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更新日令和6(2024)年11月8日
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第53回柏市第二清掃工場運営委員会(第39回定例会)議事録
開催日時
令和6年10月4日(金曜日)午前10時から午前11時10分まで
開催場所
南部クリーンセンター(柏市第二清掃工場)3階中会議室
出席者
(1) 委員
佐々木健、佐田幸一、米元純三、小川英夫、塚本竜太郎、渡邉勝蔵、杉本政章、松崎美佐子、池田晶生、篠田操(10名)
(2) 事務局
後藤環境部長
他14名
議題
第1 監視項目(令和6年2月~7月分)
事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。
質疑
(池田委員)
鉛の数値が高かったが、原因はわかっていないとの説明だが、推定とかでも原因が判らないのか。通常0.03(mg/L)が0.3(mg/L)ということは、非常に大きな変化だと思うが。
(事務局)
工場に持ち込まれる廃棄物の成分として何が入ってくるのか見えないところがあるので、搬入されたごみの中に含まれる鉛の成分が、平常値より多かったものと考えている。
(池田委員)
それでいいという判断なのか。基準値ギリギリだが、原因不明でもいいという判断か。素人としては気になる数値。
(事務局)
基準値は0.3(mg/L)以下なので、基準値の超過は確認していないが、状況によってはその処理をキレート剤で行っているので、キレート剤を増やす等により数値が基準値を超えないよう検討する。
(池田委員)
測定値が基準を上回るときはどう対応するのか。危ない数字が出ているのに、再発防止策等の対応をしなくていいのか。
(事務局)
結論的には原因不明であるが、ごみの中に電子機器の基盤や例えば昔の水銀体温計等のような重金属等が混入されれば、焼却すると計測が振り切れるくらい高い数値が出てしまうことがある。ごみの分別を徹底し、そのような物が入らないようにすることしか方法はない。
(池田委員)
それはわかるが、分別の方法等を市民に伝えているのか。
(事務局)
現状としては、ごみ出しカレンダーや市の広報等で分別の徹底を呼び掛けており、対策としてはこれしかない。
(池田委員)
数字がどんどん悪くなり、環境問題が起きてしまうと非常にまずいなと思うので、柏市としてどうするのかが重要。
(佐田委員)
3ページの騒音基準のところの補足説明(4ページ)の昼間(50dB以下)、朝(45dB以下)・・・の表記は、意味が分かりづらい。以下ではなく、以上ではないか。以上、以下の使い分けを確認すること。
(事務局)
表記を確認の上、改める。
(池田委員)
虫の声は、波形が取れるので、その波形を逆相いれて消すことができる。それをやってみては。虫が鳴いてるからその時期は測定しても意味がないでいいのか。
(事務局)
計量証明での測定は、公定法の騒音計を使う。周波数分析等で虫の声を消すことはできるが、公定法の騒音計ではそれはできない。時期を見て測定しているが、虫の鳴かない時期に測定するのが難しく、このような結果になった。
(委員長)
技術的に虫の声を消すことは可能だけれど、測定結果に手を加えてしまった測定数値では公式には認められないということではないか。
(池田委員)
それはわかるが、だから、数値が異常になっても別に構わないと理解するのは難しい。
(委員長)
実際に工場から出ている騒音が測定され、それを知りたいことなので今後引き続き時期をずらすとか別の方法を検討すること。
第2 周辺環境監視項目
事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。
質疑
なし
第3 報告事項
事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。
質疑
なし
第4 放射性物質対応経過
事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。
質疑
(米元委員)
空間放射線量測定は、保管庫等からの漏れのようなものを反映しているとの考えか。
(事務局)
指定廃棄物の保管に当たっては、厚さ30cmのコンクリートブロックで遮蔽しており、その外側の5地点を測定していて、コンクリートからの漏れがない状態だと認識しそのうえで数値の上昇はないかを確認し、漏れにつながる破損等がないかも併せて確認している。
