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令和6年度柏市地域活動支援補助金選考委員会会議録

開催日時

令和6年2月6日(火曜日)午前10時30分から午後1時

開催場所

柏市役所本庁舎5階 第1委員会室

出席者

委員

大野委員長、柗冨委員、吉田委員、村田委員

事務局

猪野統括リーダー、小林副主幹、岡主事、金井主事、井坂地域づくりコーディネーター、小齊地域づくりコーディネーター、江幡地域づくりコーディネーター、所地域づくりコーディネーター、下藤地域づくりコーディネーター、森地域づくりコーディネーター

団体

柏市つくしが丘町会2名、加賀町会2名、松ヶ崎町会2名、三俣町会1名、

各団体の発表

柏市つくしが丘町会

ア 概要説明

事業の名称

情報ネットワークの活用による災害対応力の向上

団体が「令和6年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(大野委員)今年度の予算でトランシーバーを4台購入されているが、具体的にどのような活用をされてますか。

(団体)学童見守りでは,学校の近くから町会内の間に3か所で行っている。地点によってお互いが見えないところになるので、学校の近くのところから、「はい、子どもたちが今下校を始めました」、「まだ賑やかに通っています」、「最後これで完了しました」、という風な連絡を順番でやっています。見守り活動は、全員が通過するまで待機しています。

(大野委員)毎回ですか。

(団体)毎回です。

(大野委員)トランシーバーの日常の保管はどのようにしていますか。

(団体)非常時に使えないとならないので、本体は電源をいれたままです。また、予備バッテリーともに充電器にかけています。本部で1台と他5台でいつでも運用が出来るようにしています。

(大野委員)あと非常に興味深いのが、LINEのグループを作っておられるということで、かなり先進的な取り組みだと感じますが、今その参加者は何人くらいいますか?

(柏市つくしが丘町会)元々は、町会の役員と役員をやっていないグループを作って町会の情報共有化を目指しました。それが発展して、10人くらいの班長を束ねる理事が8人いるんですが、その8人の理事と各班長のLINEグループを作ってくれないかという相談をしたところ、いくつか出来上がりました。次年度は全理事にこのLINEグループを作って欲しいとお願いをしています。また、高齢の方は、LINEの操作に時間が必要だったり、難しく感じる方もおられるため、災害時には専任の役員が理事宅へ行き、トランシーバーで町会の本部と連絡をします。このような、LINEグループを補完するための活用もしたいと考えてます。

(村田委員)中間報告書で、マニュアル冊子1、500部の作成に、15万7千円とありました。一方で今回の予算にも、同じ内容で同じ金額が示されていますが。

(団体)前年度は、安否確認訓練や避難訓練をやりながら、いろいろ仕組みを考えていたが、結局マニュアル作りはできなかっので、新年度はきちんと冊子にしようと思っています。

(柗富委員)トランシーバーを、夏まつりとかで使ったときに、不具合といったものがあった場合に、それをどう解決しましたか。

(団体)基本的に町会の情報共有なので、本当に町会の端から端まで電波が届くのだろうか、とそれが一番心配でした。トランシーバーの購入直後に、町会の端から端までいって、本部との連絡連携をとる事を行い、これが全部できたことで今は安定して使えるようになっています。

(柗富委員)わかりました。

(団体)先ほども言いました通り、いざというときに使えないことが一番困るので、トランシーバー保有者に使い方に慣れてもらうことが重要です。夜間パトロールなどでも、「今自分はどの辺を回っていて、こんな状態だ」といったような話をしながら活用しています。

(柗富委員)私は女性消防団に入っているんですけども、訓練の時に、よく電波が入らないといったことを聞きますので、このような質問をさせてもらいました。

(団体)私も現役の時には警察関係にいましたので、警察無線を参考にしながら、緊急時の対応の仕方などをマニュアル化し渡しています。

(吉田委員)周辺町会との連携はどのようなものですか。

(団体)打合せを毎月やっているのですが、柏市つくしが丘町会の災害時の避難先として、光ヶ丘中学校があります。そこには加賀町や東中新宿町会の方も来られることがわかったので、三町会で避難所の開設の仕方のマニュアル作りを進めています。暫定マニュアルですが、昨年1回、今年も1回避難所の開設訓練から、どこに受付を作って、受付票はどのようなもので、受付けた人をどのように誘導するか、人の流れが混乱しないようにするにはということを検討しています。ケガをした人がいたり、妊婦の方がいたり、いろんな条件の方がいるので、仕組みを再構築したりしています。

