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更新日令和3(2021)年2月24日
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豚肉の生食が禁止になりました
平成27年6月12日から、E型肝炎への感染等のリスクを踏まえ、豚の食肉について生食用としての販売や提供が禁止になりました。
豚肉を加熱せずに喫食すると、E型肝炎のほか、サルモネラ属菌及びカンピロバクターなどの食中毒のリスクがあります。
事業者の方は取り扱いに十分注意するとともに、消費者の皆様は生で食べず、中心部まで十分に加熱して食べましょう。
豚肉の提供および調理時に気をつけること
- 加熱をしっかり行なう
豚肉は63度30分間以上加熱しましょう(75度1分間以上の加熱でもよい)。 - 加熱の目安
中心部の温度が75度に達してから1分間以上の加熱の目安は、豚の食肉等の中心部の色が白っぽく変化することです。 - 販売時のお客様への注意喚起
食肉販売店、小売店等で、加熱用として十分な加熱を行なっていない食肉を販売する場合は加熱して飲食するように、ラベル等に表示し、店内掲示などでも注意喚起を行ないましょう。 - 販売時のお客様への注意喚起
飲食店でお客様が調理し喫食する場合には、飲食する際に豚の食肉の中心部まで十分に加熱して喫食するよう、メニューなどに記載しましょう。また、お客様が加熱を十分に行なっていない場合は、中心部まで十分に加熱するよう注意しましょう。 - 家庭での豚肉の調理
家庭でも豚肉は中心部の色が白っぽく変化するまで十分に加熱を行ないましょう。 - SPF豚の取り扱い
SPF豚(特定病原菌が不在の豚)であっても十分に加熱を行なってください。
食肉の生食は危険です!
最近、食肉を生で食べたことが原因のカンピロバクター食中毒や腸管出血性大腸菌食中毒(O157やO111等)が全国的に発生しています。食肉の生食による食中毒は場合によっては重症化し命に関わることもあります(特に、子どもや高齢者では食中毒のリスクが高くなります)。
食中毒防止のポイント
- 冷蔵庫内での他の食品への汚染をふせぐ
冷蔵庫内では、生肉は包装して他の食品には触れないように保管しましょう。 - 生肉の調理に使った器具はしっかり消毒
生肉の調理に使ったまな板、包丁を消毒しないで他の調理に使用しないでください。 - 調理済み食品への汚染をふせぐ
生肉が調理済み食品に触れないようにしましょう。 - 肉は十分な加熱を
食肉を加熱するときは、箸やトングを使い分け、肉の赤身の部分が残らないよう、中心まで十分に加熱してください。 - 調理後の注意
生肉をさわった後は、石鹸と流水でよく手を洗って下さい。包丁やまな板などの調理器具もよく洗い、適切な消毒をしてください。
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