(米元委員)
参考までに、2011年頃から保管が始まっていると思うが、そこからのグラフを示してほしい。放射能レベルの推移をみれば漏れがないかどうかもわかるので。
(事務局)
今後検討していく。
(塚本委員)
直近の国や県の仮保管解消に向けての動き等を示してほしい。今後要望活動の予定があれば併せて教えてほしい。
(事務局・清掃施設課)
指定廃棄物の県内1か所集約保管については、現在も具体的な進展はないが、早期解決に向けて今年の2月に環境大臣に近隣の5市で要望活動を行っている。環境副大臣から、問題の解決に向けた前向きな回答をいただいているので、引き続き近隣市と連携しながら、長期管理施設の早期確保に向けた取り組みを行っていく。
(塚本委員)
次の活動予定が決まっていれば教えてほしい。
(事務局・清掃施設課)
具体の日程はまだ決まっていないが、要望活動の機会としては、大臣が変わる時と考える。
第5 実施状況及び今後の日程
事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。
質疑
なし
その他
事務局から、北部クリーンセンターの長寿命化工事に係るごみ受け入れの一時停止に伴う南部クリーンセンターへの搬入について、令和8年9月までの予定を説明。
質疑
(篠田委員)
現在、しらさぎとの共同処理解消に向けた協議をしていることのようだが、これが整ったら旧沼南のごみを南部に持ち込むことになるので、時期が北部のごみ搬入と重ならないようにと町会で要望があった。
(事務局・清掃施設課)
基本的には、令和8年度中までは北部からのごみ搬入で、それ以降にしらさぎとの協議が整った場合は南部と北部での処理と考えている。
(池田委員)
5項の悪臭基準について、住民にとっては非常に重要と思うが、補足説明には夏は参考となっていて、あまり気にしなくていいと読めるがこれはどういうことか。
(事務局)
悪臭の測定については、夏の時期の測定時は草木が繁茂していてその臭気を拾ってしまい、評価指数が基準値を上回ってしまう事例があったので、信頼性確保のため夏ではなく冬の時期に測定することになった。
(池田委員)
状況は理解するが、それでいいかは疑問が残る。数字に於いては夏の方が高く心配であり、夏は草木のにおいが入るから測る意味がないというのはちょっと違うと思う。
(事務局)
監視項目の悪臭については、その目的が清掃工場のにおい(ごみ臭)が周辺環境に影響を与えているかいないかを知るための項目であるが、実際この工場の構造はごみの臭気を極力外に出さない構造設備で、実際の測定では工場のにおいがなかなか特定できない。このような状況の中で測定した結果については、参考程度の数値を提示している。
清掃工場稼働当初臭気モニターという制度を作って、ごみの臭気を感じた時はすぐに連絡をもらい工場の原因を調査する対応を行ったが、スタートしても連絡がほとんど無かったことから、2、3年ほどで制度を止めた経緯がある。
臭気測定は今後も継続するので、万が一工場に起因する明確な臭気が発生すればそれなりの測定結果が出るものと思われる。
(池田委員)
一応了解する。住民からの申し入れがしやすい仕組みが重要で、単に電話番号やホームページに載せるだけでなく、何かあったら早く手を打つような意識を持つことが必要。
(篠田委員)
臭気に関して、工場の周辺で草木を燃やしている時が何度かあって調べたら農地とかがあってそこで燃やすにおいが多いが、この建物から出てる話は聞いてない。
(佐田委員)
参考までに、他のごみ焼却場でもにおいの話については、非常に問題になっていた。ただ、臭気には環境基準がなく人の感じ方によるところが大きいので、非常に難しい問題。
ごみのにおいを一番最初に感じるのはごみプラントにいる職員なので、そこと連携すれば、早急な対応をとれると思うので留意していただきたい。
(小川委員)
放射能の測定の件だが、以前地下にある放射性廃棄物の保管場所の放射能測定をした記憶があるが、また近いうちに測定させてほしい。隣接町会の何人かで。
(事務局)
即答はできないので、持ち帰り検討し改めて連絡する。
傍聴人
なし
次回開催予定
令和7年3月19日(水曜日)
会議資料
第53回(第39回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料(PDF:1,328KB)
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