更新日令和8(2026)年3月27日

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令和7年度第1回柏市産業振興会議会議録

1開催日時

令和8年2月9日(月曜日)午後2時から午後3時45分まで

2開催場所

柏市役所本庁舎第5・6委員会室

3出席者

(1)委員

浅川委員、池田委員、出雲委員、大竹委員、木村委員、近藤委員、佐々木委員、原田委員、古田委員、山岸委員、渡辺委員

(2)事務局

経済産業部長、産業政策・スタートアップ推進課長、商工観光課統括リーダー、農政課長、公設市場長、他2名

4議題

  1. 新柏市産業振興戦略ビジョンの進捗について

5議事要旨

(1)新柏市産業振興戦略ビジョンの進捗について

事務局により資料について説明後、意見交換及び質疑応答を行った。

 

(1)産業振興戦略ビジョンの進捗について

事務局により資料について説明後、意見交換及び質疑応答を行った。

(原田会長)

 市内経済の状況や事業を営む中で感じている肌感覚的な意見で結構なので、各委員から忌憚の無い御意見をいただきたい。

 資料5ページの進捗状況を取り上げながら御意見をいただきたい。

 まず1-1市内スタートアップ数について如何でしょうか

(大竹委員)

 現在、柏市から東葛テクノプラザと東大柏ベンチャープラザに職員を一人派遣していただき、企業支援の業務を担っている。業務を行う上で非常に助かっており、柏市がスタートアップ支援に力を入れていることがよくわかる。

 また、入居企業もTEPの専門家相談を活用して非常に助かったと聞いている。

 更に、ふるさと納税の返礼品として入居企業の製品を取り上げるなど、スタートアップ支援に対する積極的な姿勢が見える。

 東葛テクノプラザは、施設入居期限が10年までと決まっており、退去後の拠点探しに課題がある。ほとんどの企業が市内に拠点を構えたい意向があるので、事業用地の確保についても力を入れていただけると助かる。

(原田会長)

 私もいくつかの企業にヒアリングをした際、柏市に残りたい理由を聞いたところ、「このまちが好きだから」という意見が多く聞かれた。

(池田委員)

 当社も10月末で東葛テクノプラザを卒業し、柏駅前にオフィスを構えることになった。

 事業拠点を探すのに時間も掛かりタイミングも重要だった。また、東葛テクノプラザや東大柏ベンチャープラザでは賃料補助により、非常に安価な家賃だったが、新たな拠点を探す際、物件によっては家賃が10倍になってしまうこともあった。家賃と立地を考えると都内も検討に入ってくるが、地場の企業や柏市を含めた支援機関との関係もあり、柏市に残りたいので事業拠点を置くことにした。

 我々と同じように事業拠点を探している企業にとっては、家賃などのランニングコストを抑えて、その分を事業費に回したい思いがあると思う。そのような支援があると柏市に残りやすい。

 1-1の市内スタートアップ数については、スタート時の40社から移転や廃業などで減少することもある中で現在の51社になっているのではないか。そうであれば1-2の創業塾経由での創業者数もどのくらい残っているのか気になる。目標である120社に向けてスタートアップを増やしていくには単純にあと69社増やすのではなく、柏市から出ていく企業もあると思うので、もっと多くの企業を集める必要がある。指標の動きを計るためには、企業の動きがわかるような数字が欲しい。それがあれば、事業の方向性の判断や仮説検証を行うこともできる。

 また、ここ1年くらいの感覚ではあるが、柏市にもソフトウェアの企業が増えてきた気がする。一方である程度の規模になると都内に移転してしまう傾向があるので、柏市に引き留めるための事業やビジョンがあると良い。

(原田会長)

 池田委員の言うとおり、もっと多くの企業が集まっているのかもしれない。

 都内に移転してしまう企業については、業種によって違う気がする。都内のソフトウェア企業にとって柏の葉への移転は距離を感じているように思う。

 一方で、ライフサイエンス系の企業では、柏の葉は東京から近くて研究施設を設けることに前向きな印象がある。柏市が誘致に力を入れる産業を定めても良いのではないか。

 また、ライフサイエンス系企業とデジタル分野はゲノム編集などの作業もあり親和性が高く事業的に融合していると思う。

(山岸委員)

 柏の葉キャンパス駅近くに立地したSMC株式会社が3月にオープンし、駅前のマンションについても完売したと聞いている。今後、柏の葉のまちも大きな盛り上がりを見せてくると思う。

