積所利用の加入者全員から許可を得る必要がある。改善策として、ごみ出し分別等はカレンダー持参で説明したところ違反ごみが若干減った。
  • 集合住宅住民のごみ出しは、ルールの浸透が難しいためやむなく目をつぶる状況がある。

2)特徴あるごみ集積所の管理方法(高齢者支援策を含め)

  • 当初から各班のごみ集積所規模を10世帯に1ヵ所の範囲で設置していることから、収集・管理はスムーズ。
  • ごみ集積所の当番がつらいと言うご高齢者が勤めを果たせないと気にしていたが、組(班)で話し合い当番をパスする配慮が行われる。
  • 設置場所スペースがないため、折り畳み式設置や個人所有の土地へ設置し所有者には町会より年1回定額のお礼を出している。
  • 支えあい活動により、「ごみ出し支援」を1回50円で28人の支援者で実施している。

3)特徴ある環境美化活動(ごみゼロ活動、清掃活動、花壇整備など)、その他(特筆すべき内容)

  • 側溝掃除から始まった活動が、現在は自宅前の草取り、ごみ拾いに変わり継続。
  • 年1回年末に町会役員で事前に決めて清掃と草取り等を行い、終了後に忘年会を開催。
  • 老人会主体・区が支援して年3回、小学校の校庭の草刈り等を区有志146人で実施。

Dグループ

お問い合わせ先

所属課室:市民生活部市民活動支援課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎3階)

電話番号:

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