(吉田委員)周辺の町会もトランシーバーを持っているのですか。

(団体)周辺町会も、トランシーバーを1、2台持っていて、チャンネルを合わせて連絡が取れるようにしたいと思います。

(村田委員)ふるさと協議会から各町会へトランシーバーを2台ずつ渡していますね。

(団体)トランシーバーを使って、災害時に災害対策拠点となる光ヶ丘近隣センターとの連携をどのようにするかということも考えています。

加賀町会

ア 概要説明

事業の名称

町会会館の壁面を利用した、コミュニティギャラリーの設置

団体が「令和6年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(柗冨委員)お子様からお年寄りまで幅広く募集をすると思いますが、募集の仕方を教えてください。

(団体)何か行事をする時の周知方法としては、定期的に51班の班長が一同に会する班長連絡会が年6回程あり、重要な事はそこで説明をして、かつ回覧資料で班長に回してもらいます。また、A3のチラシを16ヶ所の掲示板に貼りお知らせします。その他、町会に関する組織、親子会やいきいきクラブ、助け合いネットワークがありますので、力をお借りしたいと考えています。

(柗冨委員)ありがとうございます。月によって募集内容を変えますか。

(団体)そういうふうにしていこうかなと思っています。みんなが喜んでいただけるようなテーマを持ってやりたいと思います。1回目は“自分たちの加賀がどういうところか”というテーマでやってみたいと思います。

(村田委員)中間報告書で、お祭りに国際日本語学校の海外の生徒さんたちが一緒に踊ったという記述があり、自分も暮らしていて外国人の方が増えていることが気になっていたので、このような地域交流が生まれているのはとても良いと思っています。このような地域交流の絵を是非見ていただけると、地域住民の外国の人に対する不安も和らぐと思います。

(団体)今、加賀の役員会にも外国人の方がいらっしゃいます。国際学院には250人くらいの外国人生徒さんがいて、商店街もかなり国際的なイメージを持つようになってきたので、今の案は凄く良いですね。

(大野委員長)ギャラリーのサイズを教えてください。

(団体)新設をすると費用がかかってしまうので、今のものをうまく利用したく、同じサイズを考えております。

(大野委員長)同じようなサイズですね。そうするとたくさんの作品が飾れますね。

(団体)ただお金の問題もあって、今回修繕する箇所はサイズの半分のみです。

(大野委員長)絵や作品の選考は、町会の方でするのでしょうか。

(団体)基本的に町会で選考予定ですが、応募事業内容の意図は、多くの方に参加意識を持っていただくことでもあるので、ご質問をヒントに少し考えようと思います。

(大野委員長)選考に携わることやその際に今後の募集方法等を考えることが町会活動の参加意識を持つことに繋がるかもしれません。

(団体)ありがとうございます。

(吉田委員)選定や募集の手間が負担とならない工夫があると良いですね。別の地区で県民センターのギャラリーを整備して、地元の作家さんなどに作品を募集の際、2年目、3年目の作品が集まらないことがありました。この点において、依頼先の窓口となるような方との関係づくりや国際学園の他に地域の学校や幼稚園といった子ども関連の連携があると良いと思いますが、候補になりそうなところはありますか。

(団体)たくさんあります。今年の夏まつりには、加賀幼稚園から230名くらいの園児や国際学園の外国籍の方達に加えて、拳正道という空手の道場の方達も参加していただきました。参加者の派生が起こり、親御さんや友人も参加されて盛り上がったなと思います。組織や団体も活用しながら事業を行えればと思います。例えば、親子会だけ、いきいきクラブの老人会だけの展示もあって良いかもしれないですが、国際学園のような団体もうまく活用しながら行いたいと思います。

(吉田委員)そこでまた、作業も一緒にできると良いですね。交流も頑張っているように感じます。

(団体)良いアドバイスばかりもらって、ありがとうございます。

松ヶ崎町会

ア 概要説明

事業の名称

ICTによるコミュニケーションの土台作りのための町会ホームページ開設事業

団体が「令和6年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(吉田委員)応募内容から、どうしても備品の購入に目がいってしまうところがあります。備品購入によってイベント等の交流の場の広がりや健康増進・防災意識に繋がるといったところのお話をいただけたらと思います。