 かけだし横丁にも外国の方をよく見かけるようになった。どうも研究者のようだ。フラー株式会社の上場もあり、知名度が上がっていく期待がある。

 柏市やつくば市に本社を構えているスタートアップ企業には、都内のコワーキングスペースに事務所を構えてテレワークを行い、本社に週に一度集まるような働き方をしているところがある。そのような動きを支援しているベンチャーキャピタルもあり、オフィスの考え方が変わってきている気がする。このような動きは特に研究所に多く見られる。

(原田会長)

 この動きはTX沿線だけではなく、神奈川県と東京都でもスタートアップ企業の二拠点化の動きが多く見られる。

(近藤委員)

 池田委員がおっしゃるように、創業塾の卒業生がどのくらい起業しているのかデータとしてまとめる必要がある。

 創業塾の卒業生がどれくらい創業しているのか、また、事業継続されているのか気になった。1-1、1-2は、スタートアップ企業や創業者を増やすための施策で、これらの企業が柏市に定着して産業を活性化させていくために基準を考えていく必要がある。

 また、この後の議論になると思うが、中小企業に対する支援も大切。

(渡辺委員)

 創業塾の創業は個人事業主も含まれているのか

(事務局)

 御見込みのとおり。

(原田会長)

 次に1-3市の補助金を活用した立地件数について如何でしょうか

(山岸委員)

 市の補助金の内容は、固定資産税等の減免か

(事務局)

 柏市企業立地促進補助金を活用した企業誘致を対象としており、補助内容は2種類ある。一つ目は新たに拠点整備を行った場合の固定資産税相当額の補助。二つ目は市外企業が新たな拠点を賃貸で整備した場合の賃料補助

 様々な企業立地の実態に合わせて制度を拡充した。

(山岸委員)

 どのような企業から立地計画書が提出されているのか

(事務局)

 製造業の工場や研究施設からの引き合いがある

(近藤委員)

 柏市の補助金は他の自治体と比較して優れているのか

(事務局)

 一概には言えないが他市と比較しても引けを取らない補助内容となっている

(原田会長)

 次に1-4市内観光入込客数について如何でしょうか

(木村委員)

 道の駅しょうなんの利用者数は着実に伸びている。理由は定かではないが、コロナ明けの観光需要の増加はあると思うが、道の駅しょうなんのお客様は地元の方の利用も多く、野菜や米の単価が上がると利用者が増える傾向にあるので、これらが増加要因ではないか。

 道の駅しょうなんには外国人観光客は少なく、インバウンド需要の影響はほとんど無いので道の駅しょうなんの利用者の増加は観光需要によるものとは言えない。他の施設等の状況はどうなのか気になるところ。

 また、柏市観光協会と連携してベルばらスタンプラリーに参加しているが、交通の便が悪い点について指摘がある。以前からの課題ではあるが、あらためて浮き彫りになった。交通インフラの整備が進めばもっと観光客数を増やせるのではないか。

 更に、柏レイソルの観戦者は試合の前後に柏駅周辺に立ち寄っている。道の駅まで足を延ばすことはできないが、駅周辺で道の駅などの商品を購入できる場所があると良い。

(佐々木委員)

 旧沼南地域の地域活性化に道の駅しょうなんが寄与している話は聞くが、アリオ柏については集客力はあるが活用方法に検討の余地があるのではないか。我孫子市では水の館などで頻繁にイベントを開催しており、地域経済の活性化にとても良いと思う。アリオ柏でやれたら良いと思う。北部と沼南の地域特性を活かして売り出していったら良い。

(事務局)

 令和5年度と6年度の観光入込客数を比較すると、コロナ明けでイベントは全体的に伸びていて、勢いがそのまま続いている。一方で施設利用については、あけぼの山農業公園の利用客数が減少している。要因としては7月から9月の利用者が減っていることから猛暑の影響が考えられる。逆に10月は市制施行70周年記念事業として大規模なイベントを実施した影響もあり、対前年同月よりも観光客が増加している。イベントの開催は観光客の増加に寄与するものと考える。

(出雲委員)

 公設市場は、昨年度から一般開放デーを開催しているが、イベント開催時はお客様が増えるものの、イベント開催後は利用者が減ってしまう。イベントの開催はマーケティングとして重要だが活性化を継続させることが課題。

 市場の再整備計画が進んでおり、複合施設を建設することで話が進んでいる。ベンチャープラザのように入居企業の成長と共に地域に根付いてもらう考え方もあるのではないか。

 最近の市場の状況から肌感覚で申し上げると、市内の飲食業界の出店が落ちているように感じる。飲食店が開店するとお花が送られるが、これまでは月に7,8件あったが昨年の10月くらいからパタッと止まってしまった。どうなっているのか気になっている。

(渡辺委員)

 飲食業界の状況は厳しいかもしれない。どの価格帯のお店でも方法論の模索をしている最中で、若い人や独立して新たに出店してきた人の中には、間口が狭いなどの事情からお花を不要と考える人もいる。現金の方が良いと直接的な話をしてくる人も多いので世の中の感覚が変わってきている。

 お客様の状況では、外で調理されたものを買ってきて家や職場で食べる中食の比率が高くなっている。一昨年まで20%を切っていたところが昨年は32、3%まで伸びている。これまでの会食から良いものを購入して家で食べるようなスタイルに変わって来ているかもしれない。

 また、柏や千葉の食材が広くマーケットの中で伝えられるような手段を検討してほしい。東京に目を向けるだけでなく柏で地元のものを食べられる環境を作るのも大事だと思うし、そうすることで市場や柏駅周辺の活性化に飲食業界が貢献できるのではないか。

(浅川委員)

 消費者の立場で船橋の話をすると、ららぽーと船橋を起点としたまちづくりが進められていて、子育て世代を意識した開発が行われている。ららぽーと船橋自体も子育て世代を意識した店舗展開やブランド構築を進めているように感じられ、ららぽーと柏の葉とは雰囲気が全然違っていた。いずれ、ららぽーと船橋の近くに住んでいることがステータスになると感じた。

 一方で、私は日本酒の卸の仕事をしているが、飲食店に対する販売量は柏の方が船橋よりも多い。飲食店が取り扱っているお酒の種類が違うかもしれないが、日本酒で比較すると船橋より柏の飲食店の方が動きがあり活発に感じるので、柏市の飲食業界に期待している。

(古田委員)

 飲食店の状況では、夜間の利用が一回転で終わってしまっているように感じる。柏のまちが早く暗くなってしまう気がする。

 ベルサイユのばらのイベントを実施したところ、全国からファンの方が集まった。一つのものを核にしてファン、事業者、まちが盛り上がることができるのではないか。

(渡辺委員)

 聖地巡礼という言葉を皆さん使っていた。ベルばらファンの中でマンホールを巡り、飲食店で食事をして、東京のホテルにあるベルばらルームに泊まる、といったコースができていてかなりの距離を移動している。

(佐々木委員)

 先駆けて東京でコラボカフェを行った際、作家さんがお知らせしてファンがたくさん集まった。

 イベントを企画する部署を作って取り組んで定期的に実施しても良いのではないか。

(出雲委員)

 先日、野田市で「8時間で50mリレーを走った最多人数」のギネス記録が認定された。あのイベントも企画したのは一人の方と聞いている。

(古田委員)

 ベルサイユのばらの企画も作家の池田理代子先生の同級生の方が一人で立ち上げたのがきっかけで現在に至っている。一人の人が声を上げられることが大事。

(出雲委員)

 柏市にも素材はいっぱいある

(原田会長)

 柏市にある資源の活用がブランディングの要素になっていくので大事。誰もが知っている素材だけでなく、例えばスタートアップ企業の集積についても、柏市のこれまでの取組等により認知度が高まっており、売り出していく素材になり得る。

 打ち出していく素材とのコラボレーションが重要だと思う。他市の例では、スタートアップ企業とスポーツチームのコラボレーションもあるので、相性は良いと思う。異業種交流から新しいものを生み出していく動きが大切

(原田会長)

 2-1中心市街地の賑わい創出、2-2地域基盤産業の振興についてですが、これまでの議論を踏まえて御意見は如何でしょうか

(近藤委員)

 2-2の指標として課題解決・活性化に取り組む商店会の割合とあるが、現状の商店会数や支援内容について聞きたい

(事務局)

 全体44の商店会のうち、商店街事業活性化補助金の交付申請を行った商店会が24あり、54.5%の商店会が補助金を利用している。この補助金は、イベントや広告などの販促活動、複数の商店会の連携事業、活性化のための調査分析や計画策定などの活動が対象事業となる。

(近藤委員)

 この補助金を活性化している商店会の利用分布はどうか

(事務局)

 柏駅中心部の商店会に加え、活発に活動している松葉町や光ケ丘など地域の拠点となっている近隣商店会にも活用いただいている。

(原田会長)

 市街地の賑わいについては如何でしょうか

(渡辺委員)

 商店会への補助金には、街路灯の電気料補助や防犯灯の設置補助もあり、商店会からのニーズが高い。街路灯や防犯灯は商店会や町会のある場所に設置される。維持管理の面から、市の補助金は助かっている。街路灯の防犯効果は高いと思うので、商店会の社会的役割を伝えたい。