(団体)備品購入品としてプロジェクターを申請をしています。役員がプロジェクターを使用したことがないため、これに触れる機会を増やしたいと考えています。既存のテレビだと見れなかったり、集まる場所によっては音が広がらないということがあるため専用のプロジェクターを使います。まずは、イベントや行事を動画で撮影したものを後の反省材料とするときに、プロジェクターを共有出来るツールと出来ることを知ってもらうことが主眼になります。また、役員が今までスマホ等をあまり使ったことがないので、自分たちは操作が出来るんだという自信に繋がるような画面を通した研修会をやって行きたいです。次に、備品購入品であるチラシにつきましては、ボランティアの募集等で使用します。応募用紙には記載しておりませんが、アンケートも予定しております。

(大野委員長)ボランティア募集について、具体的にどういう形で、何のためのボランティア募集という書き方をされるのでしょうか。

(団体)ホームページの作成のお手伝いといったボランティアです。イメージし易いように、松ヶ崎町会の広報誌でも、ボランティアを募集したいと考えています。広報誌では、「写真掲載のお手伝い」・「得意な分野で協力してください」・「ICTができなくても大丈夫ですとか?」といった内容で掲載出来ればと考えています。また、「カメラで写真やスマホで動画の撮影が出来る方ならば、可能な時間で手伝ってください」というようなチラシを今後作っていきたいと思います。チラシは、町会内限定の回覧資料ですので、おそらく町会内の方が手を挙げて頂けると思っております。町会内の方だけでなく松ヶ崎町会を手伝っていただけるならウェルカムな体制でいきたいと思います。

(大野委員長)ホームページ作成ということですが、現時点で、具体的なイメージは出来ていますでしょうか。

(団体)具体的には、イベントの周知や報告。それから、チラシや回覧資料を掲載したいと思います。班長会議で、回覧資料が中々回らないことの解決策でホームページの話が出ました。町会の広報誌がありますので、そういったものの手段を少し拡充することを考えています。他は、役員向けにパスワードで保護して、町会費の集金・入会・役割といった少し裏方の情報も載せていきたいと考えています。

(大野委員長)プロジェクターの使用場所についてですが、町会の会館を想定されているのですか。

(団体)集会で40名くらい入るような部屋がありますので、そういった場所を考えています。

(大野委員長)比較的、広い場所だと思うのですが、小さな会議室ではプロジェクターが少しオーバースペックかというふうに思いました。ある程度、機能が良いもののほうが良いということでしょうか。

(団体)はい。学校でも使えるというような広さでも音が届き、短い距離でも大きく映る短焦点にも対応する性能のため高額となっています。

(大野委員長)はい、結構です。

(柗冨委員)ICT化を推進したホームページ作成とのことですが、従来通り紙媒体の周知等も行いますか。

(団体)おっしゃる通りで、紙で見られなくなってしまうと困る方もいます。QRコードを載せながら、ホームページと連携が出来たらと考えています。

(柗冨委員)私自身、仕事上このようなことがありましたのでお伺いします。ホームページの宣伝やその仕方もある程度考えなければ、せっかくホームページを作っても、ホームページの存在を知らない方や中々そのページに到達しなかったりといったこと少なくないのではないでしょうか。

(団体)確かに、その点は心配するところです。せっかく作っても、最初は見てもらえるかもしれないですけど、だんだん見てもらえなくなってしまうということが起きかねないと思います。ですから、常に身近なものや人を取り上げることを考えています。また、ホームページ上でアンケートを取るなどして、いろんな考えを伺っていきたいと思います。

(村田委員)これってニワトリが先か卵が先かになるかもしれないですけど、若い人を入れるのでしたら、ホームページの作成では厳しいときがあるのかなと思います。Xやインスタグラムといったもので発信してあげると良いのかなと思うのです。先にメンバーがいなければ出来ないことがありますけど、そのあたりの考えはありますか。

(団体)町会として、みなさんに見てもらうものを作りたいことからホームページを選びました。主体を読むことではなく、見ることにしたいです。元々、素材となる写真はたくさんあり、広報誌も出していますが、そういうアーカイブを恐らくみなさんすっかり忘れていると思います。町会の役員もなかなかSNSは使えないので、ホームページを見るのが一番楽かなと。例えば、インスタグラムは、機能がたくさんあるため操作が難しくわからなくなってしまうので、一番簡単なホームページを考えています。

(大野委員長)ホームページ作成のボランティアを探されているということですけど、もしその人が見つからなくても、何とか今のメンバーの中で出来ますか。一応、そのことを確認させていただけたらと思います。

(団体)私は今ホームページを作る研修を10回ほど受けています。他にも実は得意な方がいらっしゃいまして、既にお話は直接させていただいています。

(大野委員長)恐らく、ボランティアというのは難しいため、口コミで集められることも同時に考えられたら良いのではないかと思っておりました。

(団体)おっしゃる通りですので、わかりました。それから、当町会は500年程前からの旧集落で世代間の格差があります。旧集落は200人の方たちから始まって、現在約2500世帯程あり、毎年、増える傾向にあります。今回、応募の経緯として、町会役員は75歳前後が多く、新しいものを作ってもらいたいという若い人たちの要望に応えることが出来ないこともあることから、新しい世代の方たちに目を向けようという形で立ち上げました。

三俣町会

ア 概要説明

事業の名称

高齢者と現役世代をつなぐプロジェクト~楽しい町会活動を未来に伝える~

団体が「令和6年度柏市地域活動支援補助金(+10)応募用紙」等に基づいて説明。

イ 質疑応答

(村田委員)若い人との交流との事ですが、年齢層は、どのあたりをイメージしていますか。

(団体)現役世代でお勤めをしている方々と考えております。

(村田委員)現役世代ですと、休日(土・日)の実施になりますか。

(団体)そうなると思います。

(村田委員)現役世代の方は地域活動に対する想いが届きやすそうで届きにくい感じがすごくしていて、お子さんなどを巻き込むことで保護者がついてくると思います。こういったイベントの構想はありますか。

(団体)クリスマス会で子ども達にバルーンアートを作りました。子どもだけでなく保護者の方が一緒についてきてくださり、たくさんお話が出来たことから、子どもを対象にしたイベントも企画していきたいと思っています。

(村田委員)プラス10終了後の事業として外部の方にイベントを依頼して収益を得ていくということが面白い発想だと思いました。具体的なアイデアがあれば聞かせてください。

(団体)町会内には、バルーンアートのアーティストや薬膳教室の先生など、様々なスキルを持っている方がいます。その方々もイベント参加に巻き込んでいくことで、つながりが増えていき、町会以外からも参加者が増えることが出来ると考えております。

(大野委員)スマホ教室はアイデアとして面白いと思います。依頼する講師の方はいらっしゃいますか。

(団体)町会内の役員にICTの高いスキルをもっている方やパソコンが得意な方がおられます。この方達を中心に講師を依頼しようと思っています。

(大野委員)人が集まる仕掛けとしてスマホ教室は具体性があり、非常に面白いと思います。町民交流会の茶話会も、集いの仕掛けを具体的に考えることが必要だと思います。

(団体)はい。

(柗冨委員)今までイベントの募集を様々されたと思いますが、その手段を教えてください。

(団体)毎年行っているクリスマス会や敬老会は、コロナ禍では、回覧資料で周知をしておりました。(日時やマスク着用等の注意点等を記載)

(柗冨委員)クリスマス会はどのくらい集まりましたか。

(団体)コロナ禍のため、限定20名(スタッフ含む)で行いました。

(吉田委員)事業内容中、回覧資料の充実について、紙媒体を希望する世代が多くいらっしゃるとのことですが、インターネットを利用した情報の発信といった新しい方法に切り替えて業務負担を減らすということもこの事業内容に含まれますか。

(団体)はい。今の時点では、両方を充実させていきたいと思っています。ホームページにアクセスするQRコードの取り扱いがわからない方も多くいらっしゃる現状です。皆さんが簡単にアクセスできるように、今後考えていきます。

(吉田委員)交流イベントからICT推進分野へ変更することについて、事業内容から可能かと考えるのですが、応募分野を交流イベント等とするこだわりはありますか。

(団体)最初はICT推進分野の申請を考えていましたが、町会においてICTスキルの格差があります。この“差”は、補完しなければ地域コミュニティ活動は広がらないのではないかと考えます。私達のような中間世代が、町会活動を通して人や“差”をつなぐような役割を果たしたいと思っております。将来的には、ひまわり会館をインターネット環境にしたいという夢はあります。

(吉田委員)茶話会について、参加者が固定されてしまうともったいないので、会館に集うだけでなく、地域の散策や公園で体を動かすといった外に出ることも活動内容の幅や参加者も広がるのではないでしょうか。

(団体)自主防災の組織も立ち上がったばかりですが、最近は、町内の危険個所をみんなで探すこともやっております。アドバイスを受けて、町会の皆様も巻き込んで散策もやってみたいと思います。

傍聴

傍聴者

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所属課室:市民生活部市民活動支援課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎3階)

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