 駅前の人流については、かつてと比べて大きく減ってしまった印象がある。お店には人は入っているが、街全体にもっと賑わいがが欲しい。

(近藤委員)

 ベルサイユのばらは、これまで眠っていたキラーコンテンツだが、他にもそのようなものがあるかもしれない。即効性のある地域資源と言えるし素晴らしいと思った。

(木村委員)

 まち全体を盛り上げるための取組として、ベルサイユのばらを市が活用するのであれば、道の駅しょうなんも連携して動きやすい。

(佐々木委員)

 一方で、ベルサイユのばらはプロダクションの管理が厳しので自由に使うことはできない

(原田会長)

 コンテンツを有効活用していくことは、柏市にとっても明るい材料なので、是非検討してほしい。最後に2-3から最後までを合わせて、産業の今後として御意見を頂ければと思います。特に人材育成や中小企業の経営支援について如何でしょうか。

(大竹委員)

 中小企業にとっては人材確保が大きな課題となっている。特に技術者人材の確保が難しい。企業の話を聞くと知り合いの紹介で確保している場合が多い。

(原田会長)

 人材育成や確保と併せて、ロボティクスやAIの活用も大事になってくるが如何か

(池田委員)

 どの分野でも教育コストが課題となっている。現段階ではAIで全てを代替することはできないが、研修の前段階の補助ツールとして活用することはできる。最終的に技術の継承は人と人によって行われるものだが、AIを活用して示唆を与えることで労働生産性を高め、技術の習得時間の短縮や教育コストを削減することはできる。

 まだ研究段階の話だが、海外では政府機関がAIを活用している。また、伝統芸能や工芸などの技術は、20年後、30年後にはロストテクノロジーになりかねない。AIを活用して知識の集合体として残していく動きはあるかもしれない。

(佐々木委員)

 労務系現場の仕事はAIに置き換えることはできない。現状、労働力を確保していくためには外国人材に頼らざるを得ない。居住場所の確保など受入れ体制の支援があるとありがたい。

(原田会長)

 飲食業の現場では、配膳や接客ロボットの活用が見られる。まだまだかもしれないが、調理ロボットも広まっている。影響はどうか。

(渡辺委員)

 ファミリーレストランでは、配膳ロボットの活用がどんどん進んで今や当たり前になっている。消費者だけでなく私のような飲食をやっている人間も受け入れる側になっているので、これからどんどん普及していくのではないか。レストランでもスチームコンベクションという熱風調理器具が大小問わず導入されており、設定するだけで調理ができてしまう。

 ただ、火を使う、電気を使うといった選択によって料理の味や風味に影響するので、その選択は職人さんの有無によって変わってくる。

 柏市の特徴として、生産地と消費地が近いことが挙げられる。流通経路が少ないことはエネルギー削減に直結するし、我々飲食店がそれを発信することでゼロカーボンの動きに繋がる。

 また、創業塾の受講者には飲食業の方も多くいる。先ほどお話した機材の導入やお店を建てる際に省エネルギー化システムの導入助成があれば設備投資が可能になり、地産地消への理解が進むことでゼロカーボンの動きが進む。飲食業界から脱炭素の動きを作ることができる。

 更に、柏駅周辺には数値化やデータ分析に関する事業者があまりいないが、柏の葉にはそのような企業が多くある。現状、柏駅周辺と柏の葉地域の交流が少ないが、数値化やデータ分析を行う事業者が増えれば交流は進むと思う。

(山岸委員)

 人材確保については、これまでのお話のとおりだと思う。AIの活用については、難しいものではないこと、扱いやすいものであることを伝えることが必要。私もAIの活用によって業務効率が良くなって大幅な時間短縮となっている。まずはチラシやPR動画を作るなど、ちょっとした取っ掛かりによってハードルを下げていくことが大事。

(原田会長)

 最後に温室効果ガス排出量について如何でしょうか。3-1、3-2の取組指標にある産業部門と業務部門の違いは何か。

(事務局)

 産業部門は一次産業、二次産業が対象で工場や事業所の排出量、事業部門は三次産業が対象で、店舗や庁舎の排出量が対象となっている。

(佐々木委員)

 3人乗りの電動三輪自動車があってチョイ乗りに適している。値段が高いので手は出しにくいが、二酸化炭素を排出しないし、普及すれば温室効果ガス排出抑制に効果があると思う。神奈川県伊勢原市では、ふるさと納税の返礼品にもなっている。

6傍聴者

4